友達に貸していた本が返ってきたので もう一度ゆっくり読み返しています
::::: 『心はなぜ腰痛を選ぶのか』 ::::: 20世紀も終わろうとしている現在、身体医学的にも精神医学的にも、抑圧された無意識の感情が身体症状を引き起こしていると考える医師はほとんどいない。精神分析医だけは臨床医としていまだにこの概念を捨てずにいるが、精神医学界や一般的な医学会にたいする彼らの影響は限られたものでしかない。身体医学の世界でこの概念を支持する専門医は皆無といっていいくらいだ。
(ケイしゃんはひとり知っているけど・・・)
患者の病歴を聴取するとき、医師は手順どおりに過去に経験した疾患や症状、現在かかっている疾病や症状について訊ねる。
(以前行ってた整形で聞かれたことは「昔大きな事故に遭いましたか?」だけ)
私は痛みを訴える患者の88%に、胸焼けや胃潰瘍の前駆症状、裂孔ヘルニア、大腸炎、痙攣性大腸、過敏性大腸症候群といった軽度の胃腸障害のほか、緊張性頭痛、片頭痛、湿疹、頻尿など、緊張が原因で生じる症状の病歴があることに気づいた。
(聞かなければ、気づきようがないよね)
こうしたことから必然的に、背腰部の筋肉の痛みはは感情によって引き起こされる身体症状と同類だと仮定するにいたった。そして、この仮説を検証するために「あなたの痛みは”緊張”からくるものだと考えられます」と患者に伝えて観察すると、驚いたことに、この診断を受け入れた患者は回復したのである。診断を受け入れなかった患者の症状には変化がみられなかった。
(ストレスの話+トリガーポイントブロックで痛みを取る=センセの治療)
当時、患者に「”緊張”が痛みの原因だと思います」と伝えるのはなかなか難しかった。医師という医師がこの考え方を馬鹿にした。
(そういえば最近、ネット上でそんなことあったね)
身体症状を「心の問題」のせいにされれば、侮辱されたと思うのが普通の反応だ。わたしがこの軽蔑的ニュアンスのある「心の問題」という言い方だけは、何としても避けていた。
(特に年配の方への説明は難しいとおっしゃってたわ)
もっとも患者自身はよく使っていたようだが。ともあれ、ときには緊張と痛みの関係について満足のいく説明ができることもあったが、わたし自身が精神力学についてよく理解できない事もあって立ち往生することもあった。
(いろいろな患者さんがいらっしゃいますもんね)
そういうときは、TMS患者に共通する性格特性について話し、なぜそういう性格や緊張や不安につながるのかという話をした。さらに、こうした不安は感情をして現れるのではなく、身体症状として現れ、仕事熱心な人、まじめで責任感が強く、神経質、完全主義の人がこのTMSにかかりやすいという説明をした。
(説明にはいつも時間をかけていっらしゃる)
緊張とは何かを臨床的に定義づけることはできなかったが、この言葉が患者にいちばんわかりやすかった。心理的問題とか情緒的問題という表現も、患者自身に何か妙なところがあると言っているようで適切ではなかった。心身症(サイコソマティック)という言葉も、痛みのはそう思っているだけで本物ではないという意味に取られることが多いため、避けた。
(心身症の意味を取り違えている方は多いと思う)
こういう困難な状況ではあったが、それでもTMSの診断を下し続けると、治癒率は大幅に上がり始めた。
(これも同じだ!)
やがて、この疾患の本質が理解できたと思えるようになり、改善する患者と改善しない患者を正確に予測できるようになった。
(予知能力が備わったかは不明^-^;)
:::::::::::::::::::::::: この本の著者であるサーノ博士と 私の主治医の整形外科医は 患者に対するアプローチが そっくりだとわかりました 名前も似てる ジョン(John)とジュン(淳) ここにもあった・・シンクロニシティ
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