合宿。集団生活。その何が1番おもろいって。 それはもちろん。みんなで過ごすなんでもないような時間。 あたしみたいなひとり暮らしには。そーゆうのって余計に楽しい。 友達と一緒の部屋でだらだらしたり。ちょっと語ってみたり。 さらには。そこに大好きなそうるがおるってことが。拍車をかける(笑)。
だって。朝から晩まで3日も一緒にいられるとか。そうそうないもん。 あのバイト人間とあたしが。旅行に行けることなんてまずないし(涙)。 せいぜい1日一緒にいられればいいって方なんやもん。
今回あたしたちの学年で。泊まり参加者は4人。 そうる。まひろ。あたし。そしてもうひとり。ここでは初登場のはつね。
はつねのキャラは。ひとえに「何をやってもおもろい」に尽きる(笑)。 なんてゆーか。ほんまに1から10まで彼女のやることはおもろい。 リアクションがオーバーなとこがあって。後輩からも愛されてるキャラ。 本人ちょっと狙ってる部分もあるんかもしれんけど。それすら分からんくなるくらい。 毎回合宿で恒例のアンケートがあるんやけど。 サークルの実に9割の人が。彼女を「おもろい人1位」に選んでたしね(笑)。
そんなはつねを含め。大好きなまひろと。愛しいそうると(笑)。 4人でやりたかったこと。そう。あたしがひそかに計画してたあれ。 夜中のバイク疾走大作戦(笑)。なんとなんと実現しちゃいました☆
いやー。狂喜乱舞。拍手喝采。(←なんやそれ。) ほんまにほんまに。予想以上におもろかった。 あたしのぶっ飛んだ提案を。大マジメに聞いてくれたあほぅなみんな。 なんて愛すべき存在。すばらしい。
そうるは。「寒いかもなぁ。」とか言いつつもあっさりOKしてくれたし。 おもろいこと大好きなはつねは。「いやーん。おもろそう☆」って即座に賛成。 びびって反対するかと思ったまひろまで。「暴走族みたい。最高。」とか言うし。 あんたら悪いこと好きやねぇって。あたしが言いそうになったくらい(笑)。
あたしたちは。とりあえずはお酒を買いに近くのコンビ二まで走ることにした。 そうるの後ろにははつねが。まひろの後ろにはあたしが乗ることになった。 (まぁこれは妥当なとこでしょう。あえてこの場でそうるの後ろに乗らんでも・・・ね。) 暗くて静かな夜の中に。エンジンの音がふたつ響く。
念願のまひろの後ろに乗れるってことで。あたしは大げさにはしゃいでみる。 「うひょー。すごいなぁ。二人乗りも出来るんやー。」って言ったら。 「でもあのコ(←そうる)ほどうまくないと思うで。」ってサラっと言われて。 あぁーいつも後ろに乗ってるってバレバレですかーみたいな感じで。ちょっと照れた。 そして。そーゆうことをあっさり言ってくれるまひろに。ちょっと惚れかけた。(←おい。)
そうるが先に走って。その後ろをまひろが走る。 そうるの後ろでキャーキャー言ってるはつねはバイク初体験。 あたしは慣れたもんやけど。まひろの後ろはそうるの後ろとはまた違ってた。 2人のバイクは形がちょっとだけ違うから。 体勢が違ってたり密着度が違ってたりするものあるけど。 なんてゆーか。・・・まひろの運転の方が安全な気がした(苦笑)。
いやこれは別に。そうるを信じてないとかそーゆう問題じゃなくて。 そうるは80キロ出すけど。まひろは60キロしか出さんというだけのこと(笑)。 飛ばし屋そうるは健在で。相変わらずの積極的な走りっぷりやったし(笑)。 まぁ初めてバイクに乗るはつねを。怖がらせようって魂胆もあったと思うけど(笑)。
そう言えばあたしは。そうるの走りっぷりを後ろから見るのは初めてで。 車体の傾き加減とかを見ては。いつもこうなんかーとか思って楽しかった。 まひろとちょっとずつ車間が空いていって。おいおい飛ばすなよーとも思ったけど。 でもなんかテンション高かったし。まぁいっかーと思って許せてもた。 あたしもたいがい都合いいオンナやなぁと思ったけど。まぁしょーがない。
結局走ったのは30分にも満たんかったけど。めちゃめちゃ楽しかった。 信号待ちのときに。あえて横に並んでしゃべってみたりして。 「ちょーマジで怖い。こんなに怖いもんなんや。」って興奮しっぱなしのはつね。 「夜の2人乗りとか・・・悪くなったもんやわー。」って笑うまひろ。 「しかしオンナ4人で夜中にバイク・・・普通ありえへんよな。」ってそうるも笑ってた。 みんなで笑いあう空間は。それだけで幸せやった。
それ以外にも。楽しいことはいっぱいあった。
まひろとはつねが部屋のユニットバスを使ったから。 そうると2人で温泉に入れたのも楽しかったなぁ。 ちょっと甘えて「背中洗ってー。」って言ったら。 「・・・マジかい。」って困ったように笑いながら。ゴシゴシ洗ってくれたり。 長風呂のそうるに合わせて入ってたら。あたしまでのぼせそうになったり。 「おっぱいおっきいー!」とか2人して後輩に言われたり(笑)。 そーゆうしょーもないひとつひとつのことが。やっぱり幸せやった。
