ミドルエイジのビジネスマン
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白いネットのハンモックはゆっくりと左右に揺れる。 少し冷たくなってきた風が、背中をなでていく。 庭先の木に停まったトンボはライバルを追い散らして、また自分の枝にもどる。 鳥の巣箱を自分の家にしてしまったアマガエルは入り口の丸い穴に座ったまま身動き一つしない。 高い青空に、薄く雲がたなびく。 傾き始めたお日様が、遠くの森に夕暮れの淡い色を付けようとしている。
のんびりした秋の5連休が終わるのだ。敬老の日という認識も、秋分の日という実感も連休という強いインパクトの中に埋没した。
休み中にやったことは飾り柱のペンキ塗り。テレビのワイヤレスヘッドホンの買い替え。お昼のビール。仕事で1日オフィスに出社。
休みの直前に判明した締切りのある仕事がなければ、もっと優雅だったに違いないが。
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