∈過去∋ |
2003年04月02日(水) |
どこかで甘えている自分がいる。 それが甘えなのか? わからない。 こういうのを、大人気ない、というのかもしれない。 みんな抱えるものを、なだめて、受け入れて、そうして乗り越えて、生きてるのだから。
温かな人々は、こんなどーしようもないあたしの話を、聞いて下さる。 うなずいてくれる。 そして、あきらめないで居てくれる。 そうして会話しながら、やっぱり他人なんだよなーと、どこかで冷めてる自分がいる。
それでも、側にいてくれる。 こんなに温かな人達なのに。
一番大切なことを、打ち明けられないまま・・・。 今日も、大事なタイミング逃してしまったのかもしれない。 笑って、笑って、ごまかして・・・。 笑顔の仮面で、隠してしまった。 もうこんなに、一人で支えられないのに。 ボロボロ・・・なのに。
だだこねてるわけじゃあない。 子供じゃないんだから。 投げやりになってる、でも、ない。 冷静な自分がいる。 自分の力で立ち上がらないといけない。 前向かないと、いけない。 いつまでも、後ろ向いてばかりではいけない。 いけない。ことに、心が埋もれてく。
病名がわからなくて、心因性と言われ、一人っきりで膝抱えてうずくまる、ちっちゃな、過去のもう一人のあたし。 自分に原因がある、あたしが悪いんだと、自分を責めることで、ココにいられた。 それから、病名がわかって、「今を受け入れなさい。」なんて言われても・・・。 自分に非があるなら、治すことだってできる。できたのに・・・。
あたしのどこが悪いのか? 何年も自分と向き合ってきた。 隠れて自己導尿してきた。吐きながらリハビリしてたことも、誰にも言わなかった。
人って、一番怖い。 他人を否定することができるから。 病名ひとつで、人が人を否定できる。 そして周りも、病名ひとつで、左右される。
どうして、今こんな体になったのか? わからない。 再発してしまうのか? わからない。 「今」の周りの人は、「誰のせいでもない。」と言う。 でも、やっぱり、あたしの病気に振り回され、悲しませ、ベットに横たわるあたしに。
過去を振り返る度に、周りを悲しくさせてしまう・・・。 あたしの悲しい顔、後ろ向きな表情は、側にいてくれる大切な人を悲しませてしまうから・・・。 嫌な感情は、封印するべき。 それが、今を前に進むということ。
だけど、あたしの中では、何も終わっていない。 あの時のあたしが、今も胸で泣いている・・・。「助けて・・・。」と。
今あたしの手を握り締めてるあなたの手も、背中をトントンとリズミカルに叩いてくれる、温かなあなたの手も、いつかどこかに消え去るんだ。 そして、やっぱりあたしは一人ぼっちになるのかもしれない。
人が怖い。 怖くて、どうしようもない。 きっとあたしは、自分さえも信じられないのだろう。 堂々と胸張って、前向き歩く自信さえ消えて、彼方へといなくなった。
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