■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2003年05月19日(月) 整形外科医

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はじめまして、○○と申します。
ちいさなビルの二階で開業を始めた整形外科の医者です。
整形外科医としてのキャリアが22年を越えてからという、開業医としては、やや遅めのスタートだったと思います。

大病院あるいは大学病院という、いわば狼の皮を脱いで、等身大の自分を自分の行う診療のなかでまいにち、まいにち思い知る日々です。

わたしが専門領域のなかでいかに小さな領域で生きてきたか、考えると恥ずかしくなります。

そのような思いで、あらためて実地医療につくされている先生方の知恵をいただきたいと思い、ひまがあれば、さまざまな方法で知識経験を吸収しなおしています。

そのような、気持ちで検索していました。

整形外科医のホームページの中で真摯に症状を考え、その治療に努力されている先生の姿が目に浮かぶようで、しみじみ感動いたしたわけです。

幾度か先生の記述を読ませていただきました。
大ナタならぬ、メスを振り回してカンファレンスでMRIや造影検査の結果をこれ見よがしに診断根拠にして、手術をしてきた自分自身を省みます。

わたしが意識的無意識的に患者のセレクションをして、自分の要る場所で都合の良い症状に、有利な治療法をもって根拠無き自信を抱いて治療していたのに気づきました。

そのような、思い込みがあった。

それは、本来の正しい医師の姿をすべて引きくるめていえるような認識ではなかった。
そのことをわたしは、開業し、まいにち患者さんと対面して、思い知らされます。

わたしは医師としてやっと片目が開いたかと思います。

自分が整形外科医として行っていた治療というものの視野の狭さ、領域の狭さに気づいた、それだけでも、大いなる収穫と思いました。

そして、加茂先生のような大先輩がおられること、権威をもって教え授けるというのではなく
諭し悟らせる、そういう先生の一行、一文に心底感じ入ったのです。

わたしの蒙を啓いていただいた喜び、そのお礼までにメールを送らせていただいたのでした。
先生の御存在を知ったこと、それが大変うれしかったのです。

どうも、ありがとうございました。

開業してから日々、自分に正直になっていくこと、まいにちまいにち起きるわたしを困らせるようなできごとや患者さんたち、そういうことを学びながら、やっとわたしは大学流医学教育の頚城から巣立ち、諸先輩の経験、知恵に素直に耳を傾け一人前になって行きたいと思います。

そうした日々が大変に充実し、いままでになく楽しく感じます。
これからも、なにかありましたらよろしくご指導のほどお願いいたします。
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これは、ある整形外科医から(~0_0~)センセに届いたメールです。
センセのPCから何故かうまく返信できなくて、、、

私が仲介したので、ケイしゃんのPCに届いたの(^-^)ゞ





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