今日は久しぶりに美容院に行ってきた。 夏休みとかキツイ陽射しの下でほぼ毎日のように練習してて。 毛先はもうボロボロに傷んでたから。 とりあえず少し切って染めてきた。 激しいプリン状態からようやく脱出(笑)。
今日行ったのはいつも行く美容院。 あたしの担当の美容師さんは。笑った顔がめちゃめちゃ優しい男の人。 なんと恐ろしいほどにミスチルの桜井さんに似てる(笑)。 話してくれる声も落ち着いてて。めちゃめちゃ癒される☆
ちなみに。そうるはミスチルが大好き。 桜井さんの書く詩の世界が好きなんやって。 今までもあたしが落ち込んで長い長いメールを送ったときとか。 添付ファイルによくミスチルの歌詞をつけて返事をくれてた。 あたしはそれに何度となく救われてきた。 そしてバッチリ影響されてミスチル大好きになった(笑)。
そんなことをぼんやりと思いながらシャンプーしてもらって。 カット。カラー。そしてブロー。・・・はぁ。気持ちいいー。 あたし人に髪を触られると気持ちよくて眠くなるんよなぁ。
うとうとしながら。あたしはまた思い出す。
あたしとそうる。出会った頃。 あたしの髪は肩下20センチぐらいで。ゆるゆるのパーマ。 対するそうるは。やっぱりあたしとは正反対(苦笑)。 長さは肩につくかつかないかぐらいで。さらさらの天然ストレート。
しばらくして。あたしはそうるの髪がちょっとうらやましくて。 縮毛強制当ててストレートになった。 そうるはそうるで。・・・まぁあたしをうらやましかったかは怪しいけど(苦笑)。 なんと。同じ日にくっきりパーマを当ててきた(爆)。
つくづく正反対のあたしたち。さすがにこれはびっくりしたなぁ。 「ちょっとー。なんで同じ日に逆になんの?」 「示し合わせ?ははーん。狙ったやろー?」 友達みんなにそう言われて。 「狙うわけないやん!どうやって狙うねん!」って。 騒ぐあたしの隣でそうるも笑ってたっけ。
記憶は記憶を呼び起こし。あたしはさらにいろいろ思い出す。
そうそう。あたしが長かった髪を肩まで切った日。 そうるはめちゃめちゃがっかりしてたのを覚えてる。 そうるは人の髪をアレンジするのが好きで。あたしの髪もよくやってくれてた。 器用にまとめ上げてくれたり。逆毛を立ててくれたり。 だからあたしが髪を切ったら。 「遊べへんくなるやん。あーあ。」って。 いつになく素直に感情を表してたっけ(苦笑)。
「髪ぐらい自由に切らせてやー。」ってあたしは言ったけど。 でもね。あたしも実はちょっと思ってた。 なんかもったいないことしたかなーって。 そうるに髪を触られる時間は。あたしには幸せやったから。
ただでさえ髪を触られると気持ちいいのに。 そうるに触られたらもうめちゃめちゃ心地よくて。 「よっしゃー。出来上がり☆」って言われる頃には。 ちょっと寝かけてたことなんてしょっちゅうで(苦笑)。 そんな幸せな時間を髪を切ったことで減らしてしまったことを。 あたしはちょっともったいなかったーって思った。
でもでも。ラッキーな幸せもあるもんで。 長かったときにはなかなかできなかったけど。短めになってから。 そうるはあたしの髪を。よく指で梳いてくれるようになった。
並んで眠った翌朝。あたしより先に起きたそうるが。 隣でまだ眠ってるあたしの髪を。ゆっくり指で梳いてくれる。 あたしはぼんやりした頭で。なんとなくそうるの指を感じてる。 そうるの指は優しくて。あたしは幸せで。またうとうとする。
でも。あたしも実は。そうるが先に眠った夜に。 そうるの髪をひそかに撫でてたりする(照)。 きっとそうるは熟睡してて気づいてないんやろうけど。 あたしの柔らかい毛よりもずっとしっかりしたあんたの髪を。 ゆっくり撫でながらあたしは幸せを感じてる。
あぁ。あんたの髪に触れたいなぁ。 あたしの髪に。キレイにブローしてもらった髪に。 触れてほしいなぁ。あーあ。 美容院を出ても。あたしはそんなことばっかり考えてた。
ねぇそうる。髪ひとつにしたって。 あたしはこんなにもあんたのことを思い出すんよ。 あんたに触られる幸せな感覚を髪が覚えてるんよね。 そして欲しがるもんだから。でも今は得られないもんだから。 あたしはどうしようもなくて。焦らされてる気分。
どんなに自分で髪を触って。あんたの指の感覚を髪に与えようとしても。 全然違うんよなぁ。同じことなはずやのに。 あんたが触るとなんであんなに気持ちいいんやろう。 なんであんなに幸せな気持ちになるんやろう。不思議。
ねぇそうる。明日はナイターで会えるね。 明日あたしはきっと。あんたに髪を触られることばっかり考えてそう。 みんながいるとこで。優しく触られるのなんて無理やから。 ちょっとここはアホなことをやって頭ポンって叩かれてみるかな。 まぁ一応髪には触れるし。とりあえずそれで我慢ってことで・・・(苦笑)。
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