台風来てますねぇ。風吹き荒れてますねぇ。 今日はまた練習やったけど、グランドで砂嵐が激しすぎて、 これじゃやってられんってことで中止になりました。 あぁ残念。昨日いい試合を見た後やっただけに、 今日はかなり練習したかったのに。 あーあ。台風のばかやろう。
それでも結局1時間ぐらいは練習してたかなぁ。 暴風で顔中に砂埃が当たって痛いのなんの。 さらに轟音のせいで相手の声も全然聞こえなくて。 あたしたちのサークルでは、 パスを求めるときとかパスするときとか、 相手の名前を呼んだりするんだけど、 その声もかすかに聞こえる程度。 いつもと違うってやりにくい。ほんとに。
でも不思議なもので。そうるの声は聞こえて。 遠くからあたしを呼ぶ声がちゃんと聞こえて。 そんな小さなことがまたあたしを揺さぶる。
ねぇそうる。あたしあんたに名前を呼ばれるのが好き。 あたしは自分の名前が好きやけど、 あんたに呼ばれることでもっと好きになったんよ。 名前って呼べば呼ぶだけ存在感が生まれる感じがするねん。 あんたがあたしの名前を呼ぶってことは、 そこにいるあたしの存在を認めてくれてるってことやん。 そのことがめちゃめちゃ嬉しいねん。 あんたがあたしの名前を呼ぶとき、 あんたの思考にはあたしが1番に存在するやん。 そのことが幸せやねん。・・・分かるかなぁ。
ねぇそうる。出会ったばかりの頃を覚えてる? あんたはあたしの名前を呼んでくれんかったやん。 あんたは人のことを「自分」って言う人で。 「自分そうやんな?」とかよく言ってたやんね。 あたしはそれがキライやってん。今でもキライ。 「自分って誰やねん。あたしそんな名前ちゃうわ。」って、 あんたに言い返したことあったやん。 それ以来あんたの「自分」グセはマシになって、 あたしのこともちゃんと名前で呼んでくれるようになった。 あたしそれが最高に嬉しかったんよ。 誰だか分からん「自分」にされるより、 あたしだけの名前で呼ばれることがずっと幸せ。
あたしあんたに名前を呼ばれることが好き。 そしてそれと同じくらいあんたの名前を呼ぶことも好き。 あたしあんたの名前が大好きやねん。 あんたの名前はすごい珍しくてキレイな名前で、 初めて聞いた時からあたしはその響きの虜になった。 あんたの名前を口にするのが好きやねん。 あんたの名前を声に出すたびに、 あたしはあんたへの思いをいっぱい噛み締めてる。 大好き。大好き。大好き。 そんな思いをいっぱい込めてあんたの名前を呼ぶ。 そして振り返ったあんたと目が合って。 あたしはまた一発でやられる(苦笑)。
ねぇそうる。いっぱい名前を呼び合おうね。 お互いのことを大事に思ってるってこと、 これからも名前を呼んで伝え合っていこうね。 |