神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
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2004年05月29日(土) 住民投票条例・・・議提議案

 6月3日から始まる市議会6月定例会は議案1件のみで、繰越明許や報告が数件、人事案件数件、陳情・請願が10件程度と大変案件が少ない予定でありました。ですから、その分今まで以上に一般質問に力を入れて取り組もうと考えていました。

 ところが、共産党が議提議案で「常設型の住民投票条例」を提出するとのこと・・・。私の中では事態が一変してしまいました。なぜならば、その意義は十分に理解するところ、影響や実施など様々なことを鑑みると、自分自身で結論を見いだせていないからです。正直、対応を迷っています。

 通常、相模原市議会では意見書などを除き、議提議案が提出されることはほとんどありません。私が4年前に市長提案の条例に修正案を出したことさえ20年ぶりだとか言ってた位だからです。ですが、市長与党を表する方々は、市長提案以外の条例案などは私の体験上、微塵にも通すつもりがありません。また、小川市長は過去の議会答弁から考えると、住民投票条例制定には極めて消極的です。よって、間違いなく廃案になると予測されます。逆に、「廃案になるのだから迷う必要なし」と言われる方もいます。

 果たして、そうでしょうか・・・

 「あそこから出たから通すわけにはいかない」的な話の意味も解らなくはありませんが、良いものは良い。悪いものは悪い。の是々非々の対応が大切だと思います。これは市長に対してもです。盲目的な賛成や反対は決して奨励できることではありません。少なくとも重要な案件には推進・慎重問わず積極的な議論を行うべきです。実は、それさえも避ける傾向があるのも事実なのです。

 と、言うことで、私の中では大変重要な議会へとなってしまいました。勿論、これは私という次元の話ではなく、相模原と相模原市民にとってです。住民自治・パートナシップを標榜すればするほどです。逆に考えると、偽 住民自治・パートナシップ推進者も明らかになってしまうかもしれません。

 さて、対応はこれから、じっくりと議案を見て考えます。でも、これって合併協議も視野に入れての今回の提案だと考えると益々難しくなります・・・。


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