佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2012年07月15日(日) 竜太朗朗読会(第一回)@高田馬場ESP(7/10)とか

ごきげんよう、みなさま。
遅ればせながら太朗さん朗読会のレポをざっくりとしてみます。

この日は地方の友達も参加だったので、昼頃東京駅で待ち合わせて我が家に泊めて2日間遊びまくる、というプランでした。
しかし前回書いた通り、私は前週にひどい風邪をひいてしまいまだ完治していなかったため、無理はせずにまったりと、、、ということに相成りました。申し訳なかった。でも彼女も仕事が忙しくて下調べする暇もなく、「神保町に行きたい」以外ノープランでしたが。

というわけで、落ち合ってすぐ神保町に行き、適当に物色しつつ喫茶店で休憩、、、してたら時間がなくなって慌てて高田馬場に向かったのでした。彼女とライブ等に行く場合いつもこんなバタバタ…しかも迷ったうえ私は思いっきり建物前を通り過ぎて係員に呼び戻される、という始末。
結局、2人とも整理番号は50番台だったにも関わらず、開演時間数分前にぎりぎり最後列に飛び込んだのでした。思いの外広い会場で、しかも客パンパンでびっくりしたよ!

で、なんとか落ち着いて開演を待っていたら、下手の後方がざわざわしまして。何だろう、と思ったら。

後ろのPA席に明くん登場(笑)

どうやら会場の扉を使わないと出入りできないらしく、皆が入ってきた扉から客を掻き分けてPA席に入った模様。近い人たちしか気付いていなかったと思いますが、当然みんながわいわい見るので「いやいや」みたいに挨拶しておりました。私たちは最後列中央あたりにおりましたので、振り向けば下手後ろに明くん、て状況でした。
この時点では、見に来たの?え?と思っておりましたが、朗読に合わせていかにも明作曲っぽいBGMが流れたので、あーこのためにかー!と納得しました。
彼はスタッフっぽくちゃっかりプラのツアーTシャツ着用でしたが、ひょっとして「めんどくさいからこれで」となったのかもしれん(失礼

そんな中、きっちりヘアメイクに衣装(ざっくりニットにカットソー)の太朗さんがふらーっと登場して朗読会がスタートしました。
ステージには薄い膜が貼られた一角があり、そこにアンティークなランプがあって、そこに座って太朗さんが朗読。後ろのスクリーンにはイメージ映像が流れ(ライブスタッフが作ったらしく、ライブで流れるのと近いテイスト)朗読に合わせた明曲が流れ、という内容でした。
タイトル通り、「くちづけ」とHide and seek曲(たぶん全部)の歌詞を朗読する、という内容でした。

えー、正直に感想を書きますと。
私たちにとっては、とっても「予想通り」な感じでした。慣れた人でもないから基本的に棒読みで、でもやっぱり長年やってる唄うたいだけあって言葉はちゃんとしていて。そして途中からだんだん「のってきた」感じになってきた!ていう。
いろんな意味で、こんな感じだろうなーと予想してた通りで、私たちとしては満足でした。
でも、私と友達は、昔っから色々なイベントを行ってますし、朗読ってものにも割と慣れているのですが(それもあって予想できた)おそらく参加したファンの大半は慣れていないと思われるので、途中から、前の方が「だれてきた」なあと感じられて、若干はらはらしました。特に今回スタンディングだったし。座ってまったり聴けたら良かったんだろうけれど。
ライブみたいなテンションで行っちゃうと、ひたすらお互いに動かないままなので、やっぱり辛かったかな、と思います。しかも、本人は幕の向こうで後ろ向いてるんだもんな。恥ずかしいんだろうけれど。
まあ、初の試みでしたしね。

しかし、最新シングルとデビューアルバムとを朗読されて、感じたんですけれど。
歌詞として曲に乗ってるのと朗読とは、当たり前だけど伝わり方が全然違うのですが、「朗読」って形でやるなら、昔の曲の方が断然いいなあって思いました。
彼も当然「歌詞を書く」ということが上手くなってこなれていってて、なので「曲にのる歌詞」としては当然最近の方が洗練されているんですけれど、古い曲はこなれていないぶん、ストーリーがはっきりあるというか。Hide and seekが一番向いてるのかなあって思いました。
これ、「第一回」と銘打っているということは、2回3回と続ける予定なのかなーと思いますけれどね。うーん、、、次もしパペットショウをやるなら、少なくとも棒読みじゃちょっとねえ(^^;)と友達と話した。モノフォビアとか3月5日とか、いっそ転げ回る勢いで朗読して欲しいのだが。

一番印象に残ったのは、トランスオレンジでした。あれって、曲はとってもエバーグリーンでかわいいんですけれど、歌詞だけ聴いたら実はすごい鬱だよな!と再認識。これとか絶望の丘とか、曲のかわいらしさで鬱々した毒をカムフラージュしてる好例だなーと。今更ながら。
そして、そもそも歌詞をあまりにも覚えていない自分にびっくり。ねじまきノイローゼなんて「そんな歌詞だったのか!」てびっくりしながら聴いてたわ、、、(ダメダメ)

正味30分くらいで朗読会は終了。7時半過ぎには終わってました。
しかしそこから退場、だったのですけれど、最後に太朗さんが明くんがPA席にいることを告げたのもありまして、みんな明くんの前から動かない動かない(笑)。私たちは更に奥の場所にいたうえ荷物が多くて出るに出れず、皆さんが引くのを待ってたのですが、まー動かない動かない(笑)
明くんも何度も「もーお前ら帰れ!」みたいにジェスチャーしてましたが、全然人が引かないので、仕方なくいったんみんなを掻き分けてドアから退場して行かれました。それでやっと人が出て行ったので、私たちも続いて帰りました。
でもまあ、目の前にメンバーがいたらそりゃみんな帰らないよなあ、と思いました。竜太朗独演会だろうと、みんなプラってバンドのファンなんだから。

そういや私たち、朗読会の前に神保町で古本を買ったので、私はオスカー・ワイルドを、友達は道化師の歴史についての本を、それぞれ抱えて朗読を聴いていたのでした(笑)。狙ったわけじゃないけど、妙におかしい。
いやーでも面白かったねーと、友達と2人満足して新宿まで移動し、ご飯してから私の家に帰りました。楽しかったです。

ちなみに翌日は、ジョニー・デップファンの彼女の希望で映画「ダークシャドウ」を見ました。ストーリーは、テレビシリーズを2時間にまとめた「駆け足感」はありましたが全体的に面白かったです。映像の美しさは当然だったし。
あと、女性陣が美人ぞろいでそれでかなり満足でした私たち。とにかく悪役の魔女がすっげー美人!もうくっついちゃいなよジョニー!みたいな。そして私はミシェル・ファイファーとクロエ・モレッツがすごく好きなんですが、その親子もすごい良かった。比べるとヒロイン(だよな?)が印象薄かったですが。

そんなこんなで病み上がりながら「朗読と白塗り」の2日間を堪能したのでした。
あ、今は風邪はほぼ完治しております。

拍手くださった方、ありがとうございました!

ぽち。


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佐山葉月 [MAIL]