ミドルエイジのビジネスマン
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2009年08月02日(日) 旧友にゴルフクラブを借りる

また、その気になったときに中古のセットを買えばいいやと、ゴルフクラブは捨ててしまったのだが、昔の仲間が再びゴルフコンペに誘ってくれたのでどうしようかと迷っていた。一旦は、今回は見送りと思ったのだが、出張で東京に来た仲間と飲んでいるうちに、「地元の祭とぶつかって、出られない俺のクラブを貸してやるから」と言われ、酔いに任せたノリで借りることになった。

プレーの前の日に旧友の家まで車で借りに行き、翌日、返しに行った。祭りのクライマックスを見ることはなく、近所の神社の柱に白布が巻きかけになっていたのに気がついた。返しにいった時には、鮮やかな祭り半纏が庭に干してあって、この家に若者のいる活気を感じさせた。祭りの前の気ぜわしさと終わった後のけだるさに闖入することとなった。

実家に泊めてもらった。老いた母は東京から来た息子のことを分かっているのかいないのか、問われればニコニコと笑うばかりであった。ともすれば、横になって休む母が元に戻ることは、もうない。兄嫁にしっかりと介護され、週に何度かは迎えのバスで施設に向かい、お風呂に入れてもらうという。手は血色も良く綺麗だった。手を撫でただけで、大切にしてもらっているのがわかった。


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