***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月05日(日)君の唇は。

今日で冬休みも終わり。明日からはまた大学が始まる。
久しぶりに学部の友達に会えるし。嬉しいのもあるけど。
だらけた生活に慣れたこの体が。ちゃんと適応してくれるかどうか(涙)。

そんなわけで。今日の夕方に実家から下宿に戻ることになってた。
昼間には。地元の友達に会って。いろいろ話したりした。
あたしにとって。これまた大事な友達なわけで。
ここでももちろん紹介したいけど。今日はおあずけ。
それよりずっと。書きたいことがあるから。


もちろん。あたしにとってこんなに書きたいことなんてひとつだけ。
今日。ようやく。約2週間ぶりに。ようやくそうるに会えた。
嬉しかった。胸が熱くなった。涙が出た。

会えるなんて思ってへんかったんやけど。
よく考えたら。そうるはそういうヤツやった。
家族と一緒にいた後で。ひとりになるあたしが。
寂しがることなんて。そうるなら絶対にお見通しやし。
そういうときに。なんだかんだ言いつつ構ってくれるのがそうるやし。
そんなの誰よりもあたしが。1番分かってるはずやのに。

たかが2週間とか会えんかったくらいで。
そういうのを忘れてた自分に。あほぅって思ってみた。


実家から最寄り駅までの道。いつも弟が車で送ってくれる道。
あたしがいつも。どうしようもなく泣きそうになる道。
いつだって帰れる距離やし。また近く帰る日も決まってるのに。
「気をつけてなー。」「また帰ってきー。」そう言ってくれるのが嬉しくて。
あたしは愛されてるんやなぁって思ったら。いよいよ泣きそうになる。

「じゃーまたね。」って。駅前で車から降りてバイバイをする。
下宿へ戻る電車は。いつだって不思議な気持ち。
それまでは周りに家族がおったのに。急にひとりになって。
でも愛されてることは通じてるわけで。言いようのない気持ちになる。

そんなときに恋しくなるのは。もちろん最愛の人で。
あたしは。久しぶりにそうるにメールを送った。
「おいっす。下宿に戻ってるとこ。いつもながら寂しい・・・。」って。
なんてゆーか。いい年して完全に甘えメール(苦笑)。
こういうのを拾うか捨てるか。それはそうるの機嫌次第(苦笑)。
相手してくれるかなーと思いながら。あたしは携帯を握って待つ。

待つこと2分。そうるから返事がくる。
「・・・新年早々もう寂しがり病かいな。」やって。
あぁ。そうるのメールや。全然変わってへん。
あたしはそれだけで簡単にじんわりして。嬉しくなる。
「てゆーかこれはもう慢性疾患やから。」って。負けじと言い返したら(苦笑)。
そうるは。想像もせんかった返事をくれた。

「何時に駅着くん?今ヒマやから迎えに行ったろか?」って。
あたしはびっくりして。思わずメールを読み返す。
間違いない。迎えに行こうかって書いてある。

・・・もしやこれは。あたしのアッシーになってくれるってことか?(笑)
てゆーか。アッシーとかどうでもよくて。もうすぐ会えるってことか?(喜)

「まじで?あと1時間ぐらいやけど。ええの?」って聞いたら。
「ええよ。長いこと会ってへんしな。」やって。
あぁ。もう。なんてこった。幸せすぎる(涙)。

それはまるで。遠足の前の日の小学生みたいな。
楽しいことが後に待ってるときの。踊り出す心。
しかもそれが。予想してなかったことやから。
余計にあたしの心を弾ませて。そして痛くさせた。


それから約1時間後。下宿先の最寄り駅で降りて。
あたしは。駅前にいるって言ったそうるの車を探した。
駅のロータリーの左側に。見覚えのある紺色の車があって。
その中で携帯を触ってるそうるの姿が見えた。

走ろうとした。でも荷物があたしの邪魔をした。
早く会いたくて。会いたくて会いたくて。重いバッグがもどかしかった。
許されるなら。全部その場に放り出して走りたかった。
(・・・どうやらあたしは。相当乙女モードやったらしい(苦笑)。)


助手席の窓をコンコンって叩くと。そうるがこっちを見た。
当たり前やけど。それはあたしの大好きなそうるで。
年賀状にあったように。また髪が短くなったそうるで。
あぁ。やっと会えた・・・と思って。あたしは胸いっぱいになる。

「久しぶりー。」って言われて。「おぅ。久しぶりー。」って答える。
「ありがとうな。めっちゃ助かるわ。」って言ったら。
「てゆーか今年初運転やし。ちょっとドキドキ。」とか言ってきた。
そんなやり取りも久しぶりで。何も変わってなくて。
当たり前のことにいちいち感動して。あたしは忙しかった。

年末は何してたかとか。正月は何してたかとか。
メールもそこそこしてるし。そんなことは口にせんでも分かってるけど。
やっぱり話すのって違うから。知ってることでも聞きたくなるし。話したくなる。
送ってもらってる間中。あたしたちはずっといろんなことをしゃべってた。


あたしの家まで約20分。あぁ。短すぎる(涙)。
「ゆっくりしたいけど今日は家ごはんあるし。」そう言って。
そうるはあたしの部屋には上がらんかった。
全然話し足りんかったし。あたしはちょっと寂しかったけど。
こうやって時間を割いてくれただけでめちゃめちゃ嬉しかったから。
「いやいや。送ってくれただけで十分。ほんまありがと。」って言った。
「いえいえ。」そう言ってそうるは。ちょっと笑った。

そして。今年初めてのキスをくれた。
去年と何も変わってない。優しいキスやった。


ねぇそうる。笑わんといてね。
「バイバイ。」って言って。あんたの車を見送ってる間も。
ちょっとの寂しさといっぱい満たされた気持ちとで部屋に帰った後も。
あたしの唇には。あんたの唇の感触がずっと残ってた。
そんな長いキスじゃなかったし。いつものキスやのに。
待ち望んでたからかな。いつまでも消えんかった。

あんたの唇は。あたしにはすごい威力を発揮するんよね。
たった数秒間触れただけで。こんなにもあたしを虜にするんやもん。
あたしの頭は。その数秒間の余韻だけで占められて。
痺れたようになって。しばらくは他のことが考えられんくなるし。
思考回路まで閉ざすなんて。どんな恐ろしい唇なんやろ(苦笑)。

でもね。そうる。あたしは今年も。
そんなふうに幸せなキスを。あんたといっぱいしたい。





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