***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月28日(火)体温で伝えて。

昨日の分と一緒にアップしたので。そっちの方も読んでください。
ちなみに。3日連続で書いてます。日曜日のデートのことです。
今日のは。さらにラブモード入ってます。ちょっとやりすぎです(爆)。
でもいつもこうじゃないんで。許してやってください(苦笑)。

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2人でごはんを食べて。ワインを飲んで。いっぱい話した。
どれぐらいしゃべったか。そうるはすっかり酔ってた。
「やばいー。酔ってるー。」調子よくそう言って。
そうるは。あたしのそばにズリズリっと寄ってきた。
あたしはまだそこまで酔ってなくて。てゆーか早く酔おうと思ってて。
空になりかけのボトルを持って。そのままコクコクって飲んでたとこで(苦笑)。
「くそー。あんただけ先に酔うとかずるいー。」って。勝手に悔しがってた。

そしたらそうるは。あたしの手からボトルを奪いながら言った。
「んじゃすぐに酔わせたるわー。」って。あたしの目を見ながら言った。
それは。なんか宣戦布告みたいで。あたしは妙にドキドキして。
あ、これは来るかなって。予感みたいなものがした。
抱き締められると思って。ちょっとだけ身構えた。

でもそうるは。あたしを抱き締めるわけでもなく。そのままワインを飲んだ。
期待が外れたような。すかされたような気がした。
なんやねん。意味分からん。・・・そう思ってそっぽ向いたら。
あごに手を当てられて。クイってそうるの方を向けさせられて。口づけられた。
お酒のせいで。濡れてひんやりとしたそうるの唇は気持ちよくて。
あたしはそのまま目を閉じて。いつもみたいにそうるのキスを感じようと思った。

でもそれは。いつもとちょっと違った。
そのままあごを上げさせられて。そうるの顔が上からかぶさるようになった。
(え。なに?)と思ったら。口の中に何かが入ってきた。

それは。いつも感じるそうるの熱い舌じゃなくて。ワインやった。
そうるがさっき飲んだように見えたワインは。そうるが口に含んでただけで。
そしてそれがあたしの口にゆっくりと注がれた。
びっくりして。あたしはそれを味わう間もなく飲み込んだ。
ゴクって。喉が音を立ててそれを流し入れた。
勢いよくそれを流し込まれた喉は。焼けるように熱くなった。


そうるが唇を離しても。あたしはしばらく固まってた。
唇の端からワインをすこし垂らしたままで。よく分からんくなってた。
そうるは。それを舌でぺろっと嘗めると。にやっと笑って言った。
「・・・酔えたやろ。」って。最高にいやらしい顔で。あたしに言った。

ちくしょう。そーゆうことか。またやられた。やられてもた。
心臓がバクバクして。壊れそうな気がした。悔しかった。
「いーや。こんなんじゃ酔えん。」って。素直じゃないあたしは言ってやった。
そうるは。そんなあたしをじーっと見つめて。見透かしたように。
「嘘つかんでよろしい。」って言って。また口移しをしてきた。


ワインはもうワインじゃなくて。名前のつけられない飲み物になってて。
世界でひとつしかないその飲み物は。あたしには1番キツイお酒って感じやった。
むしろ。あたしの理性を消し飛ばすような。強烈な媚薬って感じがした。
どこまでもどこまでも。際限なく酔わされていくような気がした。
フワフワして。クラクラして。もうどうなってもいいと思った

そうるはあたしから離れると。静かに電気を消して。いつもの曲を流した。
久しぶりに聞く「AQUALOVERS」は。あたしの気持ちを高ぶらせた。
あたしはあたしで。暗くなった部屋の中に。アロマキャンドルを灯した。
「キレイやな。」「うん。いい感じ。」短く言葉を交わした。
ゆらゆら揺れる炎が。あたしの中のスイッチを入れたような気がした。

