***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年07月27日(日)本気モードの影響。

そうるの声が聞きたいなーと思って。
どうしても我慢ができんくなって。電話した。

話題なんてどうでもよくて。ただ話したいだけやったんやけど。
勉強がんばってるそうるに。いきなり電話をするのは気が引けて。
ちょっと考えて。とりあえずの用事を作った。

なんでやろう。あたしは未だにそーゆうのを気にしてまう。
遠慮してるつもりはないんやけど。そうるの都合を考えてまう。
今は集中したいときかもしれんとか。疲れてるかもしれんとか。
いろいろ考えると。もう別にいいかーって我慢してまうこともある。

でも今日は。どうしてもそうるの声が聞きたかった。
夢の中みたいに。かっちょいいセリフを言ってくれんくていいから。
憎まれ口でもいいから。そうるに名前を呼ばれたかった。

2コールぐらいで。そうるはあっさりと電話に出た。
あたしは。用意した質問をそうるに投げた。


「もしもし?」
「もしもし。あたし。今大丈夫?」
「あーええけど。どしたん?」
「あのさー。髪を黒に染めようと思うんやけどさ。」
「あーそっか。そろそろ就活本番やもんな。」
「そう。で、自分でやったらどれぐらいもつもん?」

そう。あたしの今の髪は明るめの茶色で。けっこう傷んでる。
肩下まである長いストレートやけど。毛先は金色に近い(涙)。
さすがにこれで就活はまずいよなーってことで。
黒にせんとあかんのやけど。お金かかるのは困る。

てことで。市販のでやろっかなーと思ったんやけど。
マジメ一筋(?)やったあたしは。自分で染めたことが全くないから。
どんなもんかなーと思って。そうるに前から聞きたかった。

だってそうるは。自他ともに認める毛染めプロやから(笑)。


そうるは。何度もブリーチ&カラーリングを自分でやってる。
高校時代には赤。紫。緑。そして大学に入ってからは青。黄。(←ひぇー。)
・・・まぁもちろん純色じゃなくて。メインは普通の茶色やけど。
光の当たり具合によって。ちゃんとその色を発揮する染め方をしてた。
(高校時代については写真で確認済み☆)

「髪なんて生えてくるもんやん。失敗したら切ればええんやし。」
そう言って。毎回いきなり髪色を変えてくるそうる。
散々いろんな色で遊んだかと思えば。いきなり真っ黒にしてきたこともあったし。
(就活の時期じゃなくて。普通に1回生の頃とかに。)
そーゆう潔さは。あたしの1番憧れとするところやったりもする(苦笑)。


「髪によるかもやけど。けっこう長持ちするで。」
「あーそうなん?簡単に落ちるもんやと思ってた。」
「いや。むしろ次に色抜くのが大変なくらいやし。」
「ふーん。でも自分で染めたらムラにならへん?」
「いや。それは意外と大丈夫。そこまで気にならへん。」
「でもあんたはショートやもん。あたしは長いし・・・。」
「あー・・・うーん。どうやろ。市販で十分やと思うけどなぁ。」
「そっか・・・分かった。じゃあ今度やってみるわ。」

久しぶりに声を聞くってのに。めちゃめちゃ普通の会話やった。
用件は終わったけど。そうるの声は確かに聞けたけど。
なんかもの足りんくて。あたしは電話を切れんかった。

だって。もう1週間も会ってないんやもん。夢に見るほどに恋しいんやもん。
この寂しさを伝えたいけど。伝えてええんかな。どうすれば伝わるかな。
そんなことばっかり考えて。だらだらしゃべり続けてた。


「勉強どうなん?がんばってる?」
「あーまぁな。でも今週は全然やれてへん。」
「だって旅行やったやん。しょーがないって。」
「そうやけど。でもやばい。」
「そっかー。まぁ根つめすぎんように。」

そうるは。あたしの言葉にうなづいて。それから強い調子で言った。

「でも来週はほんまに勉強する。」
「お。言うたな。宣言したな(笑)。」
「したで。宣言することで自分を追い込んでるねん。」
「・・・あーなるほどね・・・(苦笑)。」
「もー笑うなや。マジやっちゅーねん。」
「ごめんごめん。有言実行か。ええやん。がんばりや。」

ちょっとマゾヒストな発言に笑ってもたけど。なんか嬉しかった。
本気になったそうるのかっちょよさは。あたしが1番知ってる。
がんばり抜くそうるも。いざとなったら自分に厳しいそうるも。
あたしはちゃんと知ってるし。微塵も疑ってない。

やる気になってる。いいぞいいぞ。そうるが熱くなってる。
それは。あたしの心を捕えて離さんプレーに対しての熱じゃないけど。
勉強っていう。そうるにとって今1番がんばるべき場所で。
そうるがちゃんと本気になってることが。あたしには何より嬉しかった。


ねぇそうる。最近あんたと会えてなくて。
電話する時間も。メールの件数も。明らかに減ってて。
寂しいなぁとか。構ってほしいなぁとか。望みまくりのあたしやったけど。
でも。そんなの忘れるくらいに。あんたの本気の声はかっちょよかった。
久しぶりに聞いたせいもあるんやろうけど。ちょっとゾクゾクした(笑)。

あんたがそんなに本気モードになってるんなら。
あたしはそれを支えてあげたいなーって素直に思った。
ちょっとぐらい会えんくても。わがまま言わんようにしようって思った。
そして。そんなあんたにつり合うように。あたしもがんばらなーって思った。
いつものしんどいMUST思考じゃなくて。すごく前向きに思えた。

次に会うときに。あんたがあたしを見て。
あーいい顔してるな。ちゃんとがんばってるんやな。
そう思ってくれることが。きっとあたしにとって1番の幸せ。
そんなふうに認めてもらえると思ったら。背筋がシャンと伸びる感じ。

そうる。まだもうちょっと会えなさそうやけど。お互いがんばろうね。





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