■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2004年07月08日(木) むち打ち

今日の夕方のニュース
小松空港の滑走路で飛行機が急停車して
何人かが首に痛みを訴えたと

センセのところに運ばれたんか?^_^;


::::::: 『心はなぜ腰痛を選ぶのか』 :::::::
(The Mindbody Prescription)
I・E・サーノ 著 長谷川淳史 監訳 浅田仁子 訳


ある記事がわたしの目を引いた。これはむち打ち症もTMSだとする説の確証となる。一九九六年五月七日付け「ニューヨーク・タイムズ」紙の医科学面に載った記事で、タイトルは「慢性むち打ち症が賠償されない国(疾患自体しらない国)」だった。

この記事を書いた記者はイギリスの医学雑誌『ランンセットLancet』から論文を引用し、「リトアニアでむち打ち症と「いう病名が人の口に上がることはない。一方、ノルウェーでは同疾患が流行伝染病のような猛威をふるっている」と報告している。

記事によると、ノルウェーのトロンヘイムにある大学病院の神経科医で、研究チームリーダーと見られるハーラル・シュラーダー博士はその論文の中で、「ノルウェーでは慢性むち打ち症が爆発的に蔓延し、人口420万人の国で7万件の報告があり、患者はむち打ちのせいで慢性的な障害を負うことになったと訴えている」とし、途中、「これは集団ヒステリーだ」と論じたという。

博士とそのチームはリトアニアの出向き、この国ではむち打ち症という疾患そのものが知られていないという事実を確認し、発表したとのこと。

これは、むち打ち症が心因性であることの裏づけになる。ノルウェーの医師チームはTMSの存在に気づいていないため、発症の動機は、有無の定かではない外傷を償ってもらいたいと思う欲求だと結論した。

これは第二時疾患利得といわれるものである。話がややこしくなるのは、こうした患者の痛みは本物だという点だ。お金が欲しくて仮病を使っているわけではない。病名はTMSである。しかしながら、患者も医師もこの疾患の本質を知らないため、医師は患者が嘘をついていると大げさに言い立てているなどと思い、患者はそれに憤る。

『ニューヨーク・タイムズ』紙は続けて、この研究結果がノルウェーで公にされたとき、むち打ち症患者組織のリーダーは研究責任者を訴えるとすごんだと伝えている。無理もない話だ。

この記事は心身症のもつ「社会的感染力」も明らかにしている。人々は無意識のうちに、現在流行中の症状で、医師に本物の身体疾患だと思ってもらるものを選択する。

これが、今日の西洋社会の大半に頸部痛や腰痛が蔓延している理由である。

これはなかなか難儀な国民的健康問題である。医療の専門家も患者も疾患の本質を知らないからだ。権威ある医学界が心によって身体症状を引き起こされるという見解に注目しないかぎり、この問題はいつまでも解決されないだろう。


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ここ読んでいて「ん?」と思ったのですが・・・
あったあった!
以前、センセから頂いた『The BackLetter』に載っていた記事
興味深かったので日記に転載したのでした
これ↓

『慢性むち打ち症候群』




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