ミドルエイジのビジネスマン
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2007年12月09日(日) 社長にスカウトされた後輩

年の離れた後輩が会社に訪ねてきた。外資系の金融機関に勤めていたと思ったのだが、大きな事業会社に金融商品の紹介や資金調達の提案を継続的にしているうちに、「お宅の商品は要らないがあなたが欲しい」と言われたそうだ。本人は、その会社が新しいことを始める子会社を作るので、社長として来てくれという「カウンターオファー」が来たと表現していた。

真面目に仕事をしていれば誰にでもこのようなチャンスが巡って来るという訳ではあるまいが、世の中には、そんなこともあるのだと感心した。もう、2年くらい社長をやっており、移り変わりの激しい古巣の業界に疎くなったので、新規事業で必要になったことの確認をするために訪ねて来たそうだ。

「職業としての経営者」という言葉があるそうだ。多くの場合、別に大株主のオーナーがいて、経営を任せられる人のことだ。社長として一生懸命働いているうちに経営者のノウハウが自然に身につき、もし仮に次の職場に移る事があったとしても、この勉強熱心な若い社長が「営業課長」として転職することはおそらく二度とないだろう。


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