***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年06月23日(月)この愛に真剣やから。

今日は。久しぶりにナイターに行った。
たぶん6月に入ってから初めての参加で。
かなり嬉しかった。そして楽しかった。

まひろとはつねに会うのも10日ぶりぐらいで。
「ちょー。久しぶりですやん。」「ほんまですな。」
そんなふざけた会話をやり取りするのも楽しかった。

そうるは。予想はしてたけど研究室の用事で来てなかった。
グランドに着いて。いつもあるはずの場所にそうるのバイクがなくて。
あーやっぱり忙しいんやなーって思って。ちょっと寂しかった。

なんでもいいから会いたい日がある。
その笑顔を見て。その声を聞いて。満たされたい日がある。

実習が早く終わったのもあったけど。
そうるに会いたい気持ち強くて。どうしようもなかった。
感じてる不安とかドロドロとかも。会えば癒されるような気がしてた。
他力本願で情けないとも思ったけど。でも会えば浮上する気がしてた。


練習の途中で。雨脚が強くなってきて。
「これは最後までやるのは無理やなー。」って現キャプの判断で。
いつもやるはずのメニューをいくつか省略して。1時間ぐらい早く終わることにした。

そこで。あたしはちょっと気になってまひろに聞いてみる。
「なぁなぁ。今日って○○○(←そうる)休むとか聞いてる?」って。
研究室で忙しくなっても。そうるはナイターに来ることが多い。
あと1時間しかないーってときになっても。研究室の用事が終わり次第。
バイクを飛ばしてやってくる。そんなそうるの熱をあたしは知ってる。
もしかして。今日もグランドに向かってるかもしれん。そう思った。

「あー聞いてへんわ。でもあのコのことやから遅れてでも来るかもな。」
「そっか。じゃあ早く終わるって連絡した方がええかな。」
「あー確かに。来て終わってたら最悪やしな。電話しとく?」
「うん。じゃあちょっとかけてくるわ。」

まひろにそう言って。あたしは携帯を持ってグランドから出る。
そうるの声が聞けると思ったら。嬉しくて駆け足になった。

慣れた操作で。そうるの番号を表示させる。
出るかな。まだ研究室かな。それとももうこっちに向かってるかな。
会いたいけど。ほんまはめちゃめちゃ会いたいけど。
着いてすぐに練習なくなったらかわいそうやし。早く教えてあげんと。
そう思って電話をかけたら。ワンコールでそうるはすぐに電話に出た。

「もしもし?」
「もしもし。あたし。今どこ?」
「あー研究室出るとこ。」
「おーよかったー。間に合ったー。」
「え。なに、後ろうるさいけどあんた練習行ってるん?」
「うん。今日は実習早く終わってん。」
「そーなん。え、雨降ってへんの?」
「あー。だから雨脚強くなってきてさー。」

久しぶりに聞くそうるの声に。あたしは浮かれる。
大好きな声。そうるの声。姿は見えんくても確かにそうるの声。
ちょっとでも長く話していたくて。あたしはおしゃべりになる。
でもとりあえず用件を伝えたら。そうるは今日は諦めるって言った。
残念そうな声は。やたらとかわいかった。

「ついさっき○○○(←まひろ)に電話してんけどさ。」
「あーそうなんや。普通に練習してたから出れんかったんちゃう?」
「やろうな。てゆーか○○○(←あたし)が行ってるとか思わんかった。」
「でもせっかく来れたのに雨やで。ありえへんわー。」
「まぁでもまだやれるんやろ。早く戻りー。」
「・・・うん。じゃあまたね。」

そうるは。ちょっと話すとあっさり電話を切った。
あたしは。もっともっと話してたかった。
やっぱりあたしの方が。そうるを愛してる気がした。

でも調子のいいあたしは。幸せな解釈をする。
久しぶりにナイターに行けたあたしが。いっぱい練習できるように。
あたしのことを考えて。そして電話を切った。
そうるの意図は分からんけど。たぶんそんなことまで考えてないやろうけど。
でもそういうことにしとこう。幸せな勘違いをしとこう。


ねぇそうる。あほやろ。あたし。自分でも笑えてくる。
あんなに沈んでたのに。あんなに悩んでたのに。
どうして。ただ声を聞いただけでこんなにも浮上するんやろう。
別に甘いセリフを吐かれたわけでもないのに。
なんでもない会話を3分したぐらいやのに。
なんで。たったそれだけのことでこんなにも満たされるんやろう。

好きやから。あんたのことが大好きやから。
たぶんそれ以上の答えなんて見つからんのやけど。
あまりにも単純すぎる自分に。自分でも苦笑い。
でも。たぶんこんなふうやから。あたしなんやろうとも思う。

客観的に見たら。あほみたいに悩んでるし。
そして。あほみたいに簡単に立ち直るし。
そんなあたしは。ちょっとおかしいかもしれんね。

でも。あたしの浮き沈みの波が大きいのは。
性格によるものだけじゃない。絶対にそうじゃない。
それは。あたしがそれだけこの愛に真剣やから。
あんたとのことを。何ひとつとして適当になんて考えられんから。
だからあほほど沈む。そしてあほほど幸せになれる。

だからあたしは。そんな自分を誇っていいんやと思えるんよね。
こんなにも強い思いで。誰かを愛せることはすごいことやと思うから。
ただ素直に。幸せなことやなぁって思えるから。

・・・あぁそうる。またあんたに笑われそうやわ。
でも。なんかどこまでも笑われたいような気分。
笑ってええよ。てゆーか笑ってほしいよ。

あんたのむかつく笑顔に。会いたくてたまらんよ。そうる。





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