***☆For My Dearest☆***



***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT

2003年07月17日(木)キスの威力。

今日の日記は。昨日の日記の続きです。まだの方はこちらからどうぞ。

-----------------------------------------------------------

バイクで走ること20分。そうるは人気の少ない道に入って行った。
丘みたいなとこを登って。どんどん高いとこに進んで行ってた。
予感がしたから。あたしは振り返らんとずっとそうるにくっついてた。

「着いたでー。」って言われて。バイクから降りて。
登ってきた方を振り返ると。そこは予想以上の景色やった。
キラキラ光る夜景が。見渡す限りずーっと広がってた。

「やばいー!すごい!めっちゃキレイ!」
「やろー。ここはこの前見つけた穴場スポット☆」
「すごい!感動!泣きそう!」
「おー泣け泣け!(笑)」

目の前に広がる夜景に。あたしはかなり感情が高ぶってた。
なんてゆーか。そーゆうキレイなものを。大好きな人と一緒に見られる事実。
そしてそのキレイなものを。大好きな人があたしに見せようとしてくれた事実。
やばい。幸せすぎる。ちょっと怖いくらいに幸せすぎる。
そう思って。あたしは軽く泣きそうになってた。


見晴らし台のようなところに。2人で並んで座って。
「あれもしかして○○ビル?」「えーここから見えるんか?」
そんなふうにどうでもいい会話を繰り返して。ちょっと沈黙になった。
目の前にあるキレイな景色が。あたしを素直にしてくれるような気がして。
あたしは。ちょっと甘えてそうるの肩に頭を乗せた。

「・・・なにーな。」
「ええやん。たまには。」
「・・・まぁええけど。」
「『まぁ』とはなんやねん。」

ちょっと膨れたあたしに。そうるはフッと笑って。
自分の左肩に乗ってるあたしの頭を。右手で撫でてくれた。
その魔法の手にやられて。あたしは一瞬で痺れまくる。
そしてそうるは。痺れたあたしに気づいて。やっぱりからかう。

「・・・これでええか?(笑)」
「もーまたあんたは。そーゆうこと言うし。」
「なんやねん。素直じゃないなぁ。嬉しいくせに。」
「うっさい。あーもうむかつく(涙)。」

幸せ気分のあたしを試すような態度。
ロマンチックモードをぶち壊すようなセリフ。
そして。やっぱりいろんなことを見抜いてそうな顔。
でもそーゆうのひとつひとつに。あたしは泣きそうになる。
あぁ悔しい。なんだってこんなヤツに。あたしは惚れてもたんやろう。
いろんなことを考えてたら。ほんまに泣きそうになってきて。ちょっと顔が歪む。
そんなあたしを見つめて。そうるは低い声で言った。

「じゃあさ。ほんまにちょっと泣かせたろっか。」

「・・・へ?」って。まぬけな声を発したあたしの唇に。
そうるは。静かに自分の唇を重ねてきた。

いきなりすぎて。予想もしてなくて。息が止まった。
でもそれは。あたしがずっと欲しいと思ってたものやった。
こんなところで与えられるとは思ってなかったけど。
でも。確かに。ここんとこずっと足りないと思ってたものやった。

どこまでも優しいそのキスに。頭の奥が痺れて。何も考えられんくなった。
そうるは。なかなかキスをやめようとせーへんかったから。
やばい・・・窒息する・・・死ぬかも・・・って。ちょっと思った。
でも今なら。そうるになら。もう殺されてもいいやって思えた。
思考回路がおかしくなってた。完全に狂わされてた。


どれぐらいそうしてたんやろう。
あたしの唇を味わい尽くすような。長くて甘いキスの後で。
そうるは。ちょっと真剣な顔であたしを見つめてた。

反則や。なんでこんな場所で。そんなことするねん。
あたしを殺す気やろ。あんたへの思いが溢れて。心が破裂するやん。
ありえへん。あぁ。ほんまになんてヤツなんやろう。

そんなことを思いつつ。あたしが黙ってたら。
「・・・満足した?」って。そうるは小声で囁いた。
あたしはそうるをちょっと睨んで。首を横に振った。

「なんでそんな顔するねん。」って。苦笑いされて。ほっぺたを摘まれた。
いたずらっぽい顔が。愛しくてたまらんかった。
抱き締めたい衝動を。どうしても抑えられんくて。
「・・・もっとして。」って言って。恥ずかしくなってそうるの手を握った。

「・・・寂しがり。」
「・・・うっさい。」
「・・・手がかかるなぁ。」
「・・・悪かったね。」

そんなかわいくないやり取りをしたけど。最後にはそうるは笑ってくれた。
しょーがないなぁって感じの顔やったけど。なんか優しい顔やった。
そして。何度も何度も。あたしにキスをくれて。抱き締めてくれた。
もう何もいらんって思った。言葉にならんかった。幸せやった。


ねぇそうる。どう思うよ。
今さらキスひとつで。こんなにも満たされてるあたし。
これまで。何度も何度も重ねてきたあんたの唇やのに。
あたしは未だに。飽きることなくそのキスの甘さに酔える。
唇を重ねるだけのその行為を。永遠に続けたいとすら思える。
あんたのキスって。ほんまにすごいんやね(苦笑)。

なんかさ。ほんまはいろんなことを言いたかったんやん。
実は甘えたいのに。甘えたらあかんと思ってることとか。
自分の中にあるあんたへの愛を。自分でも持て余してることとか。
あんたに分かってほしい気持ちは。いろいろあってんやん。

でも。これでいいんか悪いんか分からんけど。
あんたのキスは。やっぱり何もかもを忘れさせてくれた。
今の幸せだけに溺れてもあかん気はするけど。
でも。もうどこまでも溺れていればいいやって思えてもた。
単純に。それぐらい気持ちよかった。

ねぇそうる。あんたはあたしをどんどんダメにするんかもしれんね。
キスひとつにこんなにも溺れて。いろんなことが抜けてまうんやもん。
でも。そんなあんたからあたしは。間違いなく生きる力をもらってる。
もっと認めてほしいから。前向きにがんばれる。
もっと好きになってほしいから。いっぱい自分を磨ける。
あたしが成長したいって思うのは。あんたがいるからやねんで。

そうる。あんたと一緒にいた時間と。たくさんのキスで。
あたしは満たされて。またがんばろうって素直に思えた。
たったそれだけのことやけど。あたしにはこれ以上ない幸せやった。
なんかほんまに。あんたにはいろんなものをもらいすぎやね。あたし。

何回言っても足りんけど。そうる。ありがとう。大好き。





☆押したら変わる投票ボタンです☆

↑だって。それぐらい幸せなことなんやもん。あたしにとっては(照)。





MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT



↑よかったらぽちっと押してください☆

♪Myエンピツに追加♪


written by さあや

Design by shie*Delicate Erotic

thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→NOION
thanks for MIDI→HAPPYDAY