***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年02月20日(木)そして決意。

どうしてもっと早く気づかんかったんやろう。
誰よりも。あたしがそうるのことを分かってると言いながら。
あたしは。自分の抱える気持ちでいっぱいいっぱいになってて。
そうるの小さな異変に気づかんかった。気づけんかった。

ここんとこ。ちょっとへこみがちになってたあたしは。
サークル仲間の掲示板を全然見に行ってなかった。
正確には。そうるがあのカキコをして以来。
あたしは覗きに行くのもイヤになって。ずっと避けてた。

それを今日見に行って。ちょっとおかしいって思った。
そうるのカキコが。ひとつも増えてなかったから。

その掲示板は。そうるが管理人になってて。必ず毎日見てるはずで。
多いときには。1日に2、3度カキコしてるそうるやった。
それが。あの日のあのカキコ以来。そうるは姿を現してなかった。
みんなのいろんなカキコの中には。全員に呼びかけてるようなのもあって。
いつものそうるなら。ちゃんとレスしそうな感じやった。

それやのに。そうるのカキコは増えてなかった。


自意識過剰かもしれん。あたしの思い込みかもしれん。
でも。それはあたしのせいな気がした。
あたしもけっこう頻繁に掲示板を見て。頻繁にカキコする方で。
もちろんそれをそうるは分かってるから。
あたしがそうるのカキコを読んだことは分かってるはず。

そうるがどんな気持ちでそれを書いたかあたしに分からんように。
そうるも。あたしがどんな気持ちでそれを読んだかは分からんやろう。
それでも。読んだっていう事実は分かってるはず。
そして。それをどう受け止めたにせよ。
あたしがそれっきり掲示板に現れてへんことも。分かってるはず。
もしそれが。そうるが掲示板に現れん原因やとしたら。

そうるは。あたしを苦しめたって思ってるんやろうか。
あたしに連絡をよこさんのは。罪悪感からやろうか。
(あたしからも連絡とってへんから。なんとも言えんのやけど。)
カキコしたことを。ちょっとは後悔してたりするんやろうか。


あたしは。ちょっとだけ考えて。小さな賭けに出た。

夜。久しぶりのカキコで。小さなウソをついた。
体調を崩してて。久しぶりにここに見に来たって。
みんながいっぱいカキコしてて嬉しいなーって。
彼氏が出来たって言ってた友達には「おめでとう☆」って書いて。
(彼女とは掲示板以外でも連絡とってたから、改めてってことで軽く。)
そして。そうるには何も書かずに。カキコを終えた。

言いたいことはいっぱいあるけど。もちろんここで言うことじゃない。
「おめでとう」も。「ちくちょう」も。全部ウソっぽくなるから。
言うならちゃんと会って話す。2人だけのときに話す。
そう思ったから。あえて何も触れんかった。

あたしが確認したかったのは。そうるがどう出るかってこと。
平気。大丈夫。気にしてへんから。あんなカキコ。
そうやって示すことで。そうるがどう出てくるかってこと。
試すみたいで卑怯な気もしたけど。やってみた。


そして。あたしのカキコから約3時間後。もう1度覗きに行ったら。
そこには。そうるのカキコがちゃんと増えてた。

内容は。どうでもいいようなぼやきやったけど。
就職のこととかで。最近いろいろ考えるって書いてるだけやったけど。
あたしが思ってたとおり。ちゃんとそうるはカキコしてた。
まるで。あたしの出方をそうるがずっと待ってたみたいやった。

そのカキコを見て。あたしは言いようのない気持ちになった。


ねぇそうる。あんたもちょっと怖かったりしたんやろうか。
あたしを傷つけたっていう意識が。ちょっとぐらいあったんやろうか。
だからあたしが何も書かんうちは。あんたも何も書けんかったんやろうか。

あぁ。なんであたしたちは。こんなやり方しか出来んのやろうか。
お互いの真意を探るように。試しあうようなことしか出来んのやろうか。
そうる。あんたはあたしを好きやんね。あたしもあんたが好きやよ。
それならどうして。もっと正面からぶつかり合えんのやろうね。


そうる。やっぱり決めた。決めたよ。あたし。
追いかけっこは辞めにしよう。もう終わりにしよう。
あたし。ちゃんとあんたに話す。がんばって伝える。
だからあんたも話して。今の気持ちをちゃんとあたしに伝えて。
聞きたくないことでも。あたし。ちゃんと受け止められるようにするから。

その先どうするかは。あんたが決めることやから。
もうあたしは。信じるしかない。
今まで一緒に過ごしてきた時間。注ぎあった愛情。
その重みを。ただ信じて待つしかない。

失うかもしれんなんて。もう恐れへん。恐れてても始まらんから。
失いたくないなら。しがみついてでも守るしかない。
結局。自分の幸せは自分で守るしかない。


金曜の夜に。久しぶりにそうると会うことにした。
「おいっす。実家からおいしいお肉送ってきてん。一緒に食べへん?」
勇気を出して送ったそのメールに。すぐ返事がきた。
「肉かぁ。いいねぇ。じゃあすき焼きにしてなー。」
そう言うそうるは。やっぱりかわいくて。愛しかった。

あたしの目的が。一緒にお肉を食べるってことじゃないこと。
そうるは分かってるんやろうか。分かってないんやろうか。
でももうどっちでもいい。あたしは精一杯やるって決めたから。

おいしいお肉の味が。涙味になってしまわんように。
泣き出さんように。ちゃんと伝えよう。
好きってこと。必要ってこと。そして嫉妬のことも。
言葉にすると重くなりそうで。そうるの重荷になりそうで怖いけど。
でも。はぐらかすのはもうやめよう。嘘つくのももうやめよう。
ありのままのあたしを。好きになってもらいたいから。

これは。もっと幸せになるための決断。
別れるためじゃない。終わるためじゃない。
これからもずっと続いていくための決断。
それが分かってるなら。きっと間違わない。

がんばれあたし。大丈夫。きっと大丈夫。





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