気を揉ませたBMWは3日間の入院で快復した。メーターの不調は車載コンピュータのソフトの不調(?)ということで、プログラムを再インストールすることで直ったそうだ。他にも3日で3分遅れるデジタル時計や車が揺れると後部から聞こえてくるキュッキュッとスプリングの鳴るような音など、日頃から気になっていた箇所も直してもらった。定期点検もしてもらったので、また新車のような調子の良さだ。3日間は代車を出してもらったのだが、それは四角のドアミラーが付いた11年前の紺色のBMWだった。塗装は色褪せ、ヘッドライトのカバーは曇っていた。ただし、足廻りは抜群だし、道路の窪みに落ちても頑丈なボディはミシッとゆがんだりしない。11年乗ってもこれくらいの状態なら、家の車も10年乗ったとしてコンデションの許容範囲かなあと、クラッシックカーの趣も出てきた車を運転しながら思った。