今日は。久しぶりにそうるの車で出かけた。 後輩の試合があったから。その応援に行ってきた。 車には。あたしとそうる以外に。もう1人乗ってた。 彼女はサークルの友達で。助手席に座ってた。
まぁそうるは。先にそのコを拾ってからあたしを乗せてくれたし。 別にそんなことでうるさく言いたくなんかないんやけど。 そうるがあんまりそのコとばっかりしゃべるもんやから。 あたしはおもしろくなくて。(てゆーか知らん話題やったから入れず。) 窓の外の雨を見ながら。ちくしょー寂しいぜーとか思ってた。
ほんまは。晴れてたらバイクで行く予定やった。 昨日の夜。そうるからメールがあって。 「明日バイク乗ってく?」って言われて。 あたしは。ほんまにほんまに楽しみにしてた。 だって。事故以来。未だにバイクには乗ってへんのやもん。 なんやかんやでチャンスがなくて。もう1ヶ月ぐらいご無沙汰やし。 ようやく。ようやく一緒に走れると思ってたのに。 バイクの振動も。そうるの体温も。手に入るはずやったのに。
ほんまに。なんで雨なんか降るねん。ありえへん。
退屈しながら。後部座席からそうるの運転をぼーっと見てた。 そういや。いつもは隣に座るから。この角度からは見てへん。 だからなんとなく新鮮で。いつもよりかっちょよく見えた。 片手運転はいつものことやし。ハンドルさばきも今さらやけど。 車線変更でチラっと左後ろを見ると。視線の先にはあたしがおるとか。 なんかそれには。異様なくらいにドキドキさせられた(苦笑)。
そのうちに。バックミラーの中で目が合ったりして。 うわー見てたのバレバレやんーって思ったら。 目だけやけど。そうるはにやっと笑ってきた。 それだけのことで。ちゃんとあたしは幸せになった。 そうるはやっぱり。ちょっとずるいと思った。
しかしそうるの運転は。なんてゆーかスムーズでいい感じ。 あたしは下宿生で。実家に帰ったときじゃないと車には乗らんから。 いつ運転しても。おっかなびっくりの走行になるんやけど(涙)。 そうるは。普段はバイク派でも。車もそこそこ乗り回してるし。 あたしにはすごいなーって思える運転をしてる。 たぶんメカ全般に対して。もともと強いんやろうなぁって思う。
その代わりと言っちゃなんやけど。運転中のそうるは。とにかくうるさい(笑)。 バイクのときは。あんなにクールでかっちょいいーって思うのに。 たぶんあれにしても。メットかぶってて聞こえんだけで。 実はひとりでぐちゃぐちゃしゃべりまくってるんちゃうかーって思えるくらい(笑)。
何をそんなにしゃべるかって。とりあえず周囲の車に対しての突っ込み。 テンション上がってるせいか分からんけど。ほんまにうるさい。 あんまりうるさいから。あたしがそうるに何度も突っ込み返す(笑)。 (友達は助手席で。呆れたように笑ってた。)
☆40歳ぐらいのおじさんが運転してる車に対して。道は渋滞中。 「うぉーありえへん。なんでそこでブレーキ踏むねん。」 「別にええがなー。自由に運転させたりーや。」 「いや。今のは踏まんでも行けるところや。あー下手やなー。」 「・・・(苦笑)。」
☆20代後半ぐらいの女の人が運転してる車に対して。合流地点で。 「軽に乗ってる若い姉ちゃんかー。しゃーない。入れたろ。」 「うわーえらそうに。てゆーか絶対あんたの方が若い姉ちゃんやで。」 「なんでやねん。一緒にすんな。あんなヤンキー姉ちゃんと。」 「・・・(苦笑)。」
☆同年代の女の人が運転してるバイクに対して。信号待ちで。 「あーあー。また髪長いバイカーや。嫌いやなぁ。」 「ほっといてあげーや。髪の毛ぐらいどーでもええやん。」 「いや。なびかせる意味が分からん。バイクへの真剣さが足りん。」 「・・・(苦笑)。」
そうるのしょーもないしゃべりに。あたしは苦笑いの連続。 ほんまにそうるは。テンションが上がるとおもろすぎる。 あほみたい。ほんまにあほみたい。そう思うのに。 かわいいなぁって思わずにおられへんのは。なんでやろう。
悔しい。やっぱりあたし。やられてる。
ねぇそうる。車とかバイクとかが絡んでくると。 あんたはきっと機嫌がいいんやろうね。楽しいんやろうね。 すっかり文句たれになってるくせに。めちゃめちゃええ顔してるもん。 目を見てたら分かるし。ほんまなんやのよ。その楽しそうな目は(笑)。
そんなあんたに対して。あほやなーって言いながら。 実はめちゃめちゃ幸せになってるあたしこそが。ほんまのあほかもしれんね。 でもさ。ええねん。だってあんたと一緒に笑えるのが嬉しいから。 あんたと一緒に。くだらん話をしてじゃれあうのが。ほんまに楽しいから。
甘い甘いラブラブモードなんかじゃなくていい。 こんなふうに。しょーもない話で盛り上がれるのがいい。 「もー。あほやなー。」「うっさい。ほっとけ。」 あんたと交わすそんな言葉で。あたしは十分幸せになれる。 「好き」とか「愛してる」とか。直接的な表現じゃなくても。 ちゃんとあんたと通じ合ってるって思える。 あたしがそう思えるんやから。きっとそれでいい。
あーなんか。なんやろうね。この穏やかな気持ちは。 あんたに対して。そんなに多くを望むこともなく。 あるがままの状態で。ほんまにゆったりと満たされた気分。 なんかそーゆうのは久しぶりな気がして。嬉しかった。
帰り道のしんどい渋滞も。ちっともイライラせんかった。 ずっと続いてる車のテールランプも。キレイやなーって思った。 そして。ご機嫌なあんたが歌う阪神の応援歌も(笑)。 うるさいんやけど。ずっとずっと聞いてたい気分やった。 なんか身の回りにあるすべてが。愛しくてたまらんかった。
ねぇそうる。幸せってこーゆうことを言うのかもしれんね。
↑実はそろそろ。我慢も限界なんよね・・・(涙)。 |