***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月09日(木)そして惚れ直す。

えーっと。昨日のを読んでないと。今日の日記は意味不明です。
読んでないって方は。とりあえず昨日の日記を読んでみてください。

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昨日家に帰って。そうるに連絡しようかとも思ったけど。
それなりの意地からか。あたしは連絡しなかった。
謝るべきことは謝った。その上でそうるがあんな言い方をしたんやったら。
それはもうそうるの問題で。あたしは悪くないと思った。

・・・誰が悪いとか。そういうことじゃないはずやのに。
素直になれん自分には。ほんまに腹が立つ。
それはそうるに対するむかつきより。強くなったりもする。

会いたかったのに。会えると思って嬉しかったのに。
なんであんな言い争わなあかんかったんやろう。
そんな必要性、どこにもなかったはず。
あたしが平謝りすればよかったんやろうか。
もっともっとごめんなさいを重ねればよかったんやろうか。
でも。時間待ち合わせてたわけじゃないのに。小さなことなはずやのに。
「ごめんー寝てたー。」「なんやねん。もー。」で片付けられんかったんやろうか。
いつもなら。そうなりそうな気もするのに。

あぁ。なんでうまくいかんのやろう。
いろいろ考えてると頭が痛くて。どうしようもなかった。


今日は。昼からとある病院の見学に行って来た。
新しい環境は。あたしにいろんなことを考えさせてくれた。
そこはいわゆる精神病院やったんやけど。
人間の心って。ほんまに複雑なんやなぁって思った。

むかついてむかついてしょーがなかったそうるやのに。
あたしは。また簡単に会いたくなった。
思ってることをぶつけたくなった。

あたしから動こうかな。なんか自然にそう思えた。
そうるもきっと。何かしら思ってはいるはず。
アクション起こして。拒絶されるかもしれんと思ったら怖いけど。
いつまでもウジウジしててもしょーがない。
腐りきる前に。ちゃんと向かい合いたい。
ごめんなさいは。伝えたと思っても伝わってないことが多いから。
もう1度ちゃんと言おう。そう思った。

電話でケンカしたこともあって。あたしはちゃんと会って話したかった。
木曜はそうるの実験が長い。どうしよう。そう思ったけど。
ズルズル連絡とらんくて気まずいままなんはイヤやなぁと思ったから。
あたしはそうるにメールを送る。

「実験終わったら会いたいんやけど。何時ぐらいに終わりそう?」
「今日は長そう。7時ぐらい。そこからでいい?」
「ええよ。なんか食べるんやったら作っとくで。」
「んー。今日はええわ。ありがとう。」

微妙な気まずさが痛かったけど。しょーがない。
あたしはそう思って。部屋を片付けてそうるを待つ。

なんか久しぶりに。イヤな感じのドキドキやった。
そうるに会うとき。あたしはいつもドキドキするけど。
それは幸せな感じで。こんなにも怖い感じじゃなかった。
だからなんか。待ってるのも落ち着かんかった。


7時過ぎ。インターホンが鳴る。ドアを開ける。
そこにはそうるがいて。「おっす。」って無表情で言った。
「ごめんな。疲れてるときに呼び出して。」あたしはそう言う。
なるべく暗い声にならんように。不自然じゃない明るさで。
「いやいや。それは全然。」そうるはそう言って。部屋に入る。

「あのさ。やっぱり気持ち悪いからちゃんと謝りたいねん。」
あたしは我慢の限界で。すぐに切り出した。
そうるは。こういうとき絶対最初は黙る。あたしの出方を待ってる。
そういうのがあたしを緊張させること。分かってるんやろうか。
でもこれがそうる。あたしの最愛の人。だからしょーがない。
あたしはとりあえず。言いたいことを言う。


昨日は寝てもたのは悪かった。ほんまごめん。
あんたがどんな気持ちで待ってたとか分かってなくてごめん。
でもなんかあんたの電話の対応がいいふうには思えんかった。
だからかちーんときて、あたしもあんなモノの言い方しか出来んくなった。


あたしがしゃべるのを中断したのを見て。そうるも話し始める。


うちも後から考えて、自分のしゃべり方は悪かったと思う。
なんかな、あんた相手やとあんな感じになってまうねん。
こういう話って前もしたやん。近しい相手ほどわがまま言ってまうってこと。
たぶん昨日の相手があんたじゃなかったら、
あんなふうな言い方はせんかったと思うし、感情も抑えて話せたと思うんやん。
でもなんか幼いとは思ったけど、むかついてんのが抑えられんかってん。
んで、別に無理して抑えようとも思わんかったし、あんな感じになってん。


そうるはそこまで言うと。あたしの方を見る。
何か言うように促された感じがした。
でもあたしは。言葉が出てこんかった。
言いたいことは言ったけど。どうしようって感じやった。

そんなあたしを見て。そうるはひとつ溜め息をついて言った。
「もうええか。ええよな。もう。」って。
「え?」あたしは言ってる意味がよく分からんくて聞き返した。
そしたらそうるは。ありえへんことに。あたしに短くキスをした。
一瞬やった。あまりのすばやさに。目を閉じるのも忘れた。

「・・・どしたん。」そう聞き返すのがやっとやった。
びっくりしたのと。呆れたのとで。あたしの口元は微妙に緩んでたと思う。
そうるは。そんなあたしの口元を両手でつまんで。軽くひっぱり上げる。
「この話は終わり。うちももう怒らんから。あんたも怒らんといて。」
そう言って。またいつもみたいに。笑った。

やられた。完全にやられた。なんてヤツなんや。こいつ。


忘れてた。あたしはすっかり忘れてた。
そうるは。こういうヤツやった。
こういう状況でも。キスが出来るヤツやった。
気まずい状況を打破して。笑えるヤツやった。
どうしたらええか分からんくなって。困ってるあたしの気持ちとか。
そういうのも全部分かってくれる。そんなヤツやった。

泣けてきた。言い争ってても全然涙は出んかったのに。
仲直りの瞬間に。涙が出てきた。
安心したのと。そうるへの思いとで。泣けてきた。

「なんで泣くねん。」そうるはそう言うと。やっぱり笑った。
「うっさい。泣いてへんわ。」あたしはごまかして席を立つ。
キッチンに立って。今さらやけどコーヒーを入れる。
そうるの視線を感じる。きっと向こうで笑ってるんやろう。
でもあたしは。悔しいから気づかんフリをする。
でも胸のあたりは。じんわりとあったかくなっていって。
やっぱりどうしようもなく惚れてるってことを。あたしに気づかせる。


ねぇそうる。あんたはやっぱりかっちょいい。
何をどう説明したらええか分からんけど。
あんな状況でも。あんなことがやれるあんたは。
そしてあんなにもストレートに。思ってることが言えるあんたは。
あたしの心にまっすぐ刺さってくる。

小さないざこざがあっても。それがひとつ解決するたびに。
あたしはまたあんたに惚れ直す。やっぱり大好きやって思い知る。
そういうのをひとつひとつ積み重ねて。きっとここまで来たんやろうね。
そう思えば。言い争いもケンカも。絶対マイナスにはならんよね。

「あれ。恐ろしくプラス思考やん。」って笑われそうやけど。
ええねん。あたし。今年はプラス思考の幸せ人間でいくから(笑)。

あぁ。しかし正直な気持ちは。「仲直りできてよかった。」
これに尽きるね。やっぱり。そりゃ涙も出るわ(苦笑)。

そうる。知らんやろうけど。怒ったあんたってめっちゃ怖いんやで(笑)。





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