∈終わりのない、病気∋ |
2004年11月08日(月) |
みなさん、ご心配おかけしてしまい、ごめんなさい。 メール下さった方、ありがとう。 ある意味、誰かに言葉を欲しくて、書いてしまったのもあるかな・・・卑怯かな・・・弱虫かな・・・。 仲良しさんからメールや、掲示板のカキコ、うれしかった!! ほんとに、ありがとう。ひとつひとつ温かかった。ありがとね・・・。
今は精神的にも凹み気味で、こんな時に、思いのまま日記を書く事は、ご心配をおかけしてしまうのではないかな?と思います。 でも、幸いといっていいのかわからないけど、今のあたしには、まだ書く力が、体力的にも精神的にもあります。 書くことで、精神的に落ち着きます。 意味もなく、綴っている文字だけど、たとえ、一人言だとしても、発言することで、今の思いを、何か残したいというか。 読んでくれてる方に、知ってもらいたいこと。矛盾した社会に言いたいこと。もし意味があるのだとしたら、そういう思いもあるかな。 何が言いたいのかよくわからないけど・・・。 今日も日記書きます。
今日も相変わらず。 まずとても心に感じたテレビのこと。 眠れず、2時までテレビ観ていた。 女流棋士で、幼い頃から病弱で入院生活、養護学校で勉強していた。 病を乗り越え、女流棋士にと、一時、有名人になられてた。 今は母の付き添いで、対局する日々。 「自立のことを考えたら、今の棋士は成り立たない。」 「その辺のことは、母もよく理解してくれてるから、今は将棋以外全て母に託し任せてる。」 その言葉の意味がわかるのは、今の自分・・・。 自立に過敏反応を起こし、ここから動き出せなく、病気になり、尚家族に負担をかける、この矛盾した自分・・・。
耳鳴りがひどくって、夜中は腹が立って、耳を引きちぎってしまいたくなった。ほんとにたかが耳鳴り、されど耳鳴り。これは経験者しかわかりません。 聞こえは、MDウォークマンのイヤホンを片耳だけすると、あきらかに変。 普段の音は、家の中の静かな生活だし、片耳で聞こえる。 でも、たぶん聞こえてない音もあるんだろな。隣の部屋のテレビとかは、気付くとあれ?テレビついてた?って感じで、わからなくなった。 プレドニン効いてないなぁ(凹)って感じです。
訪問看護師さんが、耳鼻科の先生と連絡取って下さって、直接携帯で先生と連絡が取れた。母が出たのだけど、「プレドニン飲み始めてから、耳鳴りがひどくなって。」と言ったら、「それなら、プレドニンやめますか?」ってなった。 その後、看護師さんと電話を変わり、結局、検査してみないと評価はできないから、今のままプレドニンを飲んで、水曜にどうするか決めるということになった。 耳鳴りがひどいのは?プレドニンの増量のためなのか?それとも病気が悪くなってるから?何とも言えない。 プレドニンのせいと言えるものもない。 こっちにしたら、簡単に、増やしたり減らしたり、モルモットじゃないよ!と思う。 今はこういう状態だから、減らした方がよいとか、増やした方がよいとか、きちんとした説明が欲しい。 というようなことを看護師さんに言って、「検査しないときちんとした指示は出せないから、水曜に診てからどうするか考える。」って先生が言ってたよ。と説明してくれた。
もしも、プレドニンが効いてないという判断になれば、ステロイドの治療はできないし、治療法はないことになってしまう。 どうなることやら・・・。 他にも、眼科からは、副作用で眼圧が上がっていて、緑内障になる可能性もあると言われている。 治療の限界かな・・・。 入院は誰でも嫌なもの。入院はしたくないと誰もが言うけれど・・・。 治療のために、入院しなきゃいけない。 治療手段がなく、入院しなくてもよい。 どっちがいいかな・・・。 治って、入院しなくてよいがいいな・・・。
一応、入院になれば、部屋は予約してくれてると看護師さんは確認してくれたし、当日、また部屋がない!ってことはなさそう。 それだけでも、安心した・・・。 治療は、ステロイドの大量投与で、今でさえ抵抗力が低下してるので、感染症を予防し、個室ってことになってる(もちろん実費だけどね・・・)。 退院も、感染予防のため、うちの主治医はどの患者さんも早いんだとか。 もちろん、部屋代もバカにならないくらいかかるし、保険点数での入院日数の制限も厳しくなってることもある・・・。 でも、するべき治療したら、早く帰りたいのは、誰もが同じ・・・。
今まで、病院に行けば、いつでも最善の治療をしてもらえる。 って当たり前のように思ってた。 今回はしみじみ覆された。 病気になっても、運・不運がある。 入院でも部屋が空いてなかったり。 治療したくても、できない体の状態だったり。 そういうのも、病気になってからの運・不運に、運命はまかせられるのかもね・・・。 治療って、医療スタッフと、患者以外にも、もっと運や不運に動かされてる部分ってあるんだな・・・。 あの時、入院できてれば・・・治療ができてれば・・・ってなことは、後からの結果として残るだけ。 悲しいけど、それが人間の及ばない運命。
今日は、精神的に凹んでいることもあって、2時間も訪問看護師さんと話していた。 医師との関係の難しさ。医師はプライドもある。気持ちも感情もある人間。 治りたい気持ちは、患者と同じ目線でも、患者の思いとズレてしまうこともある・・・。 今の日本には、いっぱい病院があり、ある意味、医師も選べる時代。 だけど、重度の難病患者や、病院から追い出された患者の、受け皿はきちんと整備されていない。 在宅医療をしている病院は、数える程しかないし、難病のように総合的に診る必要性があり、医院では限界なこともある。 病院を選ぶにも限りがあるし、他の病院をセカンドオピニオンするにも、通院手段や本人と家族に精神的にもかなりの負担がかかる。
今は、医師を信じ、よい関係を築くことが大切だと思ってる。 いろいろ病院を変えるよりも、ひとつの病院と医師で、一人の人間として診てもらいたい、よい関係を持ちたいと思ってる。 けどある意味、よい関係を築こうとするばかりに、医師に気遣い、顔色を伺い、医師の一言に過敏に反応し、いつ見放されないか・・・という、精神的なストレスにもなってくる。 看護師さんが、こう言ってた。 「患者さんにも、強者と弱者がいて、強者の患者さんは医師と(治療方針や相性など)合わなければ、病院を替わり、そこで合う先生とよい関係を築けることも多い。けど、(あたしのような)重度難病の患者さんは、なかなかそうできる手段がなく、ある意味、病院の言いなりというか、受身になっちゃってる部分もあるんだろね・・・。」と。
医師も人間。患者も人間。 前に、病棟医の先生が言ってたこと。 「治らない患者の病室には、行きにくくなる。」 「申し訳ないと思いながら、正直気持ちの重荷となり、離れてしまう。」 という言葉を思い出す。 医師との信頼関係も、しょせん人間関係と似たようなものなんだけど、そこに生命と、ひとりの人間の人生があることだけは、忘れないで欲しい。
あたしはこの病気で誤診の経緯もあり、医療に完全に信用できない。 病院は治してくれる。医師には間違いはない。 ってことは、絶対と言えるくらい、ない。 誤診の経験も、今日初めて看護師さんに語ってしまった。 でも、いろんな面を知ってもらう、自分を知ってもらうという意味で、よかったのかも。 今まで、在宅で関わってきた看護師さんで、ここまで深く付き合う関係を持てなかったし、ある意味、「現状を受け入れ、妥協する人」がほとんどだった。 医療には限りがあるし、制度には限界がある。 それは現実だけど、現場の人に、それで納得や受け入れて働かれるのは、悲しい・・・。 それでも、どうする?今どうする? って、動ける人って、動く人って、案外いない・・・。 何もしない方が、何も形を変えない分、波風立たず、表面上は平和なのかもしれないけど(裏では大波立ってるけどね・・・)、動くのには、痛みを伴っても、そこから動こうと一歩踏み出してくれる人って、あたし達のように在宅で暮らしている人間には必要だな。
いろいろ悩み、不安、思うことはあるけど、終わりのない病気なので、あんまり頑張り過ぎないように、過ごすしかないね。 悔しいことも、自分の力の及ばないこと、運命に逆らえないこと、しょせん人間の力って、小さいな・・・って思わされる。 治るか、治らないか、運はどう転んでも、現実は受け入れるしかないわけです。
思えば、何日も前から、目が出血したり、口内炎多発したり、ストレスとか・・・思い当たることもあるわけで。 ここで反省して、自分を責めても仕方ないけど、みなさんもくれぐれもご無理なされませんように・・・。 病気するだけで、大変だもん。あたしが言うのも何だけど、みんな頑張ってるよ!
じゃあ、どうなるかわからないけど。 またグチりにくるか、よい報告をできるか・・・。 後者になりますように!祈 入院したら、携帯から更新かな・・・。 とにかく、できる状態である限り、報告したいと思います。
それより、水曜に、検査結果よくて、帰ってきたいよ!!! そうなるように、みんな祈ってて下さい(遠慮もなく書いてごめんね・・・)。
イベント結果、遅くなってごめんね・・・。 元気になるまで、待ってくれるとうれしいなぁ。 きっと元気になるから!
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