99745..チェリー
がんばれあたしっ!!
2002年11月12日(火)
ある人に言われた。
ある人・・・と書くのも、どーだかだね。
ちょっとしたきっかけで、知り合った人。
とても、いろんな視野が広い人。
いろんな方面の、勉強していらっしゃる。

「障害持ってる人とか、みんな一緒ですって社会はまとめようとするじゃないですか?」
「あれって、ちょっと違うと思うんだよね。」

「たとえば、みんな一緒だからとか示すことで。問題点解決せずに、まとめたふりしてるような・・・。」

そんなこと話聞きながら。
ふと思った。
「平等」って言葉も、使い方、難しいよね。

あたしはね、一時期、車イス生活になった初期に、「みんなと同じ」に追いつきたくて、必死にリハビリがんばったんだ。
リハビリ入院して、日常生活のほとんどは、自分でできるようになった。
でも・・・どんなに一人でがんばっても、車イスになったあたしには、「できないこととがあること」にもぶつかったんだよね。
それは、退院して現実社会に出てから、ひしひしと気づいたこと・・・。

今は、あれから、何度か再発して、今年も障害進んでしまって、「できないこと」の方が増えたんだケド・・・。

でもね。今のあたしは、「みんなと同じ」になりたいとは、思わなくなったんだ。

個々って、それぞれの違いが、いいんだって思うから。
「価値」って、それぞれの違いのよさを認めることじゃないかなー。
みんな、それぞれだから、いいんだと思う。

過去のあたしには、気づけなかったことに気づかされたり。
車イス生活だから、気づいたこと、教えられたことも、いっぱいあったし。
そんなことに、気づかされた。

その方はね、身近に、寝たきりの高齢者の方がおられて。いろんな「福祉」や「障害者」のこととか。「バリアフリー」なこととか。考えるようになったんだって。

これからの高齢化社会の到来とか。
ほんとに、みんなにとって、身近な問題。

でも、社会って、そんなそれぞれの人が、みんなで共に生きてるんだよね。
個人を大切にすることも、みんなを大切にすることも。
一人のために、みんなのために。

あたしね、過去の自分に嫉妬しちゃってるんだよ・・・。
車イスでも、何でもできてたあたしに。

「あの頃なら・・・。」とか。

あの頃は、あの頃で、いろんなことに悩んでたはずなんだけど。
今ほど、後ろ向きじゃなかったから・・・。

何かねー。精神の変動がかなりきてた、ここ何日か。
夜が、怖かったり。
暗いのに、怯えたり。
たぶん、あたしのココロの何か、にね。

親との、距離感感じるんだよね。
そりゃあ、親には、親の仕事や生きる場所あるわけで。
あたしも、もう成人した大人だし。

でもね、インターフェロンの話しても。聞いてもくれない。乗ってもくれない。心配も・・・してなくっぽい。
これで、入院して、ちゃんと打ってくれるの?
一緒に勉強してくれるんだろか・・・?
逃げてるんだよね・・・結局。

「何とかなるやろ。」
「注射なんてしなくても。」
「これ以上悪くなるなんて、そこまで神様ひどくないって。」

「・・・甘いっ!」
甘いよ。そんな甘くないよ、この病気は。
もしくは、あたしの病状は。
神様も、びっくりだよ。手妬いてるよ。

夕食の時、ぶつかってしまった・・・。
でもね、覚悟できた。
入院中、あたしが鍛えてあげるし。
病気なんかに、悩んでる場合じゃないんだよー。振り回されてる場合じゃないんだよー。

病気になっちゃったけどさぁ。
仕方ない、とも思えないけどさー。

でも、病気・・・だけに、人生・毎日潰されたくないじゃん。
もっと、強気にいこうよっ!!

まずは、あたしが元気にならないと。
家族も沈む・・・。
そのことにようやく、気づいた。

もうあたしは、家族のために、励まさない。
あたしのために、あたしは、強いココロになるんだっ。
元気出せっ。ふれふれ〜あたし♪


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