***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月08日(水)今年初のケンカ。

つまらないことでケンカするのは。もう減ったと思ってた。
もうそこそこいい年。幼い子どもとは違う。
その場の感情だけで。泣いたり怒ったり。
自分の言い分だけを通して。わがまま言ったり。
いつまでもそんなんじゃあかんと思うし。
がんばって抑えようと思えば抑えられるし。
我慢も出来る年になったと思ってた。

でもやっぱり。理屈がどうとか言うより。
そんなことはどうでもいいから。むかつくもんはむかつくんや。
そう思ってしまう自分も。確かに存在してる。
矛盾しまくり。人間なんてそんなもんなんやろうか。


あたしは。こうやってそうるへの想いを無限に綴れる。
感情の表面は変わりやすくて。いつも波立っていても。
根底に流れる愛は変わらんとか。えらそうなことを言ってみる。
でも日常生活において。表面とか根底とか。
そんなこと知らんわって言いたくなるくらいに。
頭の中が。愛しい人へのむかつきでいっぱいになることもある。
そして。もうあたしは心の底からこの人が嫌いなんとちゃうか。
いつの間にかそんなふうに思えることすらある。

・・・今日のあたし。まさにそれ。


原因は。いつだってしょーもないこと。
後から思えば。なんでそんなことでって思えるような。
でもその時のあたしには。超重要問題で。
ちっちゃな許容量で。精一杯抱え込んで耐えようとして。
でも無理。我慢できん。あほ。あほ。あほあほ。
そう思って。感情がむくむく膨らんで。ぷっちーんって弾けて。
そこから後は。もう自分でも収集つかんくなる。

ケンカは両成敗。だからあたしも悪い。
でも。そうるのあの当たり様は。ちょっと許せん。



あたしは水曜は大学が休みで。だいたい家にいることが多い。
たまった洗濯物を片付けたり。部屋の掃除をしたり。買い物に行ったり。
そんな感じで。けっこうのんびり過ごしてる。

だから昼過ぎにそうるからメールが来たとき。あたしは普通に受け取った。
「今日さ、実験早く終わりそうやねんけど、大学来れる?」
あたしの家から大学までは。原チャで5分ぐらい。
今日はヒマやし歩いて行こっかな。そうるがおるなら帰りはバイクがあるし。
寒かったけど。出ていくことは別に苦にならんかったから。
「ええよー。んじゃ食堂行っとくから終わったら連絡して。」
そう言って。あたしは着替えて出かけた。
ちょうど探したい資料もあったし。ちょっと早めに行った。


大学に着いて。あたしは図書館に行った。
資料を探して。どうにか見つけて。それをパラパラ読んでるうちに。
あたしは眠くなってきて。ちょっとぐらいええかーと思って。寝てしまった。

起きて携帯を見ると。メールが3件と不在着信が1件。
携帯をかばんの中に入れてたあたしは。バイブに全然気づかんかった。
(やばい。きっとそうるからや。どうしよ。)そう思った。

連絡くれた時間から。30分以上たってた。
「終わったでー。どこの食堂おるん?」
それから5分後。
「○○食堂かと思ってきたらおらんし。どこや?」
さらに3分後。
「なんなん?つながらんってことは研究室か?」
そしてそれからすぐに。不在着信。

あたしは大急ぎで図書館を出て。そうるに電話する。
つながらない。留守電になる。困った。どこにおるんやろう。
最後のメールで研究室のことを言ってたから。
あたしはとりあえず。いそいでそこに向かう。
図書館から研究室まではけっこうな距離。
歩いてきたことをちょっと後悔しつつ走る。

研究室のある講義棟にもそうるはいない。携帯の時計はもう5時。
やっばい。どうしよう。あたしの返事が遅いから帰ったんかな。
バイク乗ってる途中とかやったら電話取れんやろうし。
でもさすがに放置して帰るまで鬼じゃないよな。
そんなことを思いながらオロオロしてたら。そうるから電話がきた。
あたしは。速攻で電話に出る。

