***☆For My Dearest☆***



***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT

2002年11月07日(木)月明かりの中で。

そうるが泊まりに来てくれて。2人で戯れて。
それからちょっとだけ話した。

引退のこととか。そういう寂しい話はしたくなくて。
あえてどうでもいいような話ばっかりしてた。
そういうあたしの気持ちを。そうるが察してたかは分からんけど。
サークル関連の話を全く出してこんかったあたり。
そうるも同じ気持ちやったんちゃうかなって思う。

ナイターの後は疲れてて。さらに戯れで疲れて。
2人してトロトロまどろみながら。話すのは落ち着く。
だいたい先にそうるが。限界が来て寝てまうんやけどね。
2人一緒にいるときに。先に寝られるとちょっと寂しいけど。
「起きてやー。」って。そうるを揺すりたくもなるけど。
でも寝顔を独り占めできるから。あんまり気にしない(笑)。

そうるの静かな寝息が聞こえてきたら。
あたしは閉じてた目を開けて。そうるの方を見る。
暗闇に目が慣れてくるまで。その寝息に耳を澄ます。

あぁ。ただスースー言ってるだけやのに。
それがそうるが出してる音やから。いつまでも聞いていたくなる。
たぶんこれが。電車とかで隣になった人の寝息やったら。
当たり前の話。うっさいなーとか思うんやろうな(笑)。
なんかもう。そうるやったら何でも許せるようなあたしになってそうで。
恋は盲目。まさにそれやなぁって。今さら思ったりする。

窓際に置いたベッドを。月明かりがぼんやり照らす。
そのうち。そうるの顔がだんだん見えてくる。
そうるはいつも仰向けで寝るから。光が顔全面に当たる。
キレイやなぁ。あたしは思わず溜め息をつきそうになる。
でも。そうるを起こしたくないから。息を潜めて。見つめる。

あたしはそうるの顔で1番好きな部分は。瞳。
小さな鼻も。薄めの唇も。もちろん大好きやけど。
そうるの瞳は。あたしの心を一発で射抜く。
それはもう。メドゥーサかってくらいに(笑)。

見つめられただけで・・・むしろ見つめられなくても見てるだけで。
あたしの心拍数は上がりまくるし。心は完全に奪われるし。
そーゆう意味で。あたしは。あの瞳にめちゃめちゃ弱い。
でもでも。そんなそうるの瞳は閉じられてる状態で。
あたしはどうにか落ち着いて。そうるを見つめることが出来る。

小さく開かれた口から零れる息。吸い込まれる息。
そうやって動く唇を見てると。どうしてもキスしたくなるのはあたしだけかな。
欲情かもしれんけど。思い始めたら止まらんし。

あたしは体を起こして。ゆっくりとそうるに顔を近づける。
10センチの距離で止めて。頬にそうるの息を感じる。
生暖かいその息に。あたしはやっぱり酔わされて。
チロっと舌を出して。そうるの唇を嘗めてみる。
それでもそうるが起きないことを確認して。今度はキスをする。
柔らかい唇の感触。あぁ離したくないな。唇。
でもそうるを窒息させるわけにはいかんし。あたしは惜しみながら唇を離す。

そうるは苦しかったのか。少しだけ体を動かす。
(あ・・・起きてまう・・・。)そう思って。あたしはまた横になって。
(何もしてへんよー。)って感じで。寝たフリをして。
そして幸せに包まれたままで。眠ってしまった。


ねぇそうる。これがあんたの知らないあたしの時間。
寝込みを襲ってるような。ちょっと悪いことしてるような。
変な気持ちになるけど。でも幸せな時間やねん。
たぶんそういう状況が。あたしを掻き立てるんやろうね(笑)。
いつもいつも攻められるばっかりのあたしが。唯一そうるを攻める時間。
あんたの寝てるときにやってるあたり。あたしもズルイけどさ(笑)。

ねぇそうる。眠りながらでも。あたしのキスを感じてる?
あんたがあたしにしてくれるみたいに。上手なキスじゃないかもしれんけど。
あたしはあたしの最大の想いを込めて。あんたにキスしてるんよ。
あんたの知らんところで。こんなにもあんたを思ってるんよ。

でも内緒。あんたには教えてあげへん。
だってこれは。あたしだけのヒミツの楽しみやもん。





↑押したら変わる投票ボタンです☆

Myエンピツに追加♪





MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT



↑よかったらぽちっと押してください☆

♪Myエンピツに追加♪


written by さあや

Design by shie*Delicate Erotic

thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→NOION
thanks for MIDI→HAPPYDAY