おととい。あたしはそうるの体の好きなとこを書いてみた。
まつ毛が長くて。意志の強そうな瞳。 薄くて固めで。ミント味のする唇。 色も長さもしょっちゅう変わって。ピョコピョコはねる髪。 大きな力こぶができて。男前な腕。 ふわふわ柔らかくて。魅力的な胸。 しっかり引き締まってるのに。甘えたな脚。
思い出して書いてるだけで幸せで。キリがなくて。 あぁ結局あたしはそうるの全身が好きなんやなって思った。 あたしが愛した魂の器であるあの体なんやもん。そりゃ愛さずにはおられへん。 体は魂には勝てへん。だから体への愛しさは後からついてくるんやと思う。
それじゃ魂はどうなんやろう。 そうるっていう人間の「中身」・・・いわゆる核の部分。 あたしはそのすべてを愛してるって言って破綻しそうになった。 抱えきれん部分まで抱えて許そうとして。疲れてもた。
イヤな部分はイヤって言っていい気がする。 それはそうるにも前に言われた。あのドロドロしてた時期に。 そうる本人に言われるなんて思わんかったから。 めちゃめちゃ幸せで。涙が止まらんかったのを覚えてる。 (日記に書いてます。読み返したらやっぱり涙目です(苦笑)。こちらの日記です。)
じゃあそうるのどこが好きで。どこが嫌いなんか。 考えてみて。あたしは行き詰った。 体のことを考えたときには。溢れるほどに出てきた言葉が。 そうるの中身のことを考えたら。ちっとも出てこんくなってもたから。
というより。出てくるには出てくるんやけど。 好きなとこと嫌いなとこが一緒で。整理できんくなってもたから。
例えば。こんな感じ。 「好きなところ→クールで落ち着いてるところ。」 そう思いついても。ちょっと考えた次の瞬間には。 「嫌いなところ→冷たすぎるところ。」 そんなふうに。同じことが真逆の意味に変わってた。
そっか。どこが好きでどこが嫌いかなんて。くっきりラインを引けるものじゃないんや。 好きなところは嫌いなところにもなりうる。ほんまに簡単になりうる。 ちょっとしたことがきっかけになって。大好きが大嫌いにひっくり返るんや。
だって他にもいっぱいある。 「人に優しい」とこが好き。でもときに「誰にでも優しい」感じでおもしろくない。 「強気で自信家」なとこが好き。でもときに「人をバカにする」感じでおもしろくない。 「多くを語らない」とこが好き。でもときに「言葉が足りない」感じでおもしろくない。
ほら。全部全部。好きなところが嫌いなところになってる。 基本的には。いいなぁ好きやなぁって思える部分が。 ある瞬間に。なんでそうやねんってむかつく部分になる。
そっか。結局は愛しいから生まれる感情なんや。 だって。どうでもいい対象やったら。むかつきなんてせーへん。 むかついたとしても。それはその場かぎりのことで。すぐに忘れてしまえばええこと。 忘れることなんかできんくて。自分でも情けないほどに引きずるはめになるのは。 それだけ相手のことが無視できん存在やからってこと。
あぁ。また忘れてた。こんなにも大事で基本的なことを忘れてた。 むかつくむかつくって連呼するばっかりで。なんでむかつくか分かってなかった。 好きやからむかつくんやね。好きで好きでしょーがないから腹が立つんやね。
ねぇそうる。あんたの感情はいつも安定してるやん。 あたしに対する愛情表現でも。なんかすごい落ち着いてるやん。 あたしはあんたを思って。嬉しくなったり悲しくなったりいろいろやけど。 あんたはあたしを思っても。そこまで激しい変動をしてへんように見える。
あんたもあたしにむかつくことがあるんかな。 こんなにもジタバタしまくりなあたしに。むかついたりせーへんのかな。 むかついてもええし。なんでやねんって思ってくれてもええから。 もっともっとあたしに必死になってほしいなぁとか。 ちょっとぐらい取り乱して愛してみてほしいなぁとか。 そんなふうに思うのは。これまたやっぱりわがままやろうか。
「・・・そんな疲れること言うなよ。」あんたはそう言う気がする(苦笑)。 でもさ。省エネの愛よりも。燃え尽くすような愛がほしいやん。やっぱり。
そう言いつつ。あんたからメラメラ真っ赤に燃えた愛情をもらえると思うと。 なんかそれはそれで。不思議な違和感があるんよね(苦笑)。 あたしがあんたに注ぐ愛は。それこそ情熱的な赤い炎やと思うけど。 あんたがあたしにくれる愛は。静かな青い炎って気がする。なんとなく。 だからパッと見ると。あたしがあんたを強く愛してるように見える。
でもね。そうる。知ってるんかな。(・・・まぁ知ってるに決まってるけど。) 実は赤い炎より青い炎の方が。ずーっと温度は高いんよ(苦笑)。 「・・・だから?」なんていじわるなこと言わんといてね。分かってるくせに。
そうよ。あんたとあたしの愛も。そうであればええのになーって。 いつもの短絡思考であたしは思ってもたのよ(苦笑)。
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