昨日の夜。かなり激しく雨が降ってた。 途中からは雷も鳴りまくりで。ちょっとすごかった。
ごはんを一緒に食べた友達の家に泊まりに行って。 夜中3時近くまでだらだらとしゃべってたんやけど。 その後で。眠気の限界がきた友達が先に寝てもて。 あたしは。なんとなく目が冴えてもて。ひとりで起きてた。 窓の外には。何度も稲光が見えて。 雷の音もなかなか止まんくて。ちょっと怖かった。
あたしは雷がキライ。てゆーか怖い。 空にあれだけのエネルギーが渦巻いてるのが単純に怖い。 それが落ちてきたら・・・とか思い始めると。もうかなりびびってる。
でも。雷が鳴ってると。不思議と興奮するのも事実(苦笑)。 子どもの頃とか。けっこうワクワクしてた記憶がある。 怖いもの見たさじゃないけど。家のベランダとかに出て。 真っ黒い空が真っ白になるたびに。弟くんと一緒にキャーキャー騒いでた。
でもそれは。たぶんひとりでおらんから楽しめてたんやと思う。
いつ頃やろう。1年ぐらい前かな。 昨日の夜みたいに。雷が鳴りまくりの夜があった。 あたしは。あまりにも容赦なく鳴り続ける雷が怖くて。 どうしたらいいか分からんくなってた。(どうしようもないんやけど。) 普通に部屋におるのも怖くて。絶対これは近くに落ちるとか思って。 ちょっと取り乱して。そうるにメールをした。
ほんまは声を聞いて安心したかったけど。 電話やと雷の標的にされるーとか思ってたんよね。 メールでも電波飛ばしてるんやから同じやっちゅーに。 冷静さを失った人間って。あほなこと考えると思うわ(苦笑)。
「雷イヤやー。あほやと思うかもしれんけど。本気で怖いんやけど。」 そうやってメールして。あたしはやっぱり部屋で固まってた。 時間は0時過ぎ。もうそうるは寝てるかもしれん。 そう思ったけど。ひとりでおるのが耐えられんくて。すがってもた。
しばらくして。携帯のメール着信音が鳴った。 急いでメールボックスを開いたら。そうるのメールが届いてた。 そしてそれは。ちょっとそうるらしくないメールやった(苦笑)。
タイトル:落ち着け(笑) 雷なぁ。確かにちょっと鳴りすぎ。てゆーか眩しくて寝られへん。 でもあんたもびびりすぎやろ。大丈夫やって。死にやせん。 マンションなら避雷針ついてるはずやし。絶対大丈夫やし。 気になるなら、テレビとかパソコンとかは消すべきやな。 それでも怖いなら、壁に沿って電流は走るから部屋の中心におればいい。 それでもまだ怖いなら、携帯の電源とかも切っとき。電磁波はよくないから。 でもそんなこと言ったら、うさぎは寂しくて死んでまうかもな(笑)。
(注)嬉しすぎて未だに残してるので。全くこの通りのメールです。
メールを読んで。あたしは全身がくすぐったくなる。 だってそうるのメールやのに。こんなにも長いとか。ありえへん。 こんなにもストレートに優しいとか。どうしたらええか分からんくなる。
あたしは。分かりやすい優しさには慣れてへんのに。 それは誰のせいかって言われたら。間違いなくそうるのせいやのに。 そっけないことばっかり言って。あたしを放置するのがいつものそうるやのに。 何やの。このメール。どうしたんよ。そうる(苦笑)。
何度も何度も。あほみたいにメールを読み返して。ひとりでにやける。 気になるならこうしてって言って。それでも怖いなら・・・それでもまだ怖いなら・・・って。 怖がりのあたしを思って。いっぱい予防策を教えてくれてるし。 そして最後には。ちゃんとそうるらしいイジメ言葉も残してくれてるし(笑)。
痺れまくりの心は。雷の怖さなんてちっとも感じられんくなってた。 そうるの愛情をいっぱい感じて。嬉しすぎてやばかった。 調子に乗って。甘えまくりのメールをいっぱい送った(笑)。
「携帯は切られへん!ひとりやから怖いねん!こっち来てー!(涙)」 「えー無理。こんな中を出て行ったらうちが感電する。」 「せーへんって。光速以上で走ればええねん(笑)。」 「ほなやってみるわ。すぐ事故るやろうけど。さよなら。」 「・・・あかん!やっぱりどんなときでも飛ばすのはあかん!」 「なんやねん。どっちやねん(苦笑)。」
こんなあほみたいなメールのやり取りを。1時間ぐらい続けてた。 最終的に。そうるから返事が帰ってこんくなったんやけど。 その直前あたりで。眠い眠いって連発してたから寝たんやと思う。
夜は弱いそうるやのに。寂しがるあたしに付き合ってくれた。 眩しくて寝られへんって言ってたし。そのせいもあると思うけど。 でも。そんなさりげない優しさが。ほんまに嬉しかった。
ねぇそうる。そんなあんたのことをさ。なんか急に思い出してん。 雷が引き金になって。1年前の記憶がダダーっと甦ってきてん。 ツーリングのことで。ちょっと前にあんたと電話もしたのに。 夜中にまた会いたくなって。ひとりで思いを持て余しててん。
さすがに。夜中の3時にあんたを起こすわけにはいかんし。 友達が隣におったのもあって。今日は別に怖くはなかったし。 あんたにメールしようとは思わんかったけど。 でも。あんな気持ちが味わえるのなら。あんなあんたに出会えるなら。 またひとりのときに。雷が鳴るのもええかもなーって思ってんよね。
ねぇそうる。あの日さ。あんたに言われて。 あたしはテレビもパソコンも切ったし。部屋の真ん中におったし。 携帯の電源こそ切れんかったけど。雷対策はバッチリやった。 あんたの教えてくれた予防策は。あたしを確かに安心させてくれた。
でも。あたしの恐怖心を1番消してくれたのは。やっぱりあんたの存在やった。 なんでもないメールのやり取りとか。つながっていられる感覚とか。そーゆうのやった。 あたしにとって。あんた以上に効果のあることなんてないんやなって。 あんた以上に。あたしを満たす存在なんてないんやなって。 悔しいけど。ほんまに思う。あんたはそーゆう意味でもすごすぎる。
そうる。誇りに思いや。あたしがここまで誉めるのって。あんたぐらいやで(苦笑)。
↑まぁ確かにそうやったけど。ほんま全く平気なんやなぁ。尊敬。 |