今日から。また新しい実習が始まった。 前回は母性科の実習で。今回は小児科の実習。 長かった実習もようやく終わりが見えてきて。 とりあえずはあと3週間で。終わりを迎えることになってる。
5月から再開して。もう3分の2は終わってるんやもん。 しんどいけど。自分を磨く糧やと思って。がんばろう。
そうは思ってみても。月曜の朝は憂鬱。 土日にゆっくりした分。リズムがちょっと狂ってる。 朝起きるのもだるくて。溜め息の連続で。 しっかりせなーと思いながら。どうにか起き上がる。
やらなあかんとか。しっかりせなあかんとか。 物事を「MUST」で考えてる自分は。ちょっとしんどい。 奮い立たせすぎて。無理してるような感じがする。 もっといろんなことに。意気込みすぎずにぶつかれたらいいのに。
そう思うけど。あたしは思考が先行するタイプ。 石橋なんて叩きすぎて。渡る前に疲れてるタイプ。 これはもうどうやったって。変えられん性格なんやろうとも思う。
だるだるモードで出かけて。大学の入り口に着く。 原チャで大学まで行ってるあたしには。入校許可証が必要で。 入り口のとこで警備のおじさんに見せなあかんのやけど。 それをポケットから出して。ちょっとにやける。 これはあたしの。毎朝のお決まりやったりする。
なぜなら。そこに書かれてるのはそうるの名前やから。
入校許可証。これをとるのにはけっこう時間がかかる。 申請してから許可が下りて。それから許可証が発行される。 めんどくさいその過程には。1ヶ月以上かかったりする。
今のあたしは。申請するのをさっぱり忘れてたせいで。 自分の名前がちゃんと書かれた許可証を持ってない。 期限切れに気づいて。しばらくは前の許可証でごまかしてたけど。 前年度の許可証は青で。今年のは黄色。ごまかす自体に無理がある(涙)。 さすがに警備のおじさんの目を掻い潜るのも難しくなってきた頃に。 「うちのんカラーコピーする?」って。そうるが言ってきてくれた。
「まじでー?ええのん?めっちゃ助かる☆」 「ええで。コピーでもたぶんごまかせるはず。」 「ありがとうございますー。」 「いえいえ。じゃあ1000円頂きます☆」 「はぁ?!金取るのん?!」 「だってうちもタダで許可とったわけじゃないし。」 「うぇー。そうやけどー・・・(←わがまま。)」 「しゃーないな。じゃあ酒1本買ってくれたら許す☆(笑)」
そんなふうに言って。2人でコンビニにコピーしに行ったっけ。 カラーコピーのやり方がイマイチ分からんかったそうるは。 店員に聞いたんやけど。その店員の対応がかなり悪くて。 「ここ読んだら分かるでしょー。」って感じで。クスっとか笑いやがって。 「もうしばらく○ーソンには行かへん!」ってそうるを怒らせた。 それでも酒を買ってあげたらご機嫌になったりして。かわいかった。
ねぇそうる。あれから毎朝。あたしはそのニセ入校許可証を使ってる。 ほんまはあかんのやけど。新しい自分用のを申請すべきやけど。 あたしは。毎朝あんたの名前を目にするのが幸せで。 ずっとこれを使ってたいなぁって思うから。申請してへん。
言っとくけど。別に申請のお金が惜しいわけじゃないで(笑)。 まぁ確かにお金かからんくてラッキーとはちょっと思うけど(笑)。 あたしは単純に。あんたの名前が書かれてるあの許可証が好きやねん。
例えば今日みたいに。だるだるモードの朝でも。 無意識にポケットから取り出した許可証には。あんたの名前がある。 いつもは汚いクセ字やのに。めずらしく丁寧に書かれたあんたの名前。 それを見て。あたしは満たされた気持ちになる。
離れてても。あんたのことを感じられるものが手元にある。 それは。あんたがくれたシルバーのブレスレットだけじゃなくて。 当たり前のようにあたしのポケットに納まってる許可証やったりもする。 関係ない人から見れば。こんなのただの紙切れやけど。 あたしにとっては。めちゃめちゃ大事で。幸せの源。
あぁそうる。こんなこと言ったらまたあんたは笑うんやろうなぁ。 「相変わらずめでたい体質やねぇ。」って。にやにや笑うんやろうなぁ。
いつもながら悔しい。ちくしょう。なんでこんなにも好きなんやろう。 考えたって答えが出んことは分かってるのに。 「好き」に理由がないことなんて。とっくに分かってるはずやのに。
ねぇそうる。それでもあたしが考えてまうのは。 この「好き」が。未だかつて誰にも抱いたことがないような。 自分でも抱え切れんほどの「好き」やからやで。 あんただけに捧げる。スペシャルもんやからなんやで。
だからさ。あんまり笑ってばっかりおらんといてな(苦笑)。
↑なんとなくやけど。そーゆうのってあるやんね。 |