***☆For My Dearest☆***



***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT

2002年11月04日(月)失ったり手に入れたり。

今日は久しぶりの4時間練でヘロヘロになった。
しかも今日ちょっと寒すぎ。体温管理が難しいのなんの。
あんまり寒いからウィンブレ(ウィンドーブレーカー)着て走り回ってたら。
汗かきすぎて暑くなってきて。しばらくしたら。汗が引いて寒くなって。
あぁほんま。どうしてくれようか。風邪ひくっちゅーねん。

それからまた学祭に行って。飽きもせずにクレープを食べる(笑)。
ここんとこ甘いモノ食べすぎ。4日連続でなんかしら食べてる。
ケーキとか。シュークリームとか。そしてクレープとか。
やばいやばい。いくら運動してる体でも。これでいいはずないし。
このままじゃ脂肪でプヨプヨになってまうって(涙)。

引き締まったそうるの体と。プヨプヨしたあたしの体とか。
うーむ。やっぱりイヤやなぁ。我慢せなあかんやろうか(涙)。
食べたいモノを食べたいように食べていたいんやけどなぁ。

とりあえずクレープを昼ごはんにして。それから家に帰ってシャワーを浴びる。
夜から学祭打ち上げで飲み会があるから。寒くて湯冷めするかなーと思ったけど。
やっぱりスッキリして行きたいし。髪も体も泡を立ててしっかり洗った。

風呂あがりの自分は。シャンプーのいい匂いがして。気持ちいい。
何を着ていこうかなーとちょっと考えて。やっぱりパンツルックにする。
飲み会やと。足くずしたいからスカートよりパンツの方がラクやし。
最近買ったカーキ色のカーゴパンツに。ベージュのドット柄のカットソー。
足元はスニーカー。あっという間に。らくらくカジュアルスタイルの完成☆


集合場所に時間通りに行く。メンバーがポツポツ集まってくる。
あたしは。人混みの向こうに。そうるの顔を見つける。
「あー。珍しい。スカートやん!」って。誰かが言うのが聞こえて。
(はぁ?スカートだぁ?)って。あたしはそうるの方を再び見る。
なんとびっくり。確かに。そうるはスカートを履いてた。

ファーのついた黒いコートの下は。カーキ色のトレーナー。
足元はお気に入りのハイカットのスニーカーで。
いつものヘッドポーターのウエストポーチ姿やし。
うん。いつもと何も変わらないそうるやった。
ただひとつだけ違うのは。めったに見ないスカートやったってこと。

あたしは。そうるのスカート姿には。異常なほどに反応してしまう。
なんとなくそこに。女っぽいそうるを感じて。正直あんまり好きになれない。
そのスカートは。別にフリフリかわいいスカートやったわけじゃない。
ひざ丈の台形スカート。素材はジーンズ。ちょっと古着っぽい感じ。
それやのに。ただスカートだっただけやのに。

何を着てても。どんな格好でも。そうるはそうる。分かってるのに。
かっちょいい外見だけで好きになったわけじゃないのに。
ちょっとおもしろくなくなってるあたしは。なんて子どもっぽいんやろう。
あたしはスカートもパンツも履くくせにね。あぁほんま。勝手すぎ(涙)。


まぁそんな思いを抱えつつ。店へと向かう。
たまたまあたしは。そうるの前の席になる。
最初の席なんて。適当なもんやって知ってるけど。
とりあえずあたしは。幸せな気分になる。(←単純。)

今日何が1番嬉しかったかって。そうるがあたしにいっぱい飲ませてくれたこと。
だいたい飲み会って。お酒零したりして粗相とかやったら。
「♪そっそっう☆そっそっう♪」って飲まされるやん(笑)。
あたしは。お酒をグラスからグラスに移すのがめちゃめちゃ苦手で。
よく零してまうんやけど。それを目の前に座ってたそうるに見つけられて。
「おらー。飲め飲めー。」って感じで。飲まされまくった(苦笑)。
「ビールはキライやって言ってるやーん(涙)。」ってあたしが言っても。
「うるさいー。わがまま許しませーん。」とか言って。たっぷり注いでくれる(涙)。

かまってもらえることが1番幸せ。
そうるがあたしを見て。楽しそうに笑ってくれるのが1番幸せ。
そうるの笑顔のためなら。酒ぐらいいくらでも飲むよ。あたし。

そうるもそうるで。なんやかんやと飲まされてた。
珍しいスカートで。みんなにつっこまれてたし。
「正座するとパンツの膝が出てまうやん。」
「それがイヤで今日はスカートやねん。でも失敗や。」って。
そうるは大真面目に言ってたし。とりあえずは信じるけどさ。
調子に乗って。セクシーチラ見せポーズとか決めてみたりして。
「やめれー。」「きもいー。」「おえおえー。」って。
散々言われて。散々飲まされてた。(しかも大ジョッキばっかり。)
それでもほとんど酔わへんそうるは。やっぱりかっちょよかった(笑)。

