ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2007年10月21日(日) 成功した役員の再出発

数年前に、まだ小さかった会社を経営陣の一人として上場企業まで育てた人から、都下の小さな会社に移るという挨拶状をいただいた。あれまあ、社長と喧嘩でもしたのか聞いてみよう、と会ってみると3人目の赤ちゃんができたところに、身内のやっている会社から来てもらいたいという話が起きて、再出発することになったという。その会社、資本金は小さいのに桁違いの純資産があって、財務状態は良好らしい。

会社が家の近くにあるので、自分でお子さんを幼稚園に送ってから行くというような生活ができるという。都心のど真ん中で役員をするという働き方とは、全く違う生活になったようだが、そのような選択ができることも羨ましい限りだ。能力のある人が誠実な生き方をしているうちに人との縁が深まり、良い話も向こうから飛び込んでくる。家族との絆も強くなって、公私共に益々充実するという最近にないハッピーな物語であった。

いずれ社長になるであろう経営者一族の若者と将来像を語り合っているとのことだったが、自分の存在意義をアピールしようと改革を急いではなるまい。自社の経営陣の世代交代と顧客サイドの世代交代のタイミングを見計らって行動を起こすことが重要なポイントになると、良く理解しているようであった。次の展開の話を聞くのが楽しみだ。


MailHomePage