ゆうと納得して終わりにしたはずなのに…。
お互いまだ整理がついてなかった。
りいたと出逢って、
りいたに甘えて、
りいたでゆうのこと忘れようとしてた。
そしてりいたのことどんどん好きになって、
あたしはゆうのこともう忘れてるって思ってた。
忘れてるっていうより、自分の中で決着ついたって、
想い出にできたって、そう思ってた。
でも、そうやって無理に納得して、忘れようとしてたことに気付いた。
思い出すと辛いから封印してただけ…。
いや、忘れてるふりをしてたのかもしれない…。
結局逃げてただけだったんだ…。
そのあたしのキモチ、りいたは見抜いてた。
だからあたしとゆうが連絡を取り始めたとき、りいたは不安がった。
りいたはいつかこの日が来るんじゃないかってずっと思ってたって言った。
別れ方が別れ方なだけに、お互いまだずっと好きなんじゃないかって…。
そして、あたしがゆうのとこに戻るのかと…。
戻らないとしても、ゆうが強引にくれば負けるんじゃないかと…。
あたしは押しに弱いのをりいたは知ってるから。
だから不安がった。
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