戯言。
2004年12月04日(土)  狙われる跡べー。

「....決めた」
「ん?何か言ったか仁王」
「ああ。次は、あいつだ」
「あいつ....って氷帝の跡部じゃん!ってか男だぜ?」
「男も女も無いだろ、別嬪さんには違いない」
「まあ確かに顔だけはいいって認めるけど、性格に難ありまくりじゃねえ?」
「それがいいんだよ。見てみんしゃい、あの顔が屈辱に染まって青い瞳が涙流したら綺麗だと思わないか?」
「確かにそうかもしれませんね」
「だろ?さて、まずはどうするか....」
「うわ、完全にいってるし....っておい柳生、止めろよ!」
「ああなった仁王くんは僕にも止められませんよ」
「でも....」
「狙われる跡部くんには気の毒な話ですが、氷帝の戦力を削ることにもなりますからね」
「....お前も相当酷くね?」
「....何か?」
「いや、何でもねえよ....なあジャッカル?」
「..................俺に振るなよ」

「....誰だ?」
「立海大の真田だ。携帯の番号は手塚に教えてもらった」
「へーえ。で、立海大の副部長さんが俺様に何の用だ?」
「ああ、今のうちに謝っておこうと思ってな」
「謝る?何の話だ?」
「....近々、うちの部員が迷惑をかけるかもしれない」
「は?」
「仁王には気をつけろ。すまん、俺にはこれしか言えない」
「何言ってんだテメエ....訳わかんねぇぞ。」
「詳しいことは言えん。というか奴がどう出るかは俺にも分からない」
「テメエに分からねぇことが俺に分かるかよ」
「悪いな、とにかく奴には気をつけろ。では失礼する」
「おい待ち....チッ、切りやがったか」

「どうした?跡部」
「ああ、立海大の真田から電話がきて[仁王には気をつけろ]とか言って速攻切りやがった」
「なんだそれ?」
「俺にも分からねぇよ。だいたい誰だよ、仁王って」
「仁王って....ダブルスに出てる奴だろ?詐欺師とか言われてる奴」
「知らねえな。ま、俺様に喧嘩売るたぁいい度胸してんじゃねえの」
「ったく....とにかく気をつけろ、って言われたってことは仁王に狙われてんだろ?理由は知んねえけど」
「そうらしいな」
「やっぱ怨恨?」
「知るかよ。だいたいこっちは顔も知らねえっつの」
「ふーん。とにかく敵の顔だけでも確認しといたらどうだ?確か部室のどっかにビデオあったと思うぜ?」
「チッ、面倒くせぇな....テメエも付き合え、宍戸」
「はいはい。んじゃとりあえず学校行くか」
「ああ、悪いな。....ったく、何だってんだ」

*****

このネタはフィクションです(当然だ
そして言うまでもないけどワタシは跡宍スキーです。
でも今日に限って仁王が暴走しやがった為、謎な展開に。アタマ沸きすぎ。
そりゃね、以前仁王→跡べーはアリとかほざいた記憶はあるが、仁王がこんなキャラになるとは思ってなかったし。
ていうか跡べーが次なら前は誰だったの!(笑
ちなみに序盤、仁王とメインで話してるのはブン太だったりする。
意外と常識人なのではないかと思うのだ、食い物関係をのぞけば(笑
で、仁王の野望を知ったサナーダはとりあえず詫びだけ入れておくことにしたらしい。
ワタシの脳内仁王はキレたら真田だろうが柳だろうが、幸村だって敵いやしない奴だと思ってるので。
そんな事情を全く知らず、呑気に宍戸さんとビデオ観賞会してる跡べー。
大丈夫、キミには宍戸さんがいるからな!
.......................ていうか続きは無いよきっと。


back  next  index  mail  homepage