そういや昔は。飲み会でよくそうると勝負させられたなぁ(苦笑)。
あたしもそうるも。先輩にめちゃめちゃかわいがられてた方で。
「あんたら2人で3回勝負ー☆」とか。先輩達は盛り上がって。
遅い方が追加でもう1杯ずつ飲まされるルールになってた。
結局そうるは3杯ですんだのに。あたしは6杯飲んでフニャフニャで。
「あーごめん。1回ぐらいわざと負けたるべきやったかも。」とか言いながら。
そうるは。やっぱり自分に絡みついてくるあたしを介抱してくれたっけ。

そうるの酒の強さは。あの頃からずっと変わらんままで。
調子に乗って場を盛り上げる性格も。あの頃と同じで。
でもあたしを介抱するあんたの姿はもうなくて。
それはあたしが成長したせいもあるんやけど(苦笑)。
なーんか。言いようのない気持ちになったりして。


ねぇそうる。あたしふと思ったんやけどさ。
1回生の頃みたいに。先輩に飲まされまくってつぶれることはなくなって。
懐かしいトイレで。あんたに介抱されて。抱き締められることもなくなって。
寂しいかと聞かれたら。けっこう本気で寂しいって答える気がするねん。
酔ってフワフワになって。あんたにかまってもらえるのは幸せやったから。
そういうのを失ったことは。やっぱり寂しいことやから。

あんたが目を離してたときに。フラフラっとひとりで駅まで歩いてて。
ホスト風の男の人に声をかけられて。困ってたあたしの手をつかんで。
「ちょー。こっちおいで。」って。自分の方に引き寄せたあんたの手とか。
揺られる電車で。あんたの肩に頭をもたせてウトウトして。
目覚めて1番に。あんたの名前を無意識に呼んだあたしに。ちょっと笑って。
「ええから寝とき。」って。あたしの頭を自分の肩に押さえつけたあんたの手とか。

そういう失ってしまったモノたちが。どうしようもなく愛しく思えたりする。
あのとき感じた。あったかくて。優しいあんたの手が。恋しい。
でもきっとそういうのは。もうあたしたちの間にはないやろうね。
ただの友達じゃなくなったあたしたちの間には。
みんながいるところで。そういうふうに触れ合うことはない気がする。

もちろんその分。あたしはいろんなモノを得たんやけどさ。
あの頃は知らんかった2人だけで飲むことを覚えて。
2人で一緒に酔って。気持ちよくなることを覚えた。
お酒だけじゃなくて。あんたに酔うことも覚えた。
うん。そうやって得てきたモノも。全部全部大事なんやけどさ。

失って。手に入れて。そういうことの繰り返しが切ない。
何もかもを失いたくないと。すべてを手に入れていたいと。
そう望むことは。やっぱり傲慢なんやろうか。
たとえ傲慢でも。あたしは望んでまうんやけど。
それが自然体で。あるがままのあたしなんやけど。

そんなあたしでも。あんたは好きでいてくれるやろうか。

あたしの面倒を見ることから解放されて。楽しそうに飲んでるあんたを見て。
あたしはふと。そう思って。ちょっと怖くなってしまった。
お酒のせいかな。酔うとどうにも涙もろくなる最近のあたしやし。

なんか。幸せやのに。センチメンタル全開。





↑押したら変わる投票ボタンです☆

Myエンピツに追加♪


*余談*
酔いつぶれた後輩が2人いて。そうるが1人を介抱してて。
あたしはもう1人に散々絡まれて。結局介抱することになった。
「先輩ー。付き合ってる人いるんですかー。」って。
酔ってるのをいいことに。そのコはやたら馴れ馴れしく聞いてきて。
「んー。内緒ー☆」って。適当に交わそうと思ったら。
「え。もしかしてキャプテン?」って。恐ろしいことを言ってきた(焦)。
「・・・なんでやねん(笑)。」って。笑ってごまかしたけど。
内心バクバク。いくら酔っているとはいえど。コイツ侮れんな。
・・・要注意人物に任命。あたし的ブラックリストに載せておかにゃ(笑)。





MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT



↑よかったらぽちっと押してください☆

♪Myエンピツに追加♪


written by さあや

Design by shie*Delicate Erotic

thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→NOION
thanks for MIDI→HAPPYDAY