神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
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2004年04月24日(土) 年金未加入問題の根本は・・・

年金改革の法案審議が本格的(?)に始まったことを受けて、俄に論議が様々な場面で聞かれるようになりました。先の衆議院議員選挙での大きな論点でありましたし、基本的には国民の中で将来に対する現行制度への不安(?)が根強くあることが原因です。各党のマニフェストでは「抜本的改革」の必要性が述べられていますが、現状の流れはまだまだ小手先でしかないような気がするのは私だけではないでしょう・・・

さて、3閣僚が国民年金未加入であった(未加入時期があった)ことが判明し物議となっています。大変なことだと思います。閣僚や国会議員でさえ未加入で許されてしまう制度の問題点をあらわにしています。ましてや、法案提出者が・・・です。今一度、根本を考える必要があると思います。

そもそも年金に意識を持ち始めるのはいつ頃なのでしょうか?
自分の記憶からすると、年金なんてものがあることを知ったのは大学生の時でした。たしか、学生は未加入でよかったのが、ちょうどその頃から20歳以上は学生でも加入しなければならなくなった時期でした。母親からその話を聞き「学生の内は払ってあげる」と言われたことを憶えています。つまり20歳からの2〜3年間は親に頼っていた訳です。(当時は「ふ〜ん」程度にしか思っていませんでしが、今では大変感謝しています。)
でも、それは制度を理解していたのではありません。制度を知って理解した(少しだけ)のは自分で払うようになってからです。たぶん、多くの皆さんも同様ではないでしょうか。もっとも制度理解と言っても私の場合は、漠然と将来への掛け金的な発想でしかありませんでしたが・・・

つまり、社会人になる前は全然知らなかったのです。
中学でも高校でも、ましてや大学でも教わらなかった。やっと20歳の時に家庭で少しだけ教わった。だから全然意識もなかった・・・。選挙に対する意識も同様だと思いますが、その意義を認識する場面がなかったのだと思います。
学校の教育なのか、家庭の教育なのか、どちらかでもあるべきことが必要なのではと思います。これがない現状が問題の根本ではないでしょうか。

3〜4割も未加入者がいるような現行制度は問題であることは事実です。制度自体が最早成り立たなくなっていると言えます。政府は、政治家は直視すべきです。単純に未加入者が悪いではなく、そのような環境にしてしまった社会全体の在り方を考えるべきです。

さて、私自身ですが・・・最近「ちゃんと加入してる?」と冗談話で聞かれることがあります。


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先に述べたように、学生時代も母のお蔭で加入していました。その後は藤井先生の事務所を通して「2号被保険者」になっていました。叔父の市長選挙手伝いのために退職した7カ月間と、自分が立候補するので退職した時から現在までも全て加入しています。(自分で手続きしたので憶えています)
そういう意味でも母親には重ね重ね本当に感謝してます。


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