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■ 鶏肉消費量は精神状態のバロメーター
帰宅後、狂ったように鶏のポン酢がけを食べている。 去年の6月に同じような状態に陥っていた。激しく既視感。おそろしく病み病みのあのころは、ホントウに鶏ばかり食べていた。 鬱々するようなできごともとくになかったはずなんだけど。悲しくなるほど些細なことで妙にへこんだつもりになる心の体質はどうにかならないものか。
なんかもう働き過ぎ。いいんだお金になるから。行きたかったイベントもビンボウのせいで断念し、その分稼いでいた。代打要員はホントウに重宝される、その便利屋的スタンスを確立してここで生き延びていこうか。 仕事も人間関係も笑顔が命。相手の心グッと掴んで半径5m圏内を俺色に染め上げろ。 怒涛の団体3連発、同時多発的襲来にもめげずにマイクとカメラを軽妙に捌けば拍手喝采。しかしカメラの電池もペンのインクも切れてあたしの頭まで切れそうだった、そんな21時の河原町三条。 2万円分の両替にも快く対応、ようこそ生まれ変わった諭吉さん。いつまでたってもエレベーターをエベレーターと言っちゃう新人さんには心からの微笑みを。開いてる棚扉に何度頭をぶつけてもめげたりしない。 同期のあの子とイベントを奪い合い、照明落ちてCDかかったらそこはもう一人舞台。みんなあたしのコトバに耳を傾けろ、そして大いに盛り上がってくれ。あぁっだから勝手に放るな、秩序が乱れるだろうが! そんなテンパリいじられキャラを確立しつつある今日この頃。おかげであだ名が2つに増えた。夕方はぴーちゃん、夜中はぬらりひょん(略してぬらり)。自分のキャラは同じだというのに、、この違いは一体どこからくるのか。かわいさと不気味さを併せ持っているというのか。あぁ怖ろしや。 そしてこの文章のテンションはなんなのか。
もうなんでもいいや。言いたいこと言っとけ。 わりと仲良くしてたバイトの男の子に半絶好宣言されても気にしない。調子に乗ってたらあんたそのうち痛い目見るよ、と言ってやりたい。そんな性格の悪い子がここにいる。 まぁいいや、仕事中に話しかけられるのホンマにうっといねん、そういうの嫌やって前から言ってるやんか。「もう話しかけない」とか言われてせいせいしてるくらいやねん。仕事に影響でない程度に放置だ放置。二度とごはんなんか一緒に行くものか。風邪ひいたって忙しくたって代打なんか買って出てやるものか。 あたしの心狭いのはわかってますが、もっとせいせい喋れる子と仲良くしたらいいんよ。サークルノリで楽しめる子と楽しく働けば、客の前で明らかにプライベートな話題持ち出しても平気な子と仲良くすれば。いいじゃないの。 それからビミョウな勘違いしてるならさっさと目を覚ましてよ、あたしあんたを好きなわけじゃないんだから。周りにどうなのとか訊かれてもホントだるいんで。ネタを本気にする子だとでも思ってたなら認識改めてよ、あたしそんなに言うほど軽々しい女じゃないよ。あたしはあんたのなんでもないんだよ。
あぁ、ちょっとすっきりした。
暮らしのゆとりは心のゆとり、コレ忘れちゃいけない基本的事項。その逆も然り。今のあたしが持てているかはわからない、でも余裕を持ちたいと思えることがまだその先へつながっていく。 しかし最早なにがあたしの余裕なのかがわからない。何かを思えることが余裕というなら、今のあたしは余裕といっぱいいっぱいが表裏一体なのだから。 なにしろ頭に浮かんでくるのは、鶏ポン酢とスイーツとあの人のことばかり。好きなものしかないやん。でもどれも切なさと紙一重。なんと哀しくも幸せな現実。 返事は期待しちゃいけないと自分に言い聞かせて送ったメール、送信後1分という超音速で返ってきた。素っ気ないほんの一言、それだけで昇天できるこのおめでたい脳みそと同じレヴェルで単純な神経はどこで手に入れようか。 てか、専用着メロ設定しちゃった痛い子がここにいる。おまえたいがいにしとけよ、というツッコミをいただきたい。いや、やっぱりいただきたくない。 ともかくなにもかも、先へつなげることだ。もう寝よう。 明日もきっと、鶏を食べながらあの人を想う。なんだかロマンチックのかけらもないけれど、今のあたしには鶏が必要なんだ。
2004年11月20日(土)
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