最近ヒマヒマとか言ってたあたしやけど。 なんてゆーか。対称的に超忙しい生活に突入した。 大学の方で実習が始まったから。課題やら何やらで忙しくなる。 サークル以外では。だらけきった生活をしてたあたしの体は。 なかなかすぐ勉強には反応してくれんくて。今日はめちゃめちゃ疲れた。
そんな今日は。ナイターがあることがあたしの支えになってた。 学部の友達とかには。「今からサークル?!」とか言われたけど。 むしろあたしの生活のメインは。学部よりもサークルやから(苦笑)。
やりたいことに没頭できる自分は。ちょっと誇り。 サークルの存在は。やっぱりあたしの1番大事なもの。 体はどんなに疲れる運動でも。心が元気になれるから平気。 あたしにとって1番しんどいのは。肉体疲労よりも。精神疲労やから。
体が疲れるのなんて。どうってことない。 でも。心が疲れて。ちゃんと笑えんくなってる自分が。1番しんどい。 サークルがある限り。心はいつでも潤ってる。 あたしはちゃんと笑える。だから大丈夫。
今日のナイターは暖かくてやりやすかった。 昨日の試合疲れが取れてないこともあって。しんどかったけど。 やっぱり気持ちが元気やと。体もどうにかなるもんで。 あたしは。楽しくてしょーがなかった。
そうは言うものの。実はあたしの体。もうけっこうガタがきてる(涙)。 正直な話。足とか常に痛くてしょーがない。揉み解すことも出来んくらいガチガチ。 毎日どんなにストレッチしても。湿布とかガンガン貼ってても。 時にアンメルツとか塗ってみても(笑)。全然治る気配なし。 酷使してるからなぁ。体も悲鳴あげてるんやろうか。 ごめんなぁ。肉体疲労を軽視してまうご主人で。 そうやって。痛んでる部分に謝りたい気分やったりもする(苦笑)。
でもそんなガタガタの体も。もうすぐ解放されるんかもしれん。 引退は。1週間後に迫ってる。あと1試合で。今のチームが終わる。 考えんようにしてるけど。考え出すと止まらんくなる。
今のボロボロの体は。使わんようになったら治って。痛みも感じんくなるかもしれん。 でもそうなったのと同時に。もしくはそれよりも全然早い段階で。 あたしの心は。きっとボロボロになってまうんやと思う。それが怖い。 3年間。何よりも1番打ち込んできたものが。いきなり無くなってしまうことで。 自分がどれだけのダメージを受けるか。あたしが1番よく分かってる。
肉体疲労が治っても。精神疲労が生まれるんじゃ。意味がない。
練習中も。そんなことをぼんやり考えて。泣きそうになってた。 今のチームももう終わりなんや。悲しいけど。それは事実なんや。 そう思ったら。いつもは普通にこなしてるメニューとかも。いちいち重みを感じて。 なんでもない時間の流れも。急にどうしようもなく愛しくて。たまらんかった。
そうるのキャプテンとしての姿も。あともう少ししか見られんのや。 あと1週間したら。新チームになって。そうるはもうキャプテンじゃないから。 「始めまーす!」って声かけてるあの姿も。 みんなが集まって最初に口を開くあの姿も。 もう少ししか見られんのや。・・・そう思ったら。本気で泣きそうになって。やばかった。
世代交代ってやつか。新しいキャプテンが誕生するんやなぁ。 そう。1年前。そうるもそうやって。キャプテンになった。 あの日を。あたしは覚えてる。はっきりと。覚えてる。
1年前。去年のチームでの最終試合の日。 大勝利を納めて。3回生の引退が決まった。 試合後に。その年のキャプテンがそうるを呼んで。 「じゃ世代交代でーす☆」っておどけて笑って。(おもろいキャプテンやったのよ。) キャプテンマークっていう赤いマジックテープを。 自分の腕から外して。そうるの腕に巻きつけた。 本来ならユニフォームの上から巻くはずのそのテープを。 そうるの逞しくて引き締まった二の腕の上に。直接巻きつけた。
みんなから笑いと歓声が起こる。 そうるも笑って。ムキムキマンみたいなポーズをとる。 前キャプテンも笑って。拍手してた。めちゃめちゃ楽しい雰囲気やった。 でもそんな中で。あたしは笑いながらも。こっそりと涙してた。
それから1年キャプテンとして過ごすそうるを思って。涙が出た。 期待とか。尊敬とか。誇りとか。そういうのでいっぱいになって。涙が溢れた。 でも同時に。そうるがいろいろしんどい思いをすることに対する不安とか。 それによってそうるが傷ついたりしてまうことへの恐れとか。そういうのもあって。 あぁ。ほんま。がんばって支えていこうって思った涙でもあった。 そうるの心のマネージャーになろうって。そう決めたあの日。
後から聞いたらそうるも。相当無理して笑ってたらしくて。 実は本気で泣きそうになって。恥ずかしくて堪えてたんやって。 「うちがやばいって言うんやから真剣にやばかってんで。」 普段絶対に涙なんて見せへんそうるは。そう言って苦笑いしてた。
ねぇそうる。あの日あんたは。何を思ってたんやろう。 隠した涙の向こうで。新キャプテンとして。何を思ってたんやろう。
早いもんやね。あれからもう1年が経つねんで。 あんたは。あの頃のあたしが思ってた以上に。最高のキャプテンになった。 それはきっとチームの全員が思ってることなんとちゃうかな。 冷静で。クールで。でも心の中は誰よりも熱くて。 プレー自体は。文句なしにめちゃめちゃかっちょよくて。 時にちょっとおもろい言動をやらかして。周りを笑わせて。 そういうキャプテンそうるが。あたしは大好きやった。 (・・・こういう書き方したら。もう終わったみたいで泣けてくるけど。)
ねぇそうる。あんたは最高のキャプテンやったけど。 あたしは。うまくあんたを支えられたやろうか。 キャプテンとしてのしんどい気持ちとかを。少しは救ってあげられたやろうか。 あの日心に決めたような。あんたのマネージャーになれてたやろうか。
そうる。そうる。胸が痛い。寂しくて。胸が痛すぎる。 永遠に終わらんかったらええのに。もう時間が止まればええのに。 そう望んでまうあたしを。あんたは弱虫やって笑うんやろうか。
笑わんよね。あたしには分かる。きっとあんたも同じ思いやってこと。
|