逢った直後のゆうとのメールのやり取り。
ゆう『あっプリクラもらうの忘れた。
でもプリクラを今もらったらまたひきずるからもらわないでおくよ。
ななはあんまり自分責めちゃだめだからね。
こうなったことは仕方ないことなんだから…。』
なな『そっか。ならプリクラはななが保管しとくね。
ありがとぉ。でもゆうを今まで傷つけてきたのはななだから…。』
ゆう『心配しなくても俺は大丈夫だから。強くなるから。
ななももっと強くなろうね。』
なな『うん。お互い強くなろうね。』
ゆう『そういえば昨日、帰らないでななに逢いに行く夢見ちゃったよ…。
でももう新幹線だから…。早く時間が忘れさせてくれるといいけど…。』
なな『ななが夢に出てきたのぉ?(笑)なんでだろぉ???
気をつけて帰ってね。時間が解決してくれることもあるよね。』
ゆう『夢だと間違ってななのカギを持ってたから届けるために逢いに行ってた。
でも実際は逢えないよ。全然キモチの整理がつかないよ…。』
なな『カギ?あっ、あのカギかぁ…。今逢うとまた辛いだけだよね。』
ゆう『またななの前で涙みせるワケにはいかないな…。次は笑って逢いたいね。』
なな『うん。次は笑顔で逢おうねっ!約束だもんね♪』
ゆうの中でまだ全然整理ついてなくて…。
あたしのこと忘れられそうもないとか、
辛いとか、弱音のメールばっかり入ってくる。
そして、ゆうはお酒に走った。
『飲まないとやってられないんだよ。淋しくて、ななのことばかり
考えちゃって…。でもななのこと思い出すと酔えないんだよ…。』
あたしじゃなきゃダメだって言ってくれるゆう。
あたししか信用できないって。
あたしのこと必要だって。
そんなゆうを見てるとまたキモチがフラフラしてきちゃって…。
でも今戻ってもそれは同情…。
また同じ事の繰り返し…。
あたしは何度も自分に言い聞かせた。
今だけの感情だけで動くのはもうやめよう…。
また後悔する。
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