そしてあたしは。やっぱりいつもみたいに。そうるに全てを預けた。


毛布にくるまって。2人で体を重ね合った。
そうるは。ゆっくりとあたしの唇を味わうようなキスをして。
あたしの額の髪をかきあげると。そこにも優しいキスをして。
そのまま。縦にラインを描くように。あたしの体中に唇をつけた。
緩やかな体のカーブに沿って。そうるの指はあたしに触れていった。
どこに口づけられても。どこに触れられても。そこから愛が注ぎ込まれるような感じで。
あたしは。くすぐったさと幸せで身を捩らせながら。吐息を漏らした。

触れられた先から熱を帯びて。体が湿ってくるのが分かる。
感じるってことや。濡れるってことは。きっとこういうことを言うんやと悟る。
でもそれは。そうるが刺激をくれるから感じるわけで。
他の誰でも。あたしを同じように感じさせることはきっと不可能で。
そう思ったら。今あたしの上に跨るこの人が。
体と心を使って。あたしをかわいがってくれるこの人が。
あたしにとって。ほんまに最愛の人なんやってことを改めて思って。
高ぶって。我慢できんくなって。気づくといっぱい声が出てた。

そんなあたしを。そうるはさらに攻め続けた。
最初あんなに優しかったのに。怖いくらいに激しくなった。
気絶しそうな刺激に。悶えるあたしを押さえつけて。
絶対に逃がさないって感じで。どこまでも追い詰めてきた。
でも捕えられた体と心は。恐怖と同時に幸福も確かに感じてて。
そんな自分を知って。あたしはもうどうしたらいいのか分からなくなる。

でも。そうやって豹変するそうるが。二面性を持つそうるが。
あたしを虜にして。理性も意識もすべて飛ばしてくれること。
そして最後にちゃんとつなぎとめてくれること。誰よりもあたしが分かってるから。
もう全てを委ねて。あたしはただそうるの腕の中で溺れていればいい。

途切れることなく与えられる快感の中で。真っ白な世界で。あたしは果てた。


余韻を楽しみながら。短いキスを繰り返す。
トロトロとまどろむあたしを。そうるがおもしろそうに見てる。
「なんかさー。思ってんけど。」って言うから。
「ん?なにー?」って聞き返したら。
「あんたまたちょっとぽっちゃりしたな。この辺が。」って言って。
あたしのおなかの肉を。ぷにってつまみやがった。

「うっさい。これでも正月に太ったのは元に戻ったんじゃい。」
「せっかくなら胸に肉つけばええのにねー(笑)。」
「うっさい。胸はこれから戻すんじゃい。」
「ほほぅ。戻ればええけど(笑)。」

あほみたいなやり取り。さっきまでのムードは帳消し。
でも。こんな感じでいい。こんな感じがいい。
それがきっと。一番あたしたちらしいカタチやと思うから。


ねぇそうる。あたしが抱える矛盾だらけの気持ちとか。
その奥に最後まで残るあんたへの計り知れん愛情とか。
そういうのが。抱き合うことだけで伝わるなんて思ってへんけど。
それでも。ふたりで体を重ねたら。肌と肌を密着させたら。
普段は言葉にならんものが。体温を通して自然と届く気がするんよね。あたし。

うまく言えんけど。そういうのがあるから。
抱き合うことはやめられんし。気持ちいいんとちゃうかな。

分かってるで。そうる。あんたの反応なんてお見通し。
「ちゃうって。ただエロいだけやって。」って言うんやろ。
あぁそうかもね。難しいこと言っても所詮はそれだけかもね。(←開き直り。)
でも。そんなことあんたに言われたくないなぁ。

だってあたし以上に。あんたはエロエロ全開なんやもん(笑)。





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お疲れです。長い長い日記になっちゃいました(笑)。
最後まで読んでくれて。ほんまに嬉しいです☆ありがとうございます☆

あとBBSへの返事がちょっと滞ってるんですが。
ちゃんと後でしますので。もうちょっと待ってくださいね。
あ。さらなるカキコも大歓迎です☆





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