昨日の日記で。そうるからのメールを消せんってことを書いたけど。 それを書きながら。ぼんやりと思ってた。 あたしには。そうる絡みで捨てられんモノが多すぎるなって。
基本的に。あたしは嬉しがりなんやと思うけど(苦笑)。 ちょっとでもいいことがあったら。それで1日ハッピーになる。 朝。そうるからのメールの着信音で目覚めたり。 昼。意外なところでそうるの姿を見かけたり。 夜。いつも覗く掲示板にそうるのカキコを見つけたり。 たったそれだけのことでも。感じた幸せはけっこう持続する。
そんなあたしやから。例えばそうるが何かくれたりすると。 もうやばいくらいに浮かれてもて。地に足がつかんくなる(笑)。 たいしたものじゃない。たぶんそうるは覚えてないようなものばっかり。 それでもあたしは。絶対に捨てることができん。
あたしの部屋には。ひとつ箱がある。 無印のダンボールでできた箱なんやけど。 その中には。これまでそうるがくれたものが入ってる。 そうは言っても。その中にあるのはしょーもないものばっかり。 ちょっとした走り書きの手紙。プレゼントの箱や包装紙。 あとなぜかそうるの証明写真とか。女子高生そうるのプリクラとかもあるし。 さらには。そうるがバイト先で接客してくれたときのレシートまである。
いや。捨てられんものがあるのは当然のこと。 服とか。ピアスとか。ネックレスとか。ぬいぐるみとか。 そうるがくれたものはもちろん。大事にしてるし。愛しいもの。 でも。なんてゆーか。それと同じぐらいに。それ以上に。 箱の中にあるがらくたたちは。あたしには愛しく思える。
中でも1番愛しいのは。やっぱり手紙かな。 今の時代。メールが主流になってるし。 なかなか手紙なんて書いたりせーへん。 だから。普通に友達がくれた手紙だって貴重。 ゆえに。メールにしたって不精なそうるを考えると。 手元にある走り書きは。相当貴重なものに思える。
そんな手紙のひとつに。初めてそうるがあたしの部屋に来た日のものがある。 懐かしくて。さっき思わず読み返してもた。ちょっとにやけた。
あたしが1人暮らしを始めて1週間ぐらい経ってたかな。 その日は。サークルの飲み会があって。 例によってふにゃふにゃになったあたしを。 そうるが部屋まで連れて帰ってくれたんやっけ。
まだそーゆう関係じゃなかったあたしたちが。 同じベッドに横になって。一緒に眠った。 夜のことは。酔っててあんまり覚えてへんけど。 目覚めて隣にそうるの寝顔を見つけて。 やばいくらい幸せを感じたのを覚えてる。
あたしが1限から講義があって。そうるは2限からで。 鍵をそうるに預けて。あたしは先に家を出た。 まだぼーっとして。ちょっと寝ぼけてるそうるに。 「いってらっしゃい。」って見送られたのが。すごい幸せやった。
その日家に帰ったら。机の上にそうるの手紙があった。 自分の手帳をちぎったんやろう。見覚えのあるメモ用紙やった。 そこには。やっぱり見覚えのあるそうるのクセ字が。いっぱい並んでた。
泊めてくれてありがとうとか。そーゆう当たり前のことを書いた後で。 次に来たときは。もっとあんたらしい部屋になってることを期待してるわーとか。 あんたにしたらこの部屋。ちょっと飾りっけなさすぎやろーとか。 (当時は引っ越して間もなかったし。ほんまシンプルな部屋やった。) もうちょっと部屋の掃除しなさい。ホコリも髪の毛も落ちてるでーとか。 どーでもええけど西川(TMR)の本が多すぎてびっくりーとか(笑)。 めずらしくそうるはおしゃべりになってて。いろんなことを書いてた。
なんか。たぶんひとり残されて暇やったんやろうけど。 多弁なそうるは。いつもと違ってちょっとおもしろかった。 おーおーずいぶんと人の部屋をあさってくれたなーとか思って。 丸裸にされたような。そんなくすぐったさを感じたっけ。 そして。がんばって部屋の掃除をして。かわいらしく飾りつけて。 またそうるに遊びに来てもらおーって思ったりしたっけ。
クセ字の走り書きは。あたしにあの日の気持ちを甦らせる。
ねぇそうる。あんたは知らんやろうけど。 あの日のあんたの走り書きは。まだあたしの手元にあるんよ。 なんかね。見るたびに幸せな気持ちが甦るもんやから。 どうしたって。捨てることができんのよね。
あたしには。そーゆうものがいっぱいある。 あんたがくれたものを媒介にして。いろんなことを思い出す。 誕生日とかクリスマスとか。イベントであんたがくれたものだけじゃない。 何気ない日常で。あんたがくれたものだって。あたしには全部宝物なんよね。
ねぇそうる。あんたのせいとゆーか。あんたのおかげとゆーか。 あたしには。大事なものが多すぎてほんまに困る。 捨てたくないものとか。忘れたくない記憶とか。思いとか。 いっそのこと。それだけを抱えて生きていければええのにと思えるほど。 全てが愛しくて。もうほんまにどうしたらええか分からんくなって。 ウロウロして。オロオロして。落ち着きないあたしになってまう。 こんなふうに。あんたに会えん夜は特に。
あぁ。書いてたら。めちゃめちゃあんたが恋しくなってきた。 なんか。自分で自分を加熱させてもたかもしれんけど(涙)。
まったく。なんでこんなに愛しいねん。 なんでこんなに。胸の奥が疼くねん。 あほか。あほか。いい加減落ち着けよ。 いったいいつまで。こんな熱を抱え続けなあかんねん。
頭では冷静に思ってるのに。鼓動は速くなる。 そうる。あんたのことを考えると。涙が出そうになる。 会いたい。顔が見たい。声が聞きたい。抱き締めたい。 溢れ出す思いを。熱くなる体を。自分でも持て余す。 そしてまた。独り長い夜に落ちていく。
あぁそうる。禁断症状やわ。どうしよう。あんたが恋しい。 ↑やばいなぁ。そろそろあたしも限界きてまう。 |