99745..チェリー
芋堀りへと〜♪
2002年10月27日(日)
ほんと寒い。冬が来るんだなぁ。

朝から、父の会社の友達の、田んぼについて行った。
「おいで〜。」と言われて。
田んぼなんて・・・車イスで行けるの?と不安気だったが。
まぁ、行けないなら、車内で待ってればいいやぁと思って。

作業は、芋堀り。
その調達、いわゆるおすそわけしてもらいに。
やはり、田んぼには入っていけなく。待ってようかとしてたら。
おじさんと父で、車イスごとあたしをかついで。田の下まで、降ろして下さった。
「もっと、側まで見においで〜。」と言って下さって。
うちの犬と、二人で、ジーッて眺めてた。
芋の掘れる様子は、何か、気持ちいい。
芋が「生きてる〜」って。生が伝わってきて。

途中から、寒くて寒くて。
犬を抱っこして、温もりおすそわけしてもらいながら(笑)
で、20本くらい、芋もらってきちゃった☆他にも、だいこんやら。
隣の田んぼの方の、小松菜までいただいて。
今晩のごちそうとなることでしょう♪
ほんと、楽しい貴重な時間を、ありがとうございました。

お野菜って、スーパーであるもんじゃないんだよね。
土のついた野菜は、温かかった。

昨日、母に、「あんたは、愚痴しか言ってない。」と言われた。
ここ数日の、あたしの気持ち。思ってたこと。
確かに、愚痴ばかり・・・だ。
「もう過去を、どうこう言ったって、仕方ないでしょ。」
母から言われた、意外な一言。
いつも、あたしから、母にかけていた言葉だったのに(笑)

何か、話したら、スーっとした。
ある方に、今、心から素直になれる人に。
ほんとのココロも明かしてしまった。

ここから、逃げたくなること。
もう、疲れてしまったこと。
精神科に通いたいこと。
でも、それって、逃げにしかならないのかなー。

前に、MSと診断つく前に、精神科に紹介されて。
詐病の疑いと言われてたこともあって。
いろいろ問い詰められて。精神的疾患みつけるのに、必死にされてるって雰囲気で。
精神科ってのに、いい印象持ってない。
過去のトラウマまた引き出しちゃいそうだし。

中学時代にも、思春期科ってのにも、通ってた時期があった。
それも、慢性すい炎と診断がつく前に。
登校拒否・・・と言われ続けて。
病院への不信感は、幼なココロから、続いてるんだよね・・・。
でも、あの時のカウンセラーの先生は。
ココロの問題みつけるとかじゃなく。
「体のしんどいこととか、辛いことは何でもここでは話していいんだよ。」と。

ほんと、体もしんどくて、そのこと誰にもわかってもらえなくて。限界まできてたから・・・。
ココロから、ホーっとしたなぁ。

ココロの弱み見せるのって、負けですか?
前向きなまま、強く生きなきゃですか?

そんなこと、ないと思うよ。
言いたいよ。
もっと、人に頼ってもいいんだよ。
甘えてもいいんだよ。
人は、みな強くないんだから。

ある人に言われました。

「障害者は、人に頼ることに慣れ過ぎてる。」

「だから、して欲しいとお願いしてくるまで、こっちから何も助けたくない。」と。

確かに、あたしも、こうして愚痴ったり。人に悩み話したり。
一人で解決できなかったり。

「障害」という部分において、精神的にも、周りの人の支えになってもらってます。
たぶん、たった一人ぼっちなら、ここまでこれなかっただろうな。

だけど、それと同じくらい、「自分で何とかしなきゃ。」という思いも持っていて。
時として、助けてもらうべき時に、素直になれなくて、自分を追い込んでたり。
「できない」自分を責め続けたり。

「何かお手伝いすること、ありませんか?」
その一言で、伝えるきっかけとなる人は、あたしの経験以外にも、たくさんおられると思います。

自分のことは、自分で伝える。
それは、大人社会の、基本です。
それを、こんな風に求めることは、甘えてるのかもしれません。

でも、自立性や自主性だけでは、ほんとに生きれますか?
人は、一人では生きられない。

「泣きたい時に、泣ける社会に」。
「やさしい社会」になればいいなって思う。

この憂鬱感は・・・。
この季節に、よるものなのかなぁ。

病気の確定診断ついたのが、ちょうど去年のこの頃。
発病したのも、ちょうど、この時期。
車イス生活になったのも、この秋。
ちなみに、クローン病で、一番苦しかった時期も。

入院は、トータル1年、経験してるけどね・・・笑
それを、何クール?
自慢にも、ならない話(汗)

病気に負けず、がんばってる少女(という年でもないが・汗)になれない。
車イスだけど、明るくも、ない。
だけど、暗くもないよ。
いいことばかり、ここで書けない。
それは、あたしについて、偽りだから・・・。

もし、それをお望みで、ご気分害していらっしゃる方がおられれば、申し訳ない限りです。

でも、ここでは、正直なあたしでいたいし。

あたしは、悩むこと、落ち込むことを、マイナスとも不幸とも捉えていない。

人は、考えるために、生まれてきた。

生きる意味を考える機会を与えてくれた、この病気に、感謝しています。

追伸

「自分のことは、自分で伝える。」
自立性・自主性を持って、大人になろうと、踏ん張ってるこの頃。


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