***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年11月21日(木)君しか見えない。

昨日の日記の続きです。ちょっと愛の戯れ入ってます。
そうるが久しぶりにあたしの部屋に泊まりに来てくれて。
あんまり幸せで。書きたくなっちゃったんで書きます。あはは。

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ナイター後。あたしのマンションの前で。あたしが帰るのを待ってたそうるは。
怖いくらいに優しさ全開で。あたしを抱き締めてくれた。
そしてあたしの手を引いて。部屋の前まで連れて行く。
「えーと。一応ここあたしの家なんですけど・・・。」って苦笑いするあたしに。
「ええやん。細かいことは気にすんな。」って言って。そうるはにやっと笑う。
「てゆーか寒いしー。早く開けてー。」って。催促されてあたしは鍵を開ける。

部屋に入ってすぐに。唇を塞がれる。ちょっと荒々しいそうるのキス。
軽くもがいたあたしの手首をつかんで。玄関のドアに押し付ける。
「ちょー。あかんで。先にお風呂入るで。」って。
あたしは。走り出しそうなそうるを止める(苦笑)。
「えー。そんな汗かいてへんやん。」って。そうるはぷぅーっとふくれる。
その顔があんまりかわいくて。あたしはそうるのほっぺたをぷにっとつまむ。
わざと甘えるように。唇をとがらせるそうるに。今度はあたしからキスをする。

「あー。いいこと考えた。お風呂一緒に入ろうや☆」って。そうるが言う。
「はぁー?無理やって。風邪ひくで。」って。あたしは反対する。
ワンルームマンションのバスルームやし。狭すぎるし。
「ええやん。たまには一緒に入ろうやー。」って。そうるはウキウキ。
そんなウキウキそうるがあんまりかわいくて。あたしはまた負ける(涙)。
「しょーがないなー。」って言いながら。バスタブにお湯を入れる。

やっぱりあたしが弱いんよなーって。またまた思い知らされる。
膨らませた頬も。尖らせた唇も。キラキラしてる瞳も。どうにもかわいすぎて。
それはいつものクールなそうると同じくらい。あたしの心をくすぐる。
ふくれたり。ウキウキしたり。そうやってありのままの感情を出してくるのは。
そうるがあたしに心を許してるからこそなんやなーって分かるから。
余計に愛しくて。嬉しくて。求められるままに動いてまう。
あぁ・・・ちょっと弱すぎ(苦笑)。


「ピピピ」って。お湯が入った合図が鳴る。
お気に入りの桃の香りの入浴剤を入れて。ゆっくりかき混ぜる。
ミルク色のお湯。ユラユラ上がる湯気。そんなバスタブに2人で入る。
予想はしてたけど。いっぱいお湯が溢れて。ケラケラ笑い合う。

「狭いしー。」って。そうるが言うもんやから。
「だからやめとこって言ったやん。」って。あたしは言い返す。
「いや。別にあかんとか言ってへんやん。」って。そうるは言う。
「いや。絶対失敗やと思ってるやろ。もうええし。」って。あたしも譲らず言う。
そして。2人でつねりあって。じゃれあって。また笑い合う。


部屋からは。そうるがセットしたMDが聞こえてくる。
TMRのバラードセレクション。あたしのお気に入りの曲がいっぱい入ってるMD。
そこから。大好きな「AQUALOVERS」が聞こえてくる。
そう。これはあたしたちの戯れのテーマ曲。
うわ。もしやこれも作戦かしら。なんてヤツ・・・そうるめ(苦笑)。

そうるの方を見ると。なんとなくスイッチが入ったのが分かる。
熱を帯びた瞳が。絡みつく視線が。あたしを誘惑する。
「電気消そっか。」って言って。そうるはバスルームの明かりを消す。
脱衣所の明かりだけがぼんやり灯って。なんとなく怪しい雰囲気。

