∈悲しい出来事。∋ |
2005年04月18日(月) |
土曜の夜に、実家のワンコがいなくなりました。 今は離れて暮らしているけれど、13歳の長寿で、がんばって長く生きてくれていた。 当日、庭の中で散歩していて、母が、「ちょっとゴミを捨てに・・・。」と、目を離した隙に、いなくなってしまった・・・。 高齢で、ガン持ち・・・と、足もおぼつかなく、目も見えない。 その日も、いつもと同じように、庭でネコとお互いのんびり遊んでいた。 どこかの穴にはまって出られないのでは・・・溝に落ちて上がれないのでは・・・、家族みんなで探し回った。 小さな段差も、溝の鉄板も取って、母はかなり遠くまで懐中電灯を持って歩き回った。 けど、みつからない・・・。
翌日に、お隣のワンコもいなくなってしまった。 お庭内に、ワンコの青空ペースを作り、晴れた日には外で遊び、雨の日にはその中のハウスで寝ていた。 念のため鍵で2箇所斡旋していたそうですが、壊されはずされていたそうです。 そんな作業は、ワンコはできない。 お互いに盗難の可能性も否定できなく、地域の交番に届け出ました。 ワンコは、「盗難届け」で、物を紛失したのと同じ扱い。 命のある、家族同然の生き物なのに・・・。
始めは、「ちょっとくらい大丈夫・・・。」と、目を離した母を責めた。 高齢犬なのに、庭の中でもその場を離れるというのは、無責任過ぎると・・・。 だけど、その思いも、日が経つにつれて、ワンコがいなくなった憤りや悲しみを、母に転化しているみたいで、何だか切なくなってしまった・・・。
今、ワンコは、どこにいるんだろう? 何をしているのだろう? ちゃんと、ごはんは食べてますか? 今日は、雨も降ってるよ・・・。 全てを悪い方に考えてしまうよ・・・。
けど、私の側には今、もう1匹のワンコが居て、守らなければならない存在がいる。 いつまでも、悲しみの中に居るわけにはいかないのです。 何だか、そんな自分が悲しいけど、今側に居てくれるワンコに、今癒されている。 もう2度と、こんなことは起こって欲しくない。 そして、帰っておいで。
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