会派で視察に行ってきました。高松市です。 主な点は市町村合併についてです。(他に都市計画区域撤廃などもあります) 相模原と同じように人口が大きな高松市と近隣の町で協議をしている構図です。違う点は高松市から働きかけている点と各町(4町)毎に協議会を設置している点です。 進めている理由は、高松市長の公約であるようです。50万都市を目指して都市の風格を高めるのと、将来の道州制時(なった場合)の州都のためだとか。 協議会設置で驚くべき点は、町が住民投票を行い、その結果で協議会を設置していることと、幾つかの町が住民投票を住民発議で行っていることです。中には一度議会が否決したのちに住民投票で逆転したケースもあります。各町民が積極的に動いていることが判ります。 但し、それらは各町であり高松市民の関心度は低いようです。実際、このまま進めば高松市への編入合併になるので、市民生活自体はそれほど変わることがないからとのこと。大きな課題と捉えていて、アンケートを実施することを決めたようです。担当の方は結果について些か不安を抱いていました。相模原市の状況とダブっているように感じました。 もう一つ。香川県では既に合併した東かがわ市(新設合併)で、議員の在任特例を適用し、全ての町議が新市の市議になったことに対し、市民がリコールし選挙が行われた実例があります。このことにより、香川県での市町村合併については、今後議員の在任特例は適用しにくいと考えられているようです。 確かに、その通りだと思います。 合併の利点の一つに行政の効率化があります。議員数の削減も含まれます。仮に高松市が協議を行っている全ての町と合併したら、在任特例を適用すると約60名の町議がそのまま市議となり、報酬(給与)もあがりますし、40名の現高松市議の数を大幅に越えてしまいます。
概略を書きましたが、この他にも大変な様子は肌で感じました。いよいよ合併協議が始まる相模原市にとっても参考になる有意義な内容でした。
|