「ここおいで。」って。そうるは自分の脚の間を指差す。
狭いバスタブの中で。そうるにもたれて。
あたしは。背中からそうるに抱かれる形になる。
そうるの腕は。あたしの腰にしっかり回されて。
だんだん。そのまま。あたしの全身をなぞり始める。

絡みつくそうるの腕に。囚われたような感覚が走る。
束縛されるのは嫌いじゃない。むしろ好き。
そんなあたしの性癖を知ってるそうるは。強く強く抱き締めてくる。
やばい。やばいやばい。そんなんされたら気持ちよくなってくる・・・。

「お風呂やのに・・・。」って。小さい声で言ってみたけど。
あたしの首筋に吸い付いたそうるの唇は離れない。
「後にしようや・・・。」って。ちょっと抵抗してみたけど。
あたしの耳たぶを噛むそうるの歯は離れない。

でもあたしだってずるいもんで。本気でイヤだなんて思ってない。
あたしに触れるそうるの手は。あたしの大好きな手で。
あたしの背中に感じるそうるの体は。柔らかくて気持ちよくて。
もっと触れ合いたい。もっとそばに行きたい。もっとそばに来てほしい。
そう思うのに。口から出る言葉は正反対で。やっぱりあたしは素直じゃない。

「こっち向いて。」ってそうるに言われて。
そうるの方に向き直ったら。ゆっくりと唇を重ねられる。
こじ開けられたあたしの唇。その中にそうるの熱い舌が入り込む。
そして。あたしを味わうように。甘い甘いキスを続ける。

いっぱいキスをして。いっぱい触れられて。あたしは幸せやった。
漏らしたら響きそうな声を必死で抑えて。吐息に変えてたら。
「声出してええよ。吸い取ったるから。」ってそうるは言って。
あたしが喘ぎそうになったら。唇を覆ってくれた。

それはそうるの優しさ。でもそうるは分かってない。
唇を覆われることで。そうやってキスされることで。
またあたしが快感を与えられて。喘いでしまうことを(苦笑)。
そうるがやってることは。結局すべて。あたしを感じさせるから。
そうやって声を消そうとしたって。無理なんよね(苦笑)。


ねぇそうる。あたしにとって。
あんたのことしか見えてないこの時間。
あんたのことしか考えられないこの幸せな時間。
永遠に続けばいいのにと思えるような。
そして止まってしまえばいいのにとすら思えるような。
愛しくてたまらないあんたとの戯れの時間に。
あんたは。何を思ってるんやろう。

与え続けられる快感の中で。ふと冷静になった頭でそんなことを考える。
そしたら突然怖くなってきて。目の前にいるそうるが。急に遠く思えて。
あたしはまたそうるに抱きついてしまう。
「どしたん?」って。そうるはちょっとびっくりしたような反応をして。
それからは。ぴったり体をくっつけて。あたしを抱いてくれる。

そうる。あんたのことが大好き。この気持ちが。
もうあたしのコントロールなんて振り切って。どんどん高まっていくねん。
それがあたしは。時々どうしようもなく怖くなるねん。
冗談じゃなくてほんまに。あんたのことしか見えてない自分が怖くなるねん。
人を好きになる気持ちに。限りなんてないんやろうけど。
どんどんあんたを好きになって。ほんまに気持ちがどうにかなりそうで。
こうやって抱き合ってても。どうしようって不安になるねん。

なんでなんやろう。愛してる人に愛されて幸せやのに。
そうる。あんたがそばにいてくれて。あたしは確かに幸せやのに。
なんで怖くなるんやろう。なんで涙が出るんやろう。





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*追加*
大好きな曲。「AQUALOVERS 〜DEEP into the night」が。
今回の戯れに。あまりにも合ってたんで。また歌詞紹介。


躍る 揺らめく 柔らかに泳ぐ 気絶しそうな夢を見て
星の波間に 躰を委ねて 息を止めたら
そして世界は ボクらを失う すべては闇にさらわれて
燃え尽きそうな 刹那の余韻に 君とどこまで・・・・・・


うーん。やっぱりあたしは好きやなぁ。この独特の世界観が。





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