ミドルエイジのビジネスマン
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2006年09月10日(日) 六本木ヒルズ探訪

元若者が六本木ヒルズの会社に居るというので、押しかけて中を見せてもらった。受付からして六本木ヒルズ、若々しく賢そうなお姉さんが軽やかに迎えてくれた。

軽量の白い椅子に座って待っていると、周りでは20代と思(おぼ)しき若者たちが真剣に商談をしている。おじさんがひとりもいない。こんなに沢山の若者同士が話をしている情景を見たことがない。まるで、学生がみんなで劇をしているようだ。迎えに出てきた元若者に向かって、思わず「なんか、ウソっぽいねえ」と正直な感想を述べてしまった。

避難誘導用なのか、単なるアクセントなのか、廊下の床に青い灯りが点々と点いている。オフィスの中はほとんどガラス張り。沢山の社員が仕事をしていても、やはり、おじさんがほとんどおらず、落ち着かないことこの上ない。

会社の見晴らしの良い食堂にも案内してもらった。講堂ほどもある食堂はやはりテーブルやカウンターが白で、窓際が曲面になっている。見本として出ていた焼魚定食が却って現実感を失って居心地が悪そうだった。

挨拶も早々、早めのランチに毛利庭園に面しているイタリアンでピザを食べることにした。サラダや前菜を自分で取って、軽く食べながら焼きあがるのを待つという趣向だ。やっと少し落ち着いて何気なく斜め上を見ると、中二階のガラス越しに若奥様たちが、赤ワインを満たした大きなワイングラスで乾杯しているではないか。おお、あれがうわさのセレブな奥様方だ。という訳で、VIPルームのセレブな若奥様方に見下ろされながら、ピザを食べてきたのだった。

ちなみに元若者は小さい所帯ながら部長を張っているので、チームの一体化に心を砕いているということなど言っていたような気がするが、こちらは気が動転していて、何も覚えていない。ゴメン、ごめん。

六本木ヒルズ、おじさんの平常心を失わせる若者の天国だ。


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