戯言。
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2004年05月22日(土) やるじゃねぇのルノー....
題名と本文は特に関係は無い。
問題は予選4番手の赤い車な訳だが、まあ奴ならなんとかしてくれるだろう。
明日になりゃ分かるさ。
にしても速いなルノー....あとハンガロリンクも要注意だな。
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何故こんなことになったのだろうか。
数え切れぬほど拭った口元を更にもう一度拭いながら、宍戸亮は困っていた。
ことの始まりは昼休み。
女子に呼び出され、告白された。
跡部や忍足ほどではないが、男前揃いの氷帝テニス部でしかもレギュラー、宍戸もそれなりに人気がある。
だが何度経験しても告白されるのには慣れることが出来ない。
好きでもない相手と付き合うことは出来ない、でも断って泣かれるのも困る。
それでも毎回律儀に呼び出しに応じてしまう辺りが人の良さを表している、というのは自分に懐いている後輩の弁だ。
今回も仕方なく呼び出しに応じ、申し訳なく思いはしつつ断りを入れた。
いつも通りに。
だが、今回の相手は一味違っていた。
「断られるのは分かっていたけれど、せめて一度で良いからキスして欲しい」
そう言われた瞬間、目の前が真っ白になった。
こういうのは好きな相手とするもんだろ....って俺か。
でも俺は違うし、ってことは良くないよな....たぶん。
自問自答しつつ固まる宍戸に痺れを切らしたのか、気付くと女生徒の顔がすぐ目の前に迫ってきていた。
「ちょっ....!」
慌てて飛び退き事無きを得たが、相手にとっては完全なる拒絶。
予想通りその場で泣き崩れる彼女をなんとか宥めすかして教室まで送り届けたのだが、その途中ですれ違った生徒達には白い目で見られ、挙句の果てには女生徒の友人には人でなし、とでも言いたげに睨まれた。
それをため息混じりに愚痴っていたのだが、如何せん相手が悪かった。
「キスくらいしてやれや宍戸。男が唇の一つや二つでごちゃごちゃ言うなや」
そう言いつつ「じゃあ早速練習しよか」と近づいてきた丸眼鏡。
突然のことに硬直してしまい、見事に唇を奪われた。
勿論その直後に思いっきり殴って逃げはしたのだが、全身に鳥肌がたち、寒気すら覚える。
初めてじゃなかっただけマシ....なのだろうか。
見事にあわ立った腕をさすりながら、何度も何度も唇を拭った。
「何やってんだ、宍戸」
後ろからかけられた声、それは今いちばん聞きたくない声だった。
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跡宍馴れ初め?話書き出し〜
前考えてたのとはガラリと変わった設定。
こうやって見てると中学時代に跡宍になってても問題無いかも。
寧ろその方がネタ出す側としては楽だなぁ....駄目じゃん。
で、続き............オチ以外未定(爆
そのオチすら今後の跡部様と宍戸さんの動きにより変わりそうだが。
ちょっと気になることがあったので昨日のぶんに追記する予定。