2006年03月04日(土)
「送金指示メール」問題で引責辞任した野田佳彦国会対策委員長の後任に、渡部恒三・元衆院副議長が正式決定しました。
勉強不足の私、このニュースを聞いた時に、「渡部恒三って民主党だったんだぁ〜」って思ってしまいました。 何故か、自民党のイメージが強かったんですね。
普通、私たちの日常生活においても、PTAなどの役員決めは、中々すんなり決まらないものですが、この民主党の人事も、とても難航しました。
最初前原代表は、前原代表に近い菅直人・元代表、高木義明副代表らに打診しましたが、皆名相次いで固辞しました。 小沢一郎前副代表や横路孝弘衆院副議長のグループはさらに非協力的。 メール問題をきっかけに国会運営を巡って与党からの攻勢が強まる中で、党内には「この状況で国対委員長になるのは、火中のクリを拾うようなものだ」という思いが強く、「○○さんの方が適任だ」って逃げていたようです。
前原代表、再び鳩山幹事長に一任しちゃいました。 鳩山幹事長もかなり苦労したようですが、渡部議員に 「もし引き受けてくれなかったら、幹事長を辞める」と迫り、 渡部議員も鳩山幹事長が幹事長を辞めないことを条件に引き受けました。
だけど、あまりにもふがいなくて情けない気がします。 皆、前原代表や執行部を批判したり、自分のことを考えるばかりで、結党以来の危機に瀕しているのに、立ち向かおうとしないのですからね。 これでは、とても民主党に政権担当能力があるとは思えません。
「4点セット」で政府、与党を追い込む筈だったのに、わずか半月で、自民、民主両党を取り巻く状況は完全に逆転してしまいました。
一番ホッとしているのは・・・勿論小泉首相でしょう。
|