4人そろって。ベランダから夜景を見て。 あの方角は空港やろーとか。あの灯りは滑走路ちゃうかーとか。 あげく地図まで持ち出してきてワイワイ言ったりして。 そうこうするうちに。全員が寒くてくしゃみ連発したりして。おもろかった。
ドラマの最終回を見てて。あたしがちょっと泣いてたときに。 はつねが派手に泣いたもんやから。そうるもつられてちょっと涙ぐんだり。 そんな3人を見ながら。まひろだけが全然泣かんくて。 はつねに。「ちょっとあんた何クールに決めてんねん。」とかつっこまれてたり。 そうるが。「泣くつもりないのに。あんたが泣くからー。」ってはつねに言ったり。 周囲関係なく泣いてるあたしに。まひろが「ほんま涙もろいなー。」って言ったり。 そんなのも。やっぱりおもろかった。
田の字型に4つ並べた布団で。あたしは2日ともそうるの隣で。 これはちょっと後で布団に押し入ってやろうかなーとか思ったりしてたら。 (何もせーへんよ。ただくっついて寝るだけのつもりで。) 「ちょー。そんなに布団くっつけたら蹴るでー。」とかってわざと言われて。 がびーんとかってショック受けてたら。例によってにやっと笑われたり。 そしてその笑いに。これまた例によってやられたり。それを必死で隠したり。 なんやかんやと。やっぱりあたしは忙しくて幸せやった。
夜に弱いそうるが。だんだん眠さ限界になってきて。 寝ぼけ出して。しゃべることもおかしくなってきて。 そのうちちょっと眠りかけたところで。はつねがそうるの顔に落書きし始めて。 怒りマークやら傷マークやら眼鏡やら髭やら鼻毛やら。いっぱい書き込んで。 我慢の限界でまひろとあたしが吹き出したら。そうるが飛び起きて。 鏡見て。「ちょー書きすぎやろー!」とか叫んだりして(笑)。おもろかった。
それでも寝ぼけてるそうるを起こすために。4人で格闘技をしたり。 とゆーよりは。単純にくすぐりあってただけなんやけど。 そのうちエキサイトしてきて。柔道やってたまひろが寝技を仕掛け始めて。 「ぐぁー!ギブ!ギブ!(←ギブアップ。)」とかって言うそうるを押さえ込んだり。 布団の山を目掛けて。軽くあたしを一本背負いしてくれたりもして。 世界が一周したあたしは。「うぎゃー!」って品のない悲鳴をあげたりして(笑)。
ほんま。いい年してしょーもないことばっかりやってるなぁ・・・(苦笑)。
そうるに関して言うなら。子どもみたいなかわいい寝顔とか。 はだけた浴衣から伸びる足とか。(寝相悪いからはだけまくりやった。) 寝起きのくしゃくしゃの髪とか。目の横にちょっと出来てたシーツの跡とか。 それから。朝ごはんの最後にブラックコーヒーをかっちょよく飲む横顔とか。 そーゆうひとつひとつに。あたしはいちいち感動したりして。 ほんま。どないやねん。こんなに好きでおってええんかい。 そんなふうに自分でつっこんでみたりもしてた。
一緒にいられることの幸せを。改めて実感した感じやった。 だって。そうるのそばにおったらあたしはほんまに忙しいから。 どんなにちっちゃいことでも。そうるの反応とか変化とかそーゆうひとつひとつを。 取りこぼさんように。見逃さんように。観察するので大忙しやから。 そしてひとつひとつ見つけるたびに。胸の奥をギュっとつかまれる感覚に襲われて。 あーあかん。好き。好き。大好き。ほんまにそうやって叫びそうになるから。
ねぇそうる。あんたはほんまに。なんでそんなにもそうなんやろ。(←意味不明。) そしてあたしは。なんでこんなにもあんたを好きなんやろ。 なんで飽きもせずに。あんたのことをずーっと見てたりできるんやろ。 考えれば考えるほどに。答えが見つからんくてあたしは困ってまう。
でも。誰かを好きになる感情は。きっと不可抗力なんやと思う。 「こーゆうとこがあるから好き」ってのじゃなくて。 好きになった人に「こーゆうとこがあった」っていう結果論なんやと思う。 なんで好きなんかなんて。自分にも分からんくて当然。 気がつけば好きで。気がつけば気になってしょーがない存在。 そーゆうのでいいかもなぁって。だんだん思えるようになってきた。
それにしても。そうる。あんたはやっぱりすごい。 大好きな友達と過ごす。それだけでも幸せな時間の中に。 ちょっとしたあんたの言葉とか。ちょっとした笑顔とか。いたずらとか。 そんなスパイスが入ることで。あたしはどこまでも幸せになれる。
ありがとうそうる。あんたがおってくれて。あたしはやっぱり幸せ。 あたしは。あんたのことが大好き。どこまでも。いつまでも。ずっと大好き。
でもきっと分かってる。「好き」でも「大好き」でも不十分なこと。 「愛してる」とか言っても。なんとなく足りんような気がすること。
この名前のつけようのないくらいの強い思いが。 そうる。どうかあんたに優しく届きますように。
次はちょっとだけ。おまけの出来事を書いてみよっかな。 とりあえず合宿ネタは。それで終わりにする予定です。 |