***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年12月09日(火)君がかわいくて。

今日は。あたしはちょっと寝坊した。
寒くてベッドから出られずに。ぐずぐずしてたら。
気づけば10時になってて。あちゃーと思った。

まぁ今日は研究室に行く用事もないし。
ふとんはあったかいし。もうちょっとくるまってようかなー。
そんなことを思ってふと携帯を手に取ったら。メールが届いてた。
サブディスプレイの色は。そうるのメール専用のライトブルーやった。

おやおや。朝からメールなんてめずらしい。
そう思って開いたら。相変わらずの無愛想メール。
でもちょっとめずらしかったのは。やや長めの愚痴(?)やったこと。

タイトル:無題
今日は公聴会。風邪やのに。
鼻すするわけにいかんから薬飲みたい。
でも薬飲んだら確実に眠くなる。
飲まずに鼻水と闘うか。飲んで眠気と闘うか。
どうしよう。かなり本気で悩むねんけど。

メールを読みながら。かなりにやけてきた。
ベッドの中で。あたしはクスクス笑ってた。

鼻水とか眠気とか。朝からあほやなー。
でも。けっこう真剣に悩んでるんやろうなー。
ちくしょう。かわいいキャラじゃないくせに。
なんかかわいく思えてくる。あぁずるいヤツ。

そんなことを思って。朝からちょっと幸せになった。
「鼻水とか眠気とかより、薬飲んで風邪治すこと考えなさーい。」って。
メールを作って。がんばれよーって思いをこめて送った。


そして夜。そうるから今度は電話がかかってきた。
おやおや。電話なんてなおさらめずらしい。
公聴会ちゃんと終わったんかな。
でも打ち上げあるって言ってたのに。
そう思いながら電話に出た。

「もしもし?」
「もしもし。うち。」
「あーうん。今どこ?後ろうるさいけど。」
「あー公聴会の打ち上げやってるとこ。」

そうるは。どっかの飲み屋さんからかけてきたみたいで。
ザワザワした音が。電話口から聞こえてきてた。

「なんかさー。限界きたから抜けてきた。」
「限界?え。どしたん?」
「うち以外男ばっかりの飲みやねんけどさ。」
「うんうん。(実際そうるの研究室は男だらけ。)」
「なんかもう。下ネタばっかりでうんざりやねんけど。」
「あぁ・・・(苦笑)。」

その場の状況が。一発で浮かんできた。
男ばっかりいる中で。当たり前のようにそんな話になって。
適当に笑って見せるものの。居心地が悪いそうる。
でも周りの男の人たちは。そんなそうるに気づかない。
てゆーかそもそも。そうるを女として認識してない(苦笑)。

なるほどな。そりゃ困るわな。電話もかけてきたくなるわな(涙)。


相当我慢してたらしく。そうるの愚痴は止まらんかった。
後から後から湧き出るもんやから。あたしはうなづいて聞くだけやった(苦笑)。

「なんかさ。うちは男っぽくいたいと思ってるけどさ。」
「まぁ実際そんな感じであることも多少は認めるけどさ。」
「うちの前でそんな話されてどう反応せーっちゅーねん。」
「まさか喜んで聞くわけないやろっちゅーねん。」
「『やめてくださいー!』ってキャラでもないっちゅーねん。」

「しかもうちバイクで来たからウーロン茶しか飲んでへんし。」
「シラフで聞いてたらほんまツライ。てゆーかむかつく。」
「しかも先輩やから下手に文句も言われへん。」
「OLにでもなった気分や。セクハラや。まじで。」

ふんふん。ふんふん。
あたしは相槌をうちながら。だんだんおかしくなってくる。
むかついてるそうるを前にして。笑うわけにもいかんのやけど。
そうるが必死であればあるほど。かわいいなーと思えた。

「はー。言うだけ言ったらスッキリしてきた。」
「それはよかった。まだ続きそうなん?」
「うーん。もう少しでお開きとは思うけど。」
「そっか。まぁ社会勉強やと思ってがんばり。」
「おー耐えるわ。まぁあんたやったら確実に泣くで。」
「あー泣くかもな(苦笑)。」

電話を切ってからも。あたしはやっぱりにやにやしてた。
いつもそうるがそうするように。だらしなく笑ってた。
男の人のしょーもない話に。がんばって付き合ってるそうるを思ったら。
胸の真ん中が。くすぐったくてしょーがなかった。


ねぇそうる。今日はやたらあんたをかわいく感じた。
朝のメールにしても。夜の電話にしても。
あたしに自分のことを話してくれるあんたは。
伝えようとして。分からせようとして。必死になるあんたは。
なんかめちゃめちゃかわいくてたまらんかった。

あんたはかわいいキャラじゃない。
自分でも言ってるけど。男っぽいし。
クールで。冷めてて。落ち着いてる。
どっちかと言うと。明らかにかっちょいい系。

そんなあんたがこんなにかわいいとか。ありえへん。
ううん。かわいいことにびっくりしてるんじゃなくて。
かわいいと思ってる自分にびっくりしてる感じかもしれん。
なんてゆーか。容姿とかキャラとか。そーゆうことじゃなくて。
うまく言えんのやけど。あたしにはどうしてもかわいく思える。

あたしはあんたに対して。いつもキャーキャー言って。
なんであんなにかっちょいいんやーって思うばっかりやったのに。
溺れまくって。締め付けられて。苦しいばっかりやったのに。
なんか最近は。あーこいつ。あほやなー。かわいいなーって。
ちょっと余裕を持って思うことが増えてきた気がするんよ。
なんやろうね。あたしもちょっとは成長したんかな。

まぁそうは言っても。胸がじんわり痛いことに変わりはないけど(苦笑)。





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