「 苦にする 」 酷く気にして思い悩む
辞書を引くとこうあります
::::::::::『 こだわりを捨てる 』::::::::::: ひろ さちや 著
いったい「 苦 」とは何か?
じつは 「 苦 」はサンスクリット語で 「 ドゥフカ(duhkha) 」といって
原義は ― 思うがままにならないこと ― です
それを漢訳仏典は 「 苦 」 と訳したのです
そうだとすれば よくわかりますね
老いることは わたしたちの思うがままにならないことです
早く老いたいとおもって駄目 もう老いるのはよそう と思っても駄目です
病気もそうです
病気になりたくないと思っても 早く病気を治そうとしても われわれの意のままになりません
死にたくないと思っても 死なねばなりません
死は 人間の思うがままにならないものです
ところが われわれは
これら思うがままにならないことを 思うがままにしたいと考えます
そのとき「 苦 」になるのです
『思うがままにならないことを 思うがままにしようとすること』
なんです
わたしたちは勝手に 「 苦 」 にしているのです
では どうすればよろしいか・・・? 話は簡単です
わたしたちは勝手に 「 苦 」 にしているのだから
― 「苦」にするな! ―
ということになります
それが大乗仏教の教え すなわち 『般若心経』の教えです
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「 苦にする 」 思うがままにならないことを 思うがままにしようとすること
「 苦にするな 」 思うがままにならないとことを 思うがままにしようとしないこと
苦になるんだよね(^-^;
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