99745..チェリー
年老いること
2003年09月10日(水)
昨日の深夜番組を録画して、観ました。
以前、お友達から教えてもらったある番組を通しての、カナダに暮らすある少女の、ドキュメントを観た。
プロジェリアと言われる、人の10倍の早さで、年老いていくという病気を診断されている11歳のアシュリーちゃん。

番組内で、彼女はこう言っていた。
「もう一度生まれ変わったら、私になりたい。」
「だって、私は私が好きだから。」

彼女は、自分の病気を、きちんと消化している。
きちんとみつめ、今を生きている。

そして、彼女の周りには、愛するお母さんとおばあさんとひいおばあさんと、大好きなペットと、手をつないだ親友。
その一人一人が、彼女と今日をつないでいて、彼女も周りのみんなを愛している。
何か、うまく言えないのだけど・・・。

「今を生きるものは、いつかは必ず死ぬのです。」
そう・・・人間だけなんだよね、生きるもの達の中で、自分の命がいつの日か終わりを迎えることを知って、この今を生きてるのは・・。

11歳という年齢で、ここまで達観した精神を持った彼女の言葉に、感動なんてものじゃなく、人として尊敬する気持ちを抱いた。


ここから、ちょっと話がそれるのだけど・・・。

人はきっと、自分が病気になったり、障害を持ったならば、それぞれの生き方で、生きていけるんだと、思う。

「もしも私が、この立場になれば・・・。」と、私ならできない。とか、マイナスのことを聞く機会もあるのだけれど。

生きてたら、きっと、自分の運命というか、人生をみつめ、そうして生きていけるものなのだと、思う。
生きてる限り、もしも辛いことあっても、ある意味何とかなるし。
病気は、辛いことばかり教えてくれるわけじゃあ、ない。

それに、あたしも、病気も含め、今の私だと思っている。
きっと病気に出会わなかったならば、今のあたしはいないと思うから。


特養で働いている友達が、利用者さんからのクレームに泣かされていることを知った。筋が通っていないわがままクレームの裏には、その利用者さんの、今まで生きてきた人生の切なく深い重みがあるような気が、ふとした。
もちろん、そんな綺麗事だけでは、簡単に片づかない。
でも、悲しい年の重ね方は、したくないな・・・って思った。

正直、どうしようもなく体が辛い時、病気の進行を受け入られない時。
そんな時は、周りのふと平和さに、ひがんでしまったり、妬んでしまったり。
人間だから、汚い感情も生まれる。

だけど、自分の受ける痛みを、人への痛みで、解消してはいけない。
と、思う。

妬んでも、ひがんでも、そこからは何も生まれはしない。
もっと空しさや、孤独に追い込まれていくだけ・・・。


でも、人が年老いていくことって、何だろう。
・・・悲しみ?
きっとそうじゃないと、思いたい。
私は、その番組から、彼女から、そして、今日までの自分の毎日から、彼女ほど学べてないけど、まだ少ししかわからないけど・・・感じたことがある。

人はきっと、生きてる間は人生修行の積み重ねなんだね。

でも、こういった、考え方、感じ方自体、同年代の人とズレている・・・。
それが、ちょっと、やはり孤独かも・・・。


だんだん日記が長くなっている・笑
でも、気持ちが伝わると言って下さり、うれしかった。


元気そうにこんなこと書いていても、今日は、一日寝ていた。
痛みが、すごかった。2月に退院してから、一番のすごさでした・・・。
今少し楽になり、起きては書いています。

ありがとう。体。がんばれ、体。

明日から、治療に入るかもしれません。
というか、夕方、先生と連絡取って下さり、大目のステロイド使うことになりそうです。

昨日の真夜中から午前中は、息苦しさがたまらなかった。
痛いのも辛いし・・・。
唇も、痺れている。

今もだんだん、息が苦しい・・・。

訪問看護師さんが、来られていた時は、弱気になっていたけれど、何が起こっても、起きても、大丈夫、精神を忘れずに。
きっと大丈夫・・・。

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