経理の心理

2002年08月18日(日) 夏休み終わり

9日間休みをもらった間、実家(東北某県)に帰ってました。

向こうでのんびり日焼けでもしようかな、と思ってたら、ここぞとばかり1週間全て曇り&雨。んでもって、今日東京に戻ってきたら、こっちも雨。
室温40度の部屋から脱出できたのは嬉しかったけど、夏に20度はちょっと寒過ぎだなあ、とどんよりした休暇でした。

休暇中に『大前研一敗戦記』という本を読みました。
これは大前氏が都知事選・参院選に出馬した時の記録とその時の提案した政策内容を記している本です。

選挙後の都政は、結果的に青島知事は議会に抑えられほとんど成果を挙げられずに財政悪化をすすめただけに終わってしまったことを考えると、その東京にしろ大阪にしろ、当時の選挙民の選択は失敗だったでしょう。
まあ、「既成政党ではない新しい風」を求めたものの、あまりに違う風を吹かせてしまったので、政治という場面では場違いだったということに気づいたという「成果」はあったのかもしれませんが。

なんか話しが横にそれてしまいましたが、この本を読んでて感じたのは、「まずは1つのものを深く勉強しないと」という単純なことでした。

私は大前氏の支持者(私は昨年から都民なので、青島幸男が当選した時の選挙には投票していませんが)でして、彼の政策立案力や国際的視野を自分の目標ともしています。
他の多数の著書にも見られるような広く深い見識をこの本でも見せつけられましたが、それと同時に「そこにはすぐに到達できない。足元をもっと見据えないと」という至極当たり前のことが頭に浮かんでました。

一斉に全ての細かく深いところまで突き詰めるのは無理だろうと。
何でもかんでも首を突っ込んでいくと、結局何一つ満足にはモノに出来ないんじゃないかと。
それよりは、他にも目を向けながらメインの1つのことを突き詰めていく努力をして自分の軸をつくること。そして、その軸を少しずつ増やしていくようにしようと。

すぐに真上を見たがる悪い癖がまた出始めていたことに気づけた休みでした。
また明日からコツコツと目の前のことに取り組んでいこうと思います。


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