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■ 今年の飢狼伝
ひとつの雑誌に、二つの連載を交互に掲載してるので、二年に1編の単行本。 えっと、原作のほうです。夢枕獏先生。 最近「原作のほう」ってつけないと話通じないことが多くて。コミカライズの方に看板取られつつあるみたいで。 いえ、最新刊、出版されてることすら気がつかなくて・・・・。 おおっ。ってもので
だって、ここ数巻、話破綻しすぎて、風呂敷広げ過ぎて。 もういいかな、と。
打撃よりも関節技の脅威で始まって、関節技の宝庫、古武術。実戦! 最強! ・・・と、机上の空論が無敵の理論だった時代まではよかったけれど。
実戦? んなもん馬乗りになってボコボコ殴ってたモン勝ちだよ。と、アルティメットやらヴァーリ・テュードやら現実の世界にフィクションが追い抜かれてからというものの・・ グレーシー兄弟でれば葵兄弟 ヒクソン・グレーシー出ればホセ・ガルシア 挙句の果てには、新たな古武術に、その秘伝の巻物の争奪戦。
それは、最初のプロットを終わらせてからやってくださいよ。獏先生。
で、今回の13巻。 神社の境内で、力道山とマス大山がモデル両雄激突・・・・どころじゃないな・・・全身の骨は折れ、脳漿撒き散らしても、まだ生きてるもの同士が、戦ってまして。
人間じゃない・・・・
その決闘のシーンを獏先生。 「どおでえ、すげえだろう。俺もまだまだここまで書けるんだぜえ」 と、のたまってるんだけど、それ、ちがう。ぜんぜん違う。 これ、どっかで見たことある。
バキの格闘シーンを、文字に起こしただけじゃん。
だめだよ、獏先生。 虎王もそうだけど板垣先生におんぶにだっこじゃ・・・・。
でも、次回が楽しみ。 だって、スクネ流の前に自慢の拳が当たらないんで、あの館長が動揺してるんだもん。 あの館長が動揺してるなんて。 館長が動揺なんて。 新世紀初の大事件。
2003年07月31日(木)
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