「あー。やっとつながった・・・。(←溜め息。)」
「ごめん。図書館で寝てもーてん。今どこにおるん?」
「・・・はぁ?寝てた?あほちゃうん。ありえへん。」
この「ありえへん。」の言い方が。妙にイヤな感じで。
あたしの心に。なんとなく引っかかった。

「ほんまごめん。で、今どこにおるん?」
「普通に食堂で待ってるし。」
「食堂?電話したけど全然出ーへんやん。」
「いや食堂で待ち合わせたら普通は食堂におるやろ。」
「電話かかってへんの?そこ電波悪い?」
「いや・・・てゆーかあんたはどこにおんねん。」

会話が全然噛みあってなかった。
最初は怖かったけど。だんだんむかついてくる。
電話が通じんかったから。研究室に行ってみたとか。
バイクに乗ってる途中やと思ったとか。
いろいろ説明せなあかんことはあるのに。
そんなんが面倒になるくらい。あたしはイライラしてきた。

なに?なんでそんな言い方されなあかんの?
まずは寝てたあたしが悪いけど。なんでそこまでキレてんの?
だいたいそっちが呼び出したんちゃうの?
いろいろ考えてたら。マイナスの感情がどんどん生まれてきた。


「・・・なんなんその言い方。」あたしはついぼそっと言ってしまった。
それが最悪なことに。そうるにしっかり聞こえたらしく。
「はぁ?何が?」って言われて。あたしは言葉をなくす。
声色から。怒ってるのがしっかり伝わってきて。背筋が凍る。
でもむかついてるのもあるから。言いたいことは言う。
そして。醜い言い合いになる。

「そんな言い方せんでもええやん。」
「はぁ?そっちが寝てて待たせといて何言うん?」
「謝ってるやん。それにそっちが呼び出したんやん。」
「なんやねん。うちが悪いんかい。」
「悪いとかじゃないやん。そんな話してへんやん。」
「・・・意味分からん。」
「何が分からんの。てゆーかなんでキレてんの。」
「キレてへんわ。あんたが勝手にキレたんやろ。」

・・・情けない。でもこんなことばっかり言ってた。
大学内の道でそうるからの電話を受けたから。
横を通り過ぎる人が。ちょっと不思議そうな顔をしてあたしを見ていく。

そうるは大きな溜め息ひとつ。そしてあたしに最後通告。
「呼び出しといて悪いけど会う気失せた。今日は帰る。」
あっさり。はっきり。そう言われた。
こんだけ思ってることハッキリ言えたら。どんなに気持ちいいんやろう。
そうるらしくて。ある意味尊敬した。(←思いっきりイヤミやけど。)
「分かった。寝てたんは悪かった。ごめん。じゃあ。」
それ以上話したくなくて。あたしも電話を切る。

泣き虫のあたしやのに。涙は出てこんかった。
それよりむしろ。そうるへのむかつきがさらに膨れてた。
なんであんな言い方しか出来んのやろう。人の言ってること聞かんし。
あんなんじゃ全然話にならんやん。ほんま。あほやわアイツ。
バイクで帰るはずの帰り道をひとりで歩きながら。
あたしのイライラはさらに増えてた。



ねぇそうる。モノは言い様。あたしは常にそう思ってる。
同じことを言われるにしても。言われ方で受け取る感じが全然変わる。
あたしが寝てたことに対して。今日のあんたの言い方はむかついた。
「あほちゃうん。」って言われるにしても。
いつもの冗談じゃなくて。ほんまにあほって思われてる気がした。
それであたしもむかついて。それ相応の返事しか出来んくなった。
あたしの言い方も悪かった。だからあんたのことばっかり悪くは言えん。

はぁ。難しい。なんでこうなるんやろうね。
あんたとケンカしたいなんて。あたしはただの1度も思ったことないのに。
ちょっとした気持ちが伝わらんくて。分かってほしいのに分かってもらえんくて。
お互いもどかしくて。お互いむかついて。ケンカになる。

あー。幼い。あたしもあんたも。まだまだ幼すぎる。





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