ご無沙汰になりましたが。16日(昨日)の日記の続きです。
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久しぶりに。そうると言い争いをした。 とゆーか。あたしが一方的に言い負かされた。 そうるは完璧にあたしを誤解してたし。言い返したかったけど。 その時は。何を言ってもちゃんと受け止めてもらえん気がして。 あたしは言いたいことの半分も言えんかった。 だんだん滲んでいく夜景が。やけに悲しかった。 でも悔しかったから。涙は必死で堪えた。
そうるはいつもそうやと思う。 あたしをちゃんと分かってるようで。分かってない。 自分の鋭い言葉であたしがどれだけ痛い思いをするか。分かってない。 いや分かってるからこそ。わざとグサリと突いてくるんかもしれん。 だとしたら。ほんま相当なサディストやとも思える。
そうるのそんな性格は嫌いじゃない。でも時にめちゃめちゃ痛い。
言い争ったのは。あたしの就職関係のことやった。
あたしは今のところ2つの病院から内定をもらってる。 ひとつは大学病院で。もうひとつは民間病院。 ランクって言い方はイヤやけど。大学病院の方がいい病院と思う。 設備も整ってるし。最先端の医療がそこにはある。 そんな恵まれた環境で働くことは。自分にもプラスになると思う。
民間病院があかんとは言わんし。あたしは最初そこに行くつもりやった。 あたしの関わりたい分野が。その病院ではけっこう重点的に行なわれてたし。 やりたい内容で選ぶことも。重要なことかもしれんと思った。 でも実は。あたしが民間病院に行きたいと思う理由のひとつに。 そうるに言わせれば。不純やってものが含まれてた。
それは。その病院がそうるの家の近くにあるってこと。
それがどうして不純なのかが。あたしにはちっとも理解できんかった。 あたしは別に。そうるのそばにいることを第一に挙げて。 その病院で働くことを選択肢に含めたわけじゃない。 設備とか病床数とか。それ以外の点も考慮して。ちゃんと選んだ。 ただ条件のひとつとして。場所を考えたときに。 あーそうるの近くにおれるなって。ちょっと思っただけのこと。
それの何が。そんなに文句言われるほど間違ってるんやろう。
「あんたもうどっちの病院行くか決めたん?」 「うーん。たぶんB病院(大学病院)行くかな。」 「まぁ民間と大学やったら大学病院やろ。妥当に考えて。」 「んー。でもA病院(民間病院)もありやねんけどな。いい病院やし。」 「そうなん。うちにはよー分からんけど。」 「それにA病院やったらあんたの家の近くやし。」
・・・ここからそうる。思いっきり不機嫌。
「そーゆうこと基準にして選ぶなよ。職場を。」 「・・・いや別にそれだけで選んでへんし。」 「そうかな。なんか違う気がする。」 「・・・なによ。何が違うんよ。」 「分からんけど。そーゆうとこで頼られても困る。」 「・・・・・・。」
・・・何言ってるんや。この人は。
「何かあったときにうちのせいにされたくないし。」 「・・・・・・。(別にせんわ。そんなもん。)」 「そこまであんたの将来に責任もてんし。」 「・・・・・・。(もってくれなんか頼んでへんやん。)」 「そーゆうあんたの考え方ってどうかと思う。」 「・・・・・・。(誤解しまくりやんか。決めつけんな。)」 「そーゆうあんたは好きじゃない。」 「・・・・・・。(・・・なんやねん。)」
・・・何を勘違いしてるんや。この人は。
だんだん途中から。反論する気もなくなってきた。 めずらしく突っ走ってるそうるの思考に。ついていけんかった。 たぶんそうるの潜在意識の中に。もともとあったことなんやろう。 あたしのことを。自分に寄りかかるダメ女って思ってたんやろう。 そんなことを考え出したら。もう本気で悲しかった。
あたしはそうるのことが好きやけど。大好きやけど。 完全にそうるに寄りかかって生きてるわけじゃない。 そうるのことを考えてると楽しいし。実際しょっちゅう考えてるけど。 自分に関するすべてのことと関連させてるわけじゃない。 そうるがそばにいれば幸せやし。一緒にいたいと思うけど。 それを職場を決めるときの第一条件にしようなんて思わへん。
そこまで情けない女じゃない。そこまで低レベルな女じゃない。 別にそうるがおらんと。何もできんわけじゃない。 なんでそんなふうに思うねん。勝手に決めつけるねん。
あたしにだって人並みのプライドはある。 そんなふうに思われて。はいそうですかなんて許さへん。 いくら相手がそうるでも。いや他でもないそうるやからこそ。 その程度の女やと思われてたのが。我慢できへん。
ばかにすんなよ。見下すなよ。何様のつもりやねん。
ねぇそうる。あんたは愛と依存を一緒にしてる気がする。 だからあたしが。あんたを好きや好きやって示すほど。 依存されてるような気がして。誤解していくんやと思う。 確かにそれは同じやと錯覚しやすいけど。違うものやで。
あたしはあんたが大好きやけど。大好きやからこそ。 できるだけ依存せんようにしようと思ってる。 寄りかかりすぎて。あんたを疲れさせんようにしようと思ってる。 もちろんあんたのためだけじゃない。あたしのためでもある。 一方的に乗りかかって。あんたが壊れたとき。 あんたから落とされた衝撃は。相当なものやと思うから。
でももしかしたら。あたしのそーゆう見えない努力を。 あんたは見抜いてたんかもしれんとちょっと思った。 この愛は依存じゃない。依存になりかけるけど。依存にはしない。 そう思ってあたしががんばってることを。あんたは知ってたんかもしれん。
でもさ。それ以前に。あたしはあんたに聞きたい。 一緒にいたいと思うことは。果たして依存なんかな。 相手を好きなんやったら。当然の感情じゃないんかな。 それをあんたは。おおげさに依存っぽく解釈してたけど。 そんな難しいことじゃなくて。ごく自然な感情じゃないんかな。
だってさ。あんたは春からも今までの大学生活が続くけど。 あたしは社会人として。完全に新しい世界に入っていくわけやし。 そこにはどうしたって不安とかついてくるもんやん。 そーゆうときに。あんたがそばにおってくれたら安心するって思うだけで。 あんたの解釈では。あたしがあんたに依存してることになるん?
それやったら。何のために付き合ってるんか分からんやん。
ねぇそうる。なんかね。難しいよ。 あんたの考えてることはあたしには難しい。 もっと簡単に考えてよ。気持ちは理屈じゃ説明つかんものやん。
好きやからそばにいたいと思うし。好きやから離れたくないと思う。 でもだからといって。それをすべての基準にはせーへん。 自分のことは自分のこと。相手のことは相手のこと。ちゃんと線引きして考える。 あんたもそうやろ。だったらあたしだってそうなんやよ。それだけのことやん。
あぁ。分かってほしいのに。なんでうまく伝わらんのやろう。
↑そう言われたって。分かり合えてないんじゃ意味